43話 アサシン
襲撃者を縄でぐるぐる巻きにしたのはいいがこれからどうすればいいのか分からなかった。
「サン、これどうしたらいいの?」
「さぁな」
サンは気絶している襲撃者を起こした。
「お前ら!これを解け!」
「そうだ!解け!」
「あのねぇ……私たちを襲ってきて拘束を解けってのは図々しいんだよ」
「あなたたちって政府の奴らなの?」
「ああそうだ!裏のフィクサーが始末しろと言っていたんだ!」
どうやら政府の裏のフィクサーと呼ばれる人物が私たちを目の敵にしているという。
「へぇ……そうなんだ」
「美味を殺そうとした……それは大罪」
桜の背後にはアイアンメイデンがあり、二人を食べようとしていた。
「桜、まだこいつから聞くことがある、だからまだ食べないでね」
「ヴィ」
「それでポストに封筒を入れたのはあなたたち?」
「そうだ、だがこんな大勢で来るとは思っていなかった」
「ねーちゃん、寒いよ」
どうやらこの襲撃者は姉妹のようでこれを見ていた私たちの心は苦しくなった。
「サン、この姉妹を開放しない?」
「今解放したら私たちに再び牙を向けてくるかもしれないぞ?」
「大丈夫、それは今からやることでできなくなるから」
そう言うと私は姉妹の正面に座った。
「ねぇ、次私たちを襲えばどうなるか分からないから……ね」
そう言って私は姉妹の喉に血の針を突き立てた。
「ごめんなさい……」
「とにかく私たちを襲わない事、いいね?」
そう言って私は縄を解いた。
「……ありがとう!」
そう言ってしまいは森の奥に消えていったのだった。
「解放してもよかったの?」
「大丈夫だろうと判断した、それに次襲ってきたら命を奪うというジェスチャーをしたから」
「それならいいんだけどさぁ……ゲファンゲネが物足りないって言う顔してるよ」
ゲファンゲネを見てみると髪の毛を束ねてまだ戦い足りないという意思表示をしていた。
「ゲファンゲネ、少しだけ戦ってみるか?」
「お前人間だろ?さすがにぶっ殺すだろ」
「なら私が相手をいたしましょう」
ゲファンゲネの相手にメルクールが名乗り上げた。
「ならバトル開始だ!!」
メルクールはゲファンゲネの周りに水銀を飛ばした、すると水銀はゲファンゲネの髪の毛とよく絡みついて爆弾は不発になった。
「相性が悪すぎましたわね~」
「……ならこれはどうだ!」
ゲファンゲネは水銀がかかっていない髪の毛を引き抜きメルクールに投げた。
「おっと、これは水銀で包むしかないですわ」
メルクールは爆弾を水銀で包み、それと同時にゲファンゲネの腕が水銀によって固められていた。
「クソッ……動けクソダラァ!!!」
「私の勝ちですわね」
「一瞬のうちに水銀をゲファンゲネの腕に……」
「あなたは私に勝てないのですわ」
「……負けたよ、あんたにはな!」
そして私たちは喫茶店に帰り、私たちは寝る準備をする中でサンは経理作業をしていた。
「毎度毎度この経理作業が一番しんどいんだよな」
「サン、何をしてんだ」
サンが経理作業をしている後ろでゲファンゲネが声をかけた。
「喫茶店の売り上げとか入荷しないといけない物とかいろいろとあるんだよね」
「手伝うぞ」
「手伝ってくれるのはありがたいね~」
ゲファンゲネはサンの経理作業の手伝いを行っていった。するととてつもない手さばきでいろいろなことを終わらせていった。
「凄いな……」
「こういう経理なら任せろや」
こうしてこの喫茶店での経理担当はゲファンゲネになった、性格的に不似合いだけど真面目に仕事をこなすらしい。
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