18話
翌日、宿を出た3人はオルファスを治める領主の館の入り口に来ていた。入り口に居る門番にダレンが何かを話した後、館の方に門番が入っていった。
「昨日も言ったが失礼のない様にな、アラン」
「はい」
アランに注意をしていると門番と執事らしき人物が帰ってきた。
「お待たせしました。案内しますので私の後ろに付いて来て下さい」
執事に案内されながら館の中に入って行き、数ある中の1室の部屋の前に着き執事が扉をノックした。
「ルーベン様。ダレン様方をお連れしました」
「ああ、分かった。中に通してくれ」
ルーベンの確認を取った後、執事は扉を開けて3人を部屋の中に通し、3人を通し終えた執事は、一礼をした後に扉を閉めその場を離れていった。部屋の中を見たアランは、立派な机と椅子に40歳ぐらいの男性が座っているのが目に入った。
「よく来てくれた。待っていたぞダレン」
「お久しぶりです、ルーベン様」
「相変わらず美しいなレイラは」
「ありがとうございます。ルーベン様もお変わりなく」
両親とルーベンが互いに軽い挨拶をしている隣でアランは、互いに面識がある事に少し驚いていた。
「取り敢えずそこの椅子に3人とも腰を掛けてくれ」
ルーベンに進められて3人とも椅子に腰を掛けた。
「そちらの子供は、ダレン達の子供かな?」
「そうです。今年で3歳になったばかりですけど」
「ほう、どおりで2人に似ているわけだな」
そう言いながらアランの顔を見てきていた。
「初めまして、アランと言います。宜しくお願いします」
名前を名乗ってから頭を下げたアランを見たルーベンは、少しばかり驚いていた。
「ほう、その歳でお辞儀をするとは良い子供だな」
アランがお辞儀をした事に感心しながらも、感じが良かったのか微笑みながら挨拶をしてきた。
「私がこの街の領主のルーベン・ステイシーだ。よろしくなアラン」
「はい。ルーベン様」
「そうだな・・・。ここで私達の会話を聞いていてもアランにとっては面白みがない話だし、丁度私の一番下の娘がアランと同じ歳だから一緒に遊んでみてはどうかな?」
「はい!」
アランの返事を確認したルーベンが鈴を鳴らすと、通路で控えていた執事が扉を開けて中に入って来た。
「フィオナをここに呼んで来てくれ」
「分かりました」
ルーベンの指示を聞いた執事は、頭を下げた後に通路に出て扉を閉めフィオナを呼びに行った。




