103話 政府軍の秘密兵器
敷地外に出てカードが地面に着くとタウさんは人型になった。
「とりあえずここから軽く逃げないといけないか」
タウさんは徒歩でアジトに向かうことにしたようだ。そこで私たちはカードから人にするという事だろう。
「しかし簡単すぎたな……一体どういう風の吹き回しなんだ?ってこんなことを言ってもただの独り言か」
(確かに声を出せない、まぁ人型じゃないからか)
タウさんは簡単な仕事だと言っていると奇妙な匂いがあたりに漂い始めた。
「この年の匂いはなんだか奇妙だ、まるで長年封じ込めていた空気の匂いだ」
タウさんは胸ポケットから白紙のカードを出した。
「仕方ないか」
タウさんは私のカードを取り出し、人型に戻した。
「どうして戻したんだ?」
「少しまずいことになったかもしれない」
「何がまずいの?」
「ちょっと失礼」
タウさんは私の腕をカードで切って血を出した。
「痛っ、何をするの!?」
「血の壁で周りを蔽ってくれ」
「どうして?」
「早く!」
私はタウを丸ごと血のドームで守った。だが血のドームに亀裂が走り始めた。
「やっぱりな……簡単すぎると思ったんだ。どうして警備がガバガバだったのか今分かった」
「どういう事!?」
「いいか、血のドームをゆっくりと解除するんだ。下手したら私たちは死ぬ」
私はゆっくりと血のドームを解除していった、すると目の前には私の背丈ぐらいの人で拘束衣で拘束されているが背中に生えている翼でこの世に決して存在してはいけないような風格を出していた。
「ドゥーロ、逃げても羽を使って追いつかれるだろう」
「どうするの!?」
「奴に攻撃を食らわせられるのは私とドゥーロだけだ。ここで戦うしかないぞ」
「分かった、さっきの血は周りに浮かばせているから攻撃する準備は出来てる」
「なら行くぞ!」
タウさんがそう言うと真っ白のカードをいろんな角度から投げた、それがこの謎の少女との戦闘の開始の合図になるのだった。
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想・レビューをお願いします!




