46話 女王と言いたくなるほどの美麗
奥に進んでいくとそこには十字架に縛られ、肌面積が大きい女性が縛られておりその下には改造手術がすでに終わった人が横たわっていた。
「手遅れでしたか。ですが縫合の痕が荒い、と言うことは私たちが襲撃してきて急いで改造手術を終えたという事ですか」
「そうかもしれない、この十字架にかかっている人を降ろすぞ」
サンは十字架に縛られている女性に手をかけようとしたその時、シスターが声を荒げた。
「ちょっと待ってください!」
「どうしたんだ?」
「その十字架、銀製じゃないですよね?」
「分からない、だけど光沢はある」
「救出はドゥーロさんに任せましょう、ヴァンパイアの私たちが触るのは危険すぎます」
「それもそうか、ドゥーロ任せた」
私は十字架の近くまで歩き、女性の拘束を一個ずつ解いた。
(しかし美しい女性だな、まるで世界で美人な女優を探してもこの人には及ばないだろう)
女性を縛りつけていた拘束を全て解いた。
「さてと、ここからどうするの?」
「とりあえずその女性は始祖の可能性あるからな、危ないぞ」
その時女性がゆっくりと立ち上がり私に襲い掛かろうとした。
「ドゥーロ!危ない!」
「えっ?」
私は振り向いた、既に女性との距離が腕一本分あるかないかだった。
「女か、儂は女に興味は無いのだ」
そう言って女性は生きている兵士に向かって歩いて行った。
「来るな……」
「おっと、なんだかおもしろそうなことが起こりそうだな」
するとその女性は兵士と唇を重ねて押し倒した。
「さすが始祖サキュバス、男を早速食べに行った」
「何か凄いな……」
始祖サキュバスが立ち上がると襲われていた兵士の顔はシワシワになっていた。
「それで助けてくれたのはあなたたちなのね」
「どうだね、しかし顔がとても美しいな」
「それはどうも」
そして私たちは横たわっている人の拘束を解いて喫茶店に帰ったのだった。
「ここがあなたたちの家……なのね?」
「ああ、喫茶店を営んでるからね」
「へぇ~そうなんだ……美容に良いのかも。ここに住み着いてもいいかしら?どうせ儂は何処にも行けないからね」
「いいけどまた窮屈になるな……」
「ふふふ、これからよろしくね」
こうして始祖サキュバスが仲間入りした、それと同時にまたしても部屋が圧迫されるのだった。
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