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でびるハンター  作者: 片山翔
第三章 旅立ち
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森を抜けて

ケイは森を抜けるまで黙々と歩き続けていた。

まるで、俺達を避けているかのように早足だった。


「アルベール。あのさ。ちょっと聞いていいかな?」

「何だ?」

「何かケイが俺達の事を避けてないか?」

「気のせいだ。あいつは考え事を始めるといつもこうだ。」


そうなのか?あからさまに避けてる気がするが・・・。


「森を抜けると近くに村があったはずだ。ケイ。」


アルベールがそう言うと、ケイは振り返った。


「そうか。なら、そこで休もう。森を抜けるのに

 何かと体力を消耗しただろうし。」

「そりゃあいいな!俺はもうヘトヘトだぜ~。」

「ふっ・・・これくらい序の口だろう。」


アルベールの底なしの体力にもう言葉も出なかった。

そこら辺の女子力とは比べ物にならないぞ。


「そういえば、さっきの・・・。

 ボイドとか言う奴から何か聞けた?」


俺がケイに質問すると、ケイの顔が一瞬こわばった。


「あ、ああ。あいつの口が堅くてな。

 全然、話してくれなかったよ!」

「そうなのか・・・。

 レイアが森を通ったかくらい聞きたかったな。」

「あ!その件なんだがな・・・。忘れてたわ・・・。」

「え・・・。」


「だ、大丈夫だって!東に行くと行ったら

 通れる道はここしかないから!」

「そう・・・だよな。」


まあ、いいや。本当に通る道はここしかないし、

本来の目的より、旅自体が面白いから。


「村の入口が見えたぞ。」


アルベールの視線の先には、さっきまで生い茂っていた森の中とは

思えないほど拓けたところが見えた。


ここが山と緑の村、エメルグリーンか。

噂には聞いていたけど、とても綺麗な村だ。


俺達は村に入って行った・・・。

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