58話 剣士の特訓
夜ご飯を食べ終えた私と桜は鏡花さんがとある場所に連れて行った。
「このあたりで鍛錬をするでござる」
そこは季節外れの桜が咲き誇っていていようとしか言えない状況だった。
「これが桜……凄い綺麗だ~」
「そう言えば名前も桜でござるな。なら鍛錬をするでござるよ」
鏡花さんは刀を抜き、桜も刀を抜いた。
「では行くでござるよ」
鏡花さんは地面が割れるほどに踏み込んで桜に斬りかかった。
「おおっ、はやーい」
「おっ、もう受け止める準備が出来ているか、やってみるのだ!」
桜は片手で鏡花さんの刀を受け止めもう片方の手で鎖を操って鏡花さんの体を絡めた。
「おっと、これはもう身動きができない」
「強いんだよ~」
「この鎖って桜のレガリアなの?」
「ううん?」
鏡花さんは刀で鎖を断ち切ろうとしたが全く切れる気配が無かった。
「うーん、降参。さすがにこんな器用に戦う相手には私苦手だよ」
「えっへん」
「そうだなぁ……刀の腕はそれなりあるんだけど鎖の使い方で私より強くなるかもね」
「そういえば鏡花さんって刀の腕はどうなんです?」
「そうだなぁ~あのカカシに向かって何かしてみるよ」
鏡花さんはカカシに向かって踏み込んだ。
「四季の舞・夏!」
鏡花さんは何かの技名を言い、そしてカカシを斬りつけた。するとカカシが音を立てて爆ぜた。
「えぇ?」
「これが私の真骨頂。わかった?」
「凄いカッコイイ!!!何それ何それ!?」
桜は鏡花さんに近づき、さっきの技が一体何なのか気になっている様子だった。
「いいよ、教えてあげる。ドゥーロだっけ、あなたはそこの縁側で鍛錬の様子を見てて」
私は二人の鍛錬を見学することにした、そして桜は鏡花さんの持っている技を習得し、そこから発展させていくのだった。
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