その後の地球の様子
僕は河野宏隆いじめられている。
ずっと黒髪オールバックの男の剛野太郎とその取り巻きによって。
世界は結局のところ僕のことを救ってくれる気はないみたいだ。神様の声が聞こえた時にだってそうだ。
力を授けるだって?誰に?そうさ!権力者や暴虐の限りを尽くす人間たちだ。
結局権力や元々力を持っていた人間が強い力を持って弱い僕みたいなのをいじめるんだ。
そんなことが許されるのか?なんのために力をもらっているんだ?としか僕は思っていない。
僕が神を名乗る人間から授けられたのは使い方がわからない《《物理法則》》というスキルだけだ。こんなの全く持って使えない。
物理法則ってなんだ?何にどう応用する力なんだ?世界は争いと嘘などにまみれてるから試練を与えるってなんなんだよ!
剛野太郎のスキルは魔剣士というものだ。聞くだけでも強そうな力だ。そんな彼はまだ僕のことをいじめようとする。
だから僕はもう学校に行くのをやめてダンジョンに自殺しに行こうと思ってなんの装備も持たずに行くことにした。
ダンジョンはたくさんありすぎて名前は難易度によって決められる。だから同じ名前のダンジョンがたくさんあるがとりあえずFランクのダンジョンにでも行って死にに行くか……………。
♦︎その頃の世界会議
司会進行役の中国は、
「ダンジョンは世界のありとあらゆる場所に出現したが、神の言っていた試練の大元である魔界の位置はいまだに特定できておらん。おそらく何かがきっかけとなり現れるのであろう。」
アメリカなどの西洋の国は、
「状況はどうなっているのだ?この世界全体で協力し、今は技術などの協力をしつつそれぞれの軍隊の兵士の持っているスキルを極めダンジョンをとにかく攻略させることが必要だろう。」
というようなやりとりが続けられ全くもって会話が進行していない。結局したいことは他の国の軍事機密について知りたいだけだ。
つまり、結局この会議では人間は全く持って変わっていないことが証明されてしまっている。
全くもって良くない状況が続いている。
♦︎その頃のガイア
「何よこれ!この魔族たちのステータスバグってるんじゃないの?」
ガイアはベアトリクスのことを問い詰めるためにベアトリクスの部屋まで猪突猛進した。その時ちょうどベアトリクスは寝ており、完全に寝ぼけた目で、
「そんなに慌ててぇ〜どうしたのよ〜楽しくお昼寝してたのに。」
「あなたまさか私のことを騙したの!?」
「なんの話なのぉ〜魔族送っただけじゃん。まぁ勇者はこれまで3回以上召喚してるけど全員戦死したけどねぇ〜」
「なんでそんな強いやつを私の世界に送ってくるわけ?ありえないんだけど」
「あなたが助けて欲しいっていうから助力したんじゃん」
「今すぐに戻しなさい!たとえ私とあなたの仲でも許せることと許せないことがあるのよ!」
「無理だよ〜そもそも私たちはあまり下界に手を出すと最高神ゼクスフェルト様にお仕置きされちゃうしさぁ。今回魔族たちのことをあなたの世界に送ったこともだいぶグレーゾーンだよ。」
ガイアはなんとかしようとしたが結局無理だった。ガイアはただ地球に住んでいる人間たちがなんとかして困難を乗り切ることを信じて待つしかなかった。
♦︎魔王城
「なるほど、ここは地中の中ってわけか。では全兵力を上げて今すぐ地上までの道を作れ!」
「はっ!」という声が魔王城全体に響いた。ゾロゾロと兵士たちがスコップや様々な掘削するためのものを持って掘りに行った
ゼクシィは内心大変焦っていた。なぜなら今までは普通に地上にいて人間たちをボッコボコにしていたが、謎の揺れの後視界が暗転し何もすることができなくなってしまったからだ。さらに食料、水などのさまざまな問題が発生しており、このままでは餓死してしまう。その時であった、ボコン!という音がして兵士たちの歓声が聞こえた。
「ゼクシィ様!穴が開通しました。おそらく中は相当レベルの高いダンジョンです。われらから判断してもSSSランク程度だと思います。」
「何ぃ!SSSランクだと?本当にその情報は正しいのだろうな?」
「はい。残念ながら完全に正しい状況です。少し厳しいですがダンジョンの攻略を開始したいと思いますがよろしいですか?」
「さっさと地上まで戻るぞ!先陣は俺がきる!者どもついてこい!」
というような状況になっていた。
ちなみに魔族からしてSSSランクのダンジョンということは人間側からすればランクにして数えられないレベルのダンジョンである。




