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でびるハンター  作者: 片山翔
第一章 始まり
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3/61

準備

ヒロを送り出してから数分・・・。


俺はアルベールと共に東の洞窟へ行く準備をした。

万が一、戦闘があるかも知れないので、

応急処置ぐらいできる道具は持っていくとしよう。


「今回の依頼。魔物が出るかもしれんな。」


俺がそう言うと「フッ!ほとんどは私の活躍だろうな!」と

自慢気に返してきた。

こういう自慢気な態度をとられるとふざけたくなってしまうのが

俺の性分だ。


「そうだね♪ごめんごめん☆」

「チッ、その言い方が気に食わないのだ!寒気がするからよせ!」

「アルルンは可愛いからね!ついおちょくりたくなるだよね!」

「気持ちの悪い呼び方をするな!!」


アルベールは真面目だからこういうところが面白いから

誂うかいがあるってものだ。


「全く、そのふざけた口調は何とかならんのか。」


呆れた感じがヒシヒシと伝わってくるよ。これもまたイイ。


「それでさ!アルベールは準備出来た?」


明るさ満点で俺はそう言った。


「準備などできている。後はヒロが来れば出発可能だ。」


相変わらず喋り方が堅っ苦しい。

そりゃあ、そのはずだ。何故なら今からずっと昔、

想像もつかないほど昔の存在だから。

彼女・・・。いや、彼はそういう存在なのだから。


「!?」


おっといけない。思考に浸ると真面目っ面になってしまうのが俺は嫌いだ。


「ヒロが帰る前に支度♪支度っと♪」


朝日は淡々と俺達を照らしていた・・・。

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