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真っ赤なドレスと純白のフランベルジュ  作者: 猫こんた


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45話 戦いの誘惑

車に揺られて数数十分、車内ではそれほど目立った会話は無く目的地周辺に着いた。


「ここからは徒歩、もしかしたら軍のトップがいるかもしれないから少し遠めに止めたけど大丈夫?」

「大丈夫。サン、聞きたいことがあるんだけど」

「どうした?」

「何だか仲間多い気がするんだけど」

「私も思っている、だが多ければ多いほどいい」


そして施設がある場所まで徒歩で向かうことになりその間にシスターに声をかけた。


「今から向かう施設、そこで人体実験をしてるんですよね?」

「そうだ、それでこちらで調べた内容だとその新種族はサキュバスだとよ。そんなのフィクションだろうと思ったがヴァンパイアの遺伝子をいじった結果できたらしい」

「そうなんだ」

「どんな能力かは不明と言えるがな」


歩き続けること数分、ひっそりと建物が建っていた。


「ここだ、一応非公式に軍の幹部が居るという噂だから警備は厳重だ、いけるか?」

「メルクール、攻めれる?」

「いけますわ、ここは私にお任せを」


メルクールは水銀を手のひらに溜め、警備に投げつけて目を潰した。


「なんだこれ!?」

「痛い、痛いぞ!?」


目潰しされた兵士に桜がぬるりと現れた。


「嫌い」


桜は刀の腕が上がったのか一振りで二人の頭を刎ね飛ばした。


「凄いな桜、一刀で二人を」

「褒めろ美味」

「増援が来ると目も当てられない、先を急ぐぞ」


私たちは施設に入っていった、中は厳重体勢で警備の視線がこっちに向かった。


「これは少々まずいかな」

「任せやがれ!」


ゲファンゲネは髪の毛を絡めた破片手榴弾を投げ、それを見た警備は逃げた。メルクールはそれを見越してか私たちの前に水銀の盾を作った。


「ゲファンゲネってもしかして多対一が向いてるのか」

「ああそうだ!!」


微かに爆発した音が聞こえ、水銀の盾が消えると警備が木っ端みじんになっていた。


「わお、凄い火力」

「もっと歯ごたえのある奴は何処だ!?」

「そんなことを言わないでください、ほら目の前!」


奥から増援が来ていた。


「それだけ重要な催しって事ね」

「美味、これだけの多人数だと任せて」


桜は背後にアイアンメイデンを出し、鎖が増援の心臓に次々と突き刺されていった。


「何だこの化け物はぁぁ!?!?」


逃げる奴やそのまま死にに向かう奴、仲間の死に殻だが固まる奴がいた。


「美味しい……でも美味とは違う……どす黒い」

「そんな味変わるの?」

「変わる、それじゃどんどん食べてく」


鎖につながれた増援がアイアンメイデンに吸い込まれているおかげで道が見えてきた。


「皆さん!急いでおくに行きましょう!」


桜のおかげで道が開き、私たちは走って奥に向かったのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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