54話 銀の弾丸
帰り道を歩いている途中、明らかにヴァンパイアのチンピラと出会った。
「おおん?女がここをほっつき歩いてどうしたんだ?」
「チンピラか、今関わったら駄目だぞ~」
「そうだ、今私たちには武器があるんだ」
サンがそう言ったがチンピラはどうも脳が足りないようだ。
「人間はおいていけ、食べる」
「へぇ……食べれるものなら食べてみて」
私は首を出して挑発をした、それにチンピラは乗ってきた。
(頭に撃ち込んでやる)
私は腰からハンドガンを出し、そしてヴァンパイアの肩に撃ち込んだ。
「うっ……豆鉄砲でやられるか……は?」
私が撃ち込んだ弾はチンピラの肩にめり込み、そしてドロドロに溶かしていった。
「なんだこの弾は……」
「熱い!溶ける!!」
「まさかだがその弾、私にも触らせて」
サンが弾頭を触ると指先が少し溶けた。
「銀で作られているのか、ヴァンパイアは銀のロザリオが弱点と言ったが銀の弾丸も弱点なのか……」
「新しい弱点だね、気をつけないといけないな」
明らかにこの武器は敵にも味方にも効くようで十分扱いに注意しないといけないようだ。
「そう言えばさ、こいつ放置しておくの?」
「ああ、恐らくだがこれほどの銀の弾丸だったら死なないだろう。帰るぞ」
「分かった~」
私はハンドガンを腰に収納して喫茶店に帰っていった。そして喫茶店に帰ってからハンドガンをじっくり見ていった。
(初めて扱ったけどなかなか使い心地が良かった)
「どうやら気に入ったようだな」
「うん、なんだか手になじむよ」
「それは良かった」
その後私はハンドガンを収納して眠ったのだった。そして翌日、私は喫茶店で奇妙な客を見つけるのだった。
(人の中に紛れてるヴァンパイアには気にも留めないけどやけに美麗な容姿の子がいるな……)
そこには喫茶店メンバーでも勝てないであろう美貌の持ち主が居たのだった。普通ならモデルとしてスカウトを受けている美貌だ。どうしてこの喫茶を訪れたのか聞いてみたくなっていた。
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