47話 魅力ムンムン
翌日、朝ごはんを作ってくれたのはサンと始祖サキュバスだった。
「合作だぞっ」
「サン、ちょっとツッコミ入れていい?」
「いいよ?」
「料理に合作ってのはあるの?」
「無いと思う」
「そう言えば始祖サキュバスの名前聞いてなかったよね」
話で流れそうだったが始祖サキュバスの名前を聞いておいた。
「儂か?儂はファシーノって言うのよ~」
「ファシーノか、改めてになるがよろしく」
そして営業開始時間になりキッチン組は私とサン、あとファシーノ。ホールはシリウスとシリウスとメルクールだ。
「しかしファシーノがここに来るとはね」
「料理には自信があるので~」
「ポジション盗られるかもなぁ~」
「ドゥーロのポジションはここだからね」
そしてキッチンが3人になったから効率が倍になって今までより楽になった。そして午前の営業が終わった。
「これは楽になったね~」
「それならよかったわ」
(そう言えば始祖サキュバスなら能力の制限は無いのか?)
「ファシーノ、あなたの能力って何だっけ?」
「サキュバス共通の能力はキスをした相手の生気と奪う、そして個人の能力と言えば火を扱える」
「火を使えるのね、パッとしないね」
「パッとしないけど文明の利器だよ」
そしてサンが猫の柄さ槍を終えて帰ってきた。
「何の話をしてたの?」
「ファシーノの能力について話してたの」
「へぇ~どういう能力なの?」
「火を使う能力」
「ガス代浮く能力だね」
午後の営業が始まり怒涛の注文ラッシュが始まった。
「3人いてもこのラッシュはきつすぎるだろ!?」
「忙しいね~」
「ドゥーロとファシーノがいるのにこんな忙しさ……辛い!!」
忙しい午後の営業を乗り越えた私たちは後片付けをして二階に登っていった。
「儂この職業いいかも」
「でもこれからは別の色の職業だぞ」
サンが茶封筒を持ってきた。
「今日もあるぞ~」
「それで今日はどこに行くの?」
「ちょっと待ってね~」
サンが茶封筒の中から紙を取り出した。
「ヴァンパイアが建物を占領してるから制圧してくれってさ、でも政府軍が同時に来る可能性があるって」
「そうか、なら総出で政府軍とヴァンパイアの両方を制圧するか」
「ドゥーロの案に賛成の人」
サンが私の案に採決を取り始めた、この場に居るのは戦略もクソも考えていなさそうな野郎どもなのでそう言うのには気が向かないようだった。
「ならドゥーロの案で行くぞ!車に乗り込め!」
私たちはそう言って一階に降りて車に乗った。
「しかしこう車は狭くなるんだろう」
「人が増えたからでしょ」
そして私たちは依頼場所に向かうのだった。そして三つ巴の戦いになるのだった。
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