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真っ赤なドレスと純白のフランベルジュ  作者: 猫こんた


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67話 両方完備

千尋さんの説教が終わるとタコ足の少女の事になった。


「それで後ろで暇そうにしているのが言っていたタコ娘ってわけ?」

「そうだ、かわいいだろう?」

「まぁかわいいけどいつまで水に浸かってるんだ、いい加減船に上がってこい」


千尋さんはマスターに対して早く上がってこい言った。そして私たちも船に上がり港に戻っていった。


「それでこの子はどうするの?」

「できるならば連れ帰りたい。いいか?」

「体を洗えるならお願いしたいかもね」

「分かった、それで君はどう思うんだ?」


マスターはタコ娘に聞いた。


「いいけどどこに連れていくの?」

「ここではない街だ、近くに海がある」

「海……行ってみたいかも」

「それなら地上に上がってこい。君にはできるだろう」


マスターが手を差し伸べ、タコ娘は触手を伸ばしてマスターの腕をからめとり、地上に上がってきた。その容姿はおしとやかな足で服は海藻と間違えそうだった。


「やっぱり綺麗だ」

「あなたも綺麗」


その光景を見てサンはケッと何か羨ましがっていた。


「とりあえず目標は達成したというわけだね、と言う事だからホテルにいったん帰ろう。だけど普通の交通機関は使えないね」

「ああ、さすがに磯臭すぎる」

「それにそのタコ足が異質すぎるから目立つもんね……仕方ない、徒歩で帰るか」

「さてと、ここから徒歩だから数時間かかるぞー」

「大変だね、あなた」

「ギィィイ!!」


サンはタコ娘がマスターとラブラブの事に腹を立てていた。そして二時間ぐらいかけてホテルに帰ったのだった。


「ふぅ、とりあえず磯臭いし先にマスターが入って」

「僕一人でなのか……?その子と一緒に入りたいのだが」

「ダメ、男一人で入って。次に桜とタコの子、最後にドゥーロ!」


そう千尋さんが仕切ってくれ、私は最後に風呂に入ることになった。


(確かにマスターは直に海に浸かってるし仕方ないか)


そして同世代のように見える桜とタコの子が一緒に入った。


「どうして一緒に入らさせてくれないんだ……」

「おっさんと幼女一緒に風呂場にぶち込んだら何があるか分からないもの」

「そんなおっさんに見えるのか?」

「40ぐらいだね」


千尋さんはおっさんを毛嫌いしているようでどうしてもマスターの事が理性的に苦手らしい。そして二人が出てくると私が風呂に入った。


(風呂が磯臭いなぁ……まぁ洗えば臭いは落ちそうだな)


私は体を洗い、風呂に使ったのだった。


「うぃー風呂から上がりましたー」

「あったまったかい?」

「ほくほくだよ~」


タコ娘は桜が食べていたお菓子を分けてもらっている様子だった。


「そう言えばこのタコの子の名前ってあるの?」

「実験体O-002だった気がする、だが名前って言うのか分からんね」

「明らかに識別番号じゃないか……それでどういう名前を名乗りたいんだ?」


千尋さんがそう言うとタコ娘はこういった。


「水野タコって呼ばれたいかも」

「水野タコか……まぁまぁいいかもな」

「でしょ~?」


こうして私たちの仲間に水野タコが加わり、いよいよエイリアンでも仲間になりそうな雰囲気になってきたのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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