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25話

3人で朝食を食べていると、ダレンとレイラはアランに今日以降の事を話し始めた。


「アラン。本当なら今日あたりにはフェルナーに帰るはずだったんだが、パパたちの仕事がまだ掛かりそうだから、もう少しこの街に滞在するからな」

「ごめんね~アラン。なるべく早めには終わるようにするから、もう少しだけ待ってね」


 2人が喋った後にレイラは、アランの頭を撫でていた。


「うん、分かった。なら、フィオナともまだ遊べるの?」

「そうだな。遊べるとは思う。取り敢えずルーベン様にも話をしないといけない事もあるから、朝食を食べたら3人でルーベン様の館に向かうからな」


 その後、朝食を食べ終わった3人はルーベンの館に向かい、ダレンとレイラはルーベンの部屋に行き、アランはフィオナの部屋にそれぞれ向かった。


「「おはようございます、ルーベン様」」

「ああ、おはよう2人共。それで話しがあると聞いたが何か問題でもあったか?」

「ええ、実は・・・」


 その頃、フィオナの部屋に行ったアランは、フィオナと話をしていた。


「パパ達がもう少しこの街に居るって言ってたよ」

「本当?ならまだ遊べるんだね!」

「うん。取り敢えずパパ達が帰るって言うまでは遊べると思う」

「わ~い!なら今日は何をして遊ぶ?」


 仲良く2人で遊んでいたら、フィオナが自分の机から1冊の本を持ってきた。


「ねぇ、アランは本って読めるの?」

「文字がまだ分からないから無理だと思う」

「ならこの本を私が読んであげるね」


 そう言ってフィオナは、本をめくり1ページ目を拙いながらも読み始めた。


「えっと、にんげんには・・だれにも・・からだの・・なかに・・まりょくが・・あります。そのまりょくを・・つかって・・まほうをつかいます」


 フィオナが読んだのを聞いていたアランは、まさか魔法の本とは思っていなかったために驚いていた。


「フィオナ。その本ってもしかして魔法の本なの?」

「そうよ。」

「その本。どうしたの?」

「昨日、アランが帰った後にお父様から渡されたの。これを読んでいくとその内、魔法が使えるようになるからって」


 実際は、本を読んで練習をしないと使えないのだが、まだ子供のフィオナには読むのも勉強になるという意味合いも含めて渡していたのだ。


 そうとは知らずにフィオナは、アランの為に一生懸命読んであげていた。

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