63話 保護者
強制労働施設に攻め込んだ私たちは桜と千尋さんが雑魚を片付け、その隙間を私が通っていった。
「助かる桜!千尋さん!」
「ああ!がんばってマスターを助けてこい!」
「がんばれ!」
二人が雑魚を抑えてくれているおかげで私たちは囚人が収容されている場所にたどり着いた。
「とりあえずはこの囚人たちを縛っている檻の鍵を破壊したらいいのね」
「そうだ、破壊していこう」
私たちは檻の鍵を破壊していった、するとサンがとある檻の前で足を止めた。
「……ここに居たんだ……マスター」
「サン、もしかしてマスターが居たのか?」
「うん、長かった……とても長かったよ」
サンが中を覗いている檻、そこには灰色の服を着た男の人が横たわっていた。
「今開ける!」
私が鍵を破壊するとサンが降りの中に入っていった。
「起きて!起きてってば!」
「うっ……その声は……」
マスターが起き上がるとボロボロな手のままサンの顔を掴んだ。
「サンだよな……」
「うん……マスターを助けにここまでやってきたんだ」
「そうか……助かる……」
マスターが立ち上がると周りの状況を確認し始めた。
「もしかしてここに居るのはサンの仲間なのか……?」
「うん、そうだよ」
「……とてもいい仲間だな……しかし喫茶店はどうなってるんだ?」
「この人たちに働いてもらってる」
思わずマスターは頭を叩いた。
「マジかよ……だけど働き手が増えていいのか?」
「それじゃ、急いでこの場所を抜けだそうか」
「ああ、この施設はうんざりだ」
こうして私たちは出口に向かい始め、もうすでに入り口付近には軍の死体が積み重なっていた。
「その人が喫茶店のマスターか、よろしく」
「あ……ああ」
そして私たちは必死に走って2時間ぐらいかけてホテルに戻っていったのだった。そしてマスターは周りが女子だらけで目を塞いだのだった。
「どうしてこうなったんだ……」
「マスターを助けるためにこうなったんだ」
「……わかってる、だけどこれほどまで大御所になっているとは……」
「今日は寝ようか、明日の朝これからの事について話し合おう」
こうして私たちは寝ることにした、そしてマスターを救出することが出来てとりあえずはホッとするのだった。
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