50話 嘘と欲にまみれた政府
買い物から帰ってきた私は棚にカップ麺を収納した。
「しかしこの作戦、いつまでやるんだろうね」
「さぁ、でも終わらない限りは外に出ることは難しそうだね」
「営業は出来そうだけど軍の目があるから下手なことはできないな」
するとメルクールはこう言った。
「自身の名声と欲のために国民に嘘をつくとは、道化が」
(メルクールのお嬢様口調が壊れてる……どれほど怒ってるんだよ……)
「まぁいいですわ、誰もかける事無く終わればいいのですが」
「そうだな、外に出る時には十分気をつけろ」
そしてみんなは家を出ずに夜が来るのを待った。そして夜になると兵士が一か所に固まった。
(ヴァンパイアは夜に能力を使えるからな、まとめて始末されるから一つに固まっているのだろう)
「これで動きやすくなったかな」
「ああ、さすがにこの状況が終わってほしいかもしれないね」
その時テレビにて今日の成果を言っていた。
「本日、5名のヴァンパイアを捕獲、浄化いたしました」
「へぇ、昼間にヴァンパイアを捕まえるのか。それって人間じゃないのか?」
「それは分からない、だけど本気で取り掛かってるのね」
「さぁ、それすら誇張かもしれないね」
この日は静かに寝静まった。翌日の営業は静かに行われた。
(静かすぎる、本当に静かすぎる)
「サン、とても静かなんだけど」
「目立つと軍が突撃してくるかもだからね」
「何だか喫茶店が喫茶店じゃないような気がする」
何故だか喫茶店の醍醐味が出てきたがその店の味が無くなった気がした。そしてこの後の情報でこの堅苦しい状況が終わることが分かるのだった。これは余談だがこの状況を良く思わない兵士もいるようでひそかに反旗を翻そうと考えているようだ……
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