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でびるハンター  作者: 片山翔
第一章 始まり
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魔物 -アルベール Side-

「・・・・・・・・・・・・・・・。」


狼か・・・。

泉に集っている奴等は先ほど吹き飛ばした狼の仲間のようだ。

その中に強い魔力を纏う狼がいた。


「準備はいいか?」


ケイの囁く声に私は頷いた。

ケイとヒロは2匹の小物を、私はその親玉を倒す事になった。


私は親玉と対峙した時、不気味な声が聞こえた。


「ほう、悪魔が人間とつるむか・・・。」


声の主は、目の前にいる狼のようだ。


「それがどうした?」


「フフッ、物珍しい奴もいるものだな。」


「単なる暇つぶしだ。それで・・・言いたいことはそれだけか?」


「わしはなあ。この洞窟の魔力を喰らい生きてきた。人間の魔力も食らってきた。」

「下衆が、今更何を語る?」


「お前とて、同じ事だろう。人間も貴様の糧だろう?」


「・・・・・・・・・・・。」

「違うか?」


「言いたいことはそれだけか?」


「我等は仲間だろ?そこにいる人間の魔力は相当なものだ。

 欲しいだろ?更に大きな魔力が?」


「・・・・・・・・・・・。」


「なあ?どうだ?我等と共に歩もうではないか?

 ・・・話し合いで解決しようというのだよ?」


「・・・・・・・・・・・。」


「!?」

「がはあああぁ!」


私は間合いを詰めた。

「さっきから言っているだろう。言いたいことはそれだけなのか?」


「待て!」


「生憎、私はお前達の様な出来損ないの悪魔に容赦はしない。消えろ。」


「ぎやあああああああ!」


もう一撃を加えると汚い断末魔と共に狼は倒れた。

成り損ないが私と組むだと?笑わせてくれる。




「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」




ケイ達も上手くやったようだ。

とりあえず、これで本来の目的は果たせる。


「ヒロ。頼む。」

「オーケイ。」


ヒロは持ってきた瓶に水を汲んだ。

「よいしょっと。」

「よし、水を汲んだぜ。」


「なら、さっさと帰るぞ。ここはもう無用だ。」


不愉快だ・・・。低族の魔物というものは・・・。

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