22話
アランとフィオナが遊んでいると扉をノックしてきた執事が部屋に入って来た。遊びが楽しくて日が暮れ始めていたのに2人とも気づいていなく、いつの間にかダレンとレイラが迎えに来ていたみたいだ。
「アラン様。ダレン様方が迎えに来られました」
「はい。ありがとうございます」
執事に返事をしてからフィオナにも挨拶をし始めた。
「またね。フィオナ」
「明日も来てくれるの?」
「多分来れるんじゃないかな?」
「明日も遊びに来てくれるのを待ってるからね」
フィオナに挨拶をしてからダレン達と会って館を離れた。宿屋までの道のりの途中でダレンが周りを気にしてるのか時折目がキョロキョロと動いていた。
「パパ、どうかしたの?」
「いや、なんでもないよ」
アランが聞いても答えてはくれないまま宿屋に着き、3人はそのまま夕食をとった後、アランを部屋に残してダレンとレイラは部屋を離れていった。
(何かあったのかな?俺が聞いても今は見た目通りの子供だから教えてはくれないだろうし、仮に教えてもらっても何も出来ないからしょうがないんだけども)
1人になったアランは、大人たちの間で何かあったんだなと考えてはいたが、子供である自分を何かに巻き込みたくはない為にあえて言わないんだろうなと部屋にあった椅子に座りながら思っていた。
そんなアランを部屋に置いてきた2人は、宿屋から少し離れた所にある裏路地に居た。2人とも周りに注意しながら歩いていた。
「アランは大丈夫かしらね~」
「取り敢えずは大丈夫だろ。寧ろこっちに連れて来る方が危ないぞ」
「それは分かってはいるんだけどね~。それでも1人で宿屋に置いて来るのには不安でしょうがないのよ~」
アランの心配をしてるレイラにダレンは、さっさと終わらせるように言うのだった。




