100話 大乱闘
私たちは静かに通路に出た。監視カメラは無く、セキュリティーはガバガバだった。
「どうして監視カメラが無いのかな」
「囲いの中だから監視カメラが要らないんだろう。だが警備員はいるかもしれないから気をつけろ」
私はハンドガンをいつでも撃てるように握った。そして階段を見つけ、私たちは下に降りていった。
(いつ敵が現れてもいいように気を張らないとな……にしてもこんな場所に政治家がいるのか?)
「政治家ってこんな場所に住んでるのか、国民の苦労とか知らずに……」
「こんなことをしているのは一部の政治家だ、全員が全員そうじゃない」
ネオン光る街の中にドドンと立っている建物だ、どれほどまで金がかかったのだろうかと気にしている暇は無かった。飛ぶドローンと私たちが階段で鉢合わせしたのだった。
「へぇ、今の時代、警備はロボットなのね。ならこれでいいか」
ラムダさんは黄色の球を出し、こっちに向かってくる警備ロボットに当たった。すると球が割れて明らかにヤバそうな霧が広がった。
「前に進まない方がいいぞ」
「えっ、どうして?」
タウさんが私と桜を呼び止めた、すると警備ロボットは浮力を失っていき、地面に落ちていった。
「これって一体何が起きてるんだ?」
「あの霧は硫酸の霧だ、ロボットが溶け、中にも硫酸の霧が入ったことによって浮力を失って行動不能になったのだろう」
「硫酸の霧……怖ぁ……」
「ふふっ、こう見えても酸の物質を扱えるよ」
(もしラムダさんを怒らせたら……酸で溶かされるのか!?それだけは避けなければ)
そして警備ロボットに対する特攻が判明し、私たちはラムダさんに警備ロボットを任せながら大臣を探していった。すると今まさに逃げようとしている何かの大臣がいた。
「いたぞ!」
「警備員!こっちだ!」
何かの大臣は警備員を呼んでいたが真っ先に私は桜を手にしていた。
「桜、行ってらっしゃい!」
「ドヒャーーッ!!」
私は大臣に向かって桜を投げつけた。
「どわぁああ!?!?」」
「捕まえるよ~」
桜は鎖を周りに出し、その大臣をぐるぐる巻きにして拘束したのだった。
「これでおわり!」
「おお、とてもいい能力だな」
「桜は鎖を使っていろいろな戦い方が出来てるんだ。こんなこともできるってわけ」
「なるほどな、傷つけずに拘束できるのならアリか」
こうして大臣の1人を拘束することに成功した、だが当然大臣に何かあったのかと考えた警備員が出てきたのだった。
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