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でびるハンター  作者: 片山翔
第一章 始まり
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帰還

心地よい風が俺の頬に触れた。


やはり、外の空気は格段にうまい。


「ふう・・・。とりあえず、一件落着だな。」


ケイはそう言うとおもむろにポケットに手を入れた。


「だな・・・。」


断崖の向こう側から吹く風を感じながら俺は答えた。

それから、俺達はエレンの街に帰った。



事務所は朝飲んだのコーヒーの香りが立ち込めていた。


「さてと、今日の仕事はここまで!皆お疲れ~。」

「ああ、お疲れ。」


今日は、何かと疲れてしまった。

慣れないことをやると、急激に疲れてしまうものだ。

酒場にでも行って飲んでから帰ろう。


「んじゃあ、俺は先に帰るわ。」


俺はそう言いながら、事務所のドアに手を掛けた。


「あ、ヒロ。」


ケイの声に俺は振り向いた。


「ん?」

「今日は、魔物が出る仕事に付いて来てもらってすまなかったな。」

「こっちこそ、足引っ張ってた気がしてたからさ・・・。何かわりぃな。」


俺が今回の依頼を適当に選び過ぎたということもあるし、

加えて、大して役にも立てなかったから、俺は申し訳なく感じた。


「これからも、魔物が関係する仕事があるかもしれないが・・・。

 それでも大丈夫か?」

「俺は全然、大丈夫だぜ。」

「そいつは助かる。じゃあ、また明日もよろしくな。」

「ああ、また明日な。」


俺は事務所を出て、酒場に向かった・・・。

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