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でびるハンター  作者: 片山翔
第二章 それぞれの思惑
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洗礼の真相

奥に進むと、更に下の階層に降りる階段を見つけた。

この神殿はどんだけ地下好きなんだよ。

俺は心の中で文句を言いながら、階段を降りた。


しかしこの神殿の奥に感じる大きな魔力は一体・・・。


そうこう考えていると、一つの石版を見つけた。

看板の代わりに使っていた物のようだ。


「異端者の牢屋」


ふ~ん。異端者の牢屋ねえ。

これじゃあ、どっちが異端者か分からなくなるな。

その石版を後にすると、牢屋が見えた。


牢屋は合計で3つあり、どれも人が

10人くらい収容できる牢屋だった。

どの牢屋を見ても骨だらけだ。

鍵をかけられたまま放置されたのだろう。


「悲しみや苦しみが伝わってくる。」


ヒロはそう言いながら、牢屋を覗きこんだ。


「・・・・・・・・・。」


俺達にはどうすることも出来ないことだ。

その無力さが余計に苛立ちを感じさせているのか・・・。


「・・・・・・・・・・・・・。」


奥に進むにつれて、強力な霊系の魔物が沢山いた。

どうにか十字斬りで敵を滅することができたが、

魔力消費の方も順調のようだ。


霊と戦いながら進むと、一つの部屋に辿り着いた。

そこら中に人骨がゴロゴロと無造作に転がっている。


「何だこの部屋?」


その疑問は一挙に吹き飛んだ。この石版によって。


死体廃棄場「一度に30体以上入れることを禁止する。」


「ケイ・・・。これって・・・。」

「ああ、異端者の死体置き場だろうな。」

「・・・・・・・・。」


彼等が何故こんなにも狂気に満ちたことをやっているのか。

異端者の排除が目的だろうが、もうどっちが異端なのか

それさえ、分からなくなりそうだ。


「急いで原因を突き止めよう。ここにいたらおかしくなる。」

「ああ、そうだな。ケイ。急ごう。」

「・・・・・・・・・・・・。」


俺達は更に奥へと進んだ・・・。

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