↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
でびるハンター  作者: 片山翔
第一章 始まり
PR
5/61

封印

全く・・・。人間というやつは・・・。


「解せぬな・・・。」


ここ何日間、解せぬことばかりだ。

ケイに関しては今に始まったことではないが、

何故、人間は自分が弱い人種であることを認めようとしない?

認め、惨めに生きていればよいものを・・・。


抗い、争い、咎め合い。自己顕示欲の塊のようなものだ。


「下らん。」


理解に値しないな。

怒りを沈めながら、歩いているとどうやら、相当奥まで来た様だ。


強い魔力を感じる・・・。


強いと言っても邪念を感じるようなものではなかった。

何だ一体・・・。


「封印か。」


私はとっさに悟った。


「どうした?アルベール。」


どうやら、ケイが追い付いてきた様だ。


「魔の封印だ。ケイ。」


「魔の封印か・・・。」


魔の封印・・・。周囲の魔力を一定値以上に

上昇させないようにするための、

人間の魔術師共が作った忌々しい物だ。

だが、私にとっては破壊するのは容易いものだ。


「・・・・・・・・・・・。」


しかし、強力な魔力トラップがあった場合、

この私でも無傷では済まないだろうがな。


「どうするんだ?破壊するのか?」

「ああ、そのつもりだ。魔力を抑えられては

 私の最大限の力を活かせんからな。」


私は魔力が一点に集中している場所へ立った。


「ふん!」


魔力を抑えるといえども、過度に魔力を送り込めば、

抑え切る事が出来なくなる。


「・・・・・・・・・・。」


どうやら、封印が解かれたようだ。

並の人間では感じることなどできない

微弱な魔力エネルギーが周囲に充満している。


「よし・・・。」


封印は無事に解かれた。

どうやら、簡易な封印だったようだ。


「おーい!ハァ・・・ハァ・・・!走るなよな~。」


ヒロが遅れて追い付く。


「すまんすまん~。」

「・・・・・・・・・・・・・・。」


さて、ここからだな。

強い魔力を感じたのが封印の魔力ではない事がわかった。

奥に、憎悪に満ちた魔力を感じる。

さほど知能は高くない動物に宿っているようだ。


「行くぞ・・・。」


私は洞窟の奥へ歩き出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。