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真っ赤なドレスと純白のフランベルジュ  作者: 猫こんた


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27話 大爆発

軽トラで喫茶店に帰っている最中、私は桜の刀を細かいところまで見ていた。


(凄い桜の装飾だ、まともな刀鍛冶でもこれほどまでに鮮やかな桜色が出せる物だろうか?)

「凄いでしょ?」

「そうだな、まるで桜を表したような感じだな」


そんな話をしている時、軽トラの前輪が急に爆ぜた。


「わっ!?」


軽トラックは空中で一回転すると横転してしまった。


「熱すぎるよ!!」


私と桜は地面を転がり、壁にぶつかった。


「桜、大丈夫か?」

「うん、でも二人は?」


運転席を見てみるとサンとシリウスが取り残されていた。


「サン!今行くぞ!!」


私はサンとシリウスを助けに走った。だが軽トラが爆発し、近寄れなくなった。


「サン!!!!」

「美味、どうやら心配してたら駄目らしいよ」


桜が指を指す方向、そこには政府軍が待ち伏せていたのだった。


「これは……お前たちの仕業なのか」


私は体中の傷から血を集め、銃を作った。


「これで死んでしまえ」


私は敵の心臓めがけて血の銃を打ち込み、無事に着弾すると血の弾丸が心臓で爆ぜた。


(人間でもヴァンパイアでも心臓を破壊してしまえば死ぬんだよ!)


桜も背後にアイアンメイデンを出しておりまとめて政府軍を倒そうとしていた。すると政府軍は持っている銃を桜に向けた。


「させないよ」


私は桜の胸を私の血で固めた、それと同時に銃のトリガーが引かれて弾が出た。


「ありがとう美味、これで攻めに集中できる」


桜の後ろにいるアイアンメイデンの扉が開くと鎖が飛び出した。


「いただきます」

(桜の大技だ、邪魔しないように後ろに逃げておこう)


鎖は政府軍の体を貫き、1体、また1体とアイアンメイデンに吸い込まれていった。


「ご馳走様」


桜がそう言うとアイアンメイデンの扉が閉まり、血が隙間から流れてきた。


「この人たち、人間だった。少しだけ味わう」


アイアンメイデンの扉が咀嚼するように細かく開閉して血をいっぱい出した。


「そう言えばサンとシリウスは無事なの!?」

「多分大丈夫だと思う」


すると軽トラのドアが外れ、中からサンとシリウスが這い出てきた。


「危なかった……でも心臓を潰されない限り死なないってのが命をつないだよ」

「そうだね~ほんと、ヴァンパイア様様だよ」

(そう言えばヴァンパイアは焼かれても心臓を潰されない限り死なないんだっけ)


サンは燃えている軽トラを見ながらこうつぶやいた。


「帰る足、無くなっちゃったな」

「そう言えばそうじゃん、明日からどうするのよ!?」

「次の休みの時にディーラーに行くか……さてと、徒歩で帰るぞ~」


こうして帰りの軽トラが無くなった私たちは徒歩で喫茶店に帰ることになったのだった。そして新しい車はサンが快適と感じたあの車だった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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