57話 シリアルキラー
桜が美人さんのナイフを捌いている間に私たちは何者かが路地に入ってこないか見張った。
(この場所を見られれば喫茶店の営業がしづらくなる。なんとしてでも見逃したらダメだぞ)
ナイフと刀が削れる音が鳴り響き周りの人たちが徐々に路地裏を怪しみ始めた。
「これは少しまずいかな」
すると何処からか政府軍の人が走ってきた。
(まずい、桜に言わないといけないか)
「桜!今すぐそこから逃げるんだ!」
「分かった、今そっちに行くよ」
桜は鎖を使って私の元に来たが美人さんは路地裏の奥に消えていった。
「あの美人さんは一体何だったんだ……」
「多分シリアルキラーっていう奴かも」
「桜その言葉どこで知った?」
「テレビで聞いた気がする」
そして一旦喫茶店の二階に戻り、起こったことをサンに伝えた。
「あのターゲットはシリアルキラーの可能性があるのか」
「そうですね」
「分かった、依頼主にはそう伝えておく。だがあのターゲットが普通に喫茶店を利用するのか……」
「どうする?出禁にする?」
「いや、出禁にはしないが万が一喫茶店で殺人を起こされたらたまったものじゃないから気をつけないと」
サンはそう言うと私と桜にご飯を作ってくれた。
「おあがりよ」
「ありがと~」
その時玄関のドアをノックする音が聞こえ、サンが慎重にドアを開けた。
「どなたですか?」
玄関に立っていたのは鏡花さんだった。
「鏡花さん、どうしてここに?」
「ここに刀を使って戦う子供居ただろう?ちょっと一緒に鍛錬をしたくてな」
「鍛錬の誘いって事ね、桜どう思う?」
「行ってみたいけどご飯食べてから行く!」
「ご飯食べるまで待つでござるよ」
そして桜がご飯を食べ終えるまでサンと鏡花さんが話し合いをしていた。そしてここから鏡花さんが剣士として大成出来たのか知るのだった。
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