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パージストライカーユニット -羞恥に咲く一点突破 -【ショート版】  作者: 五平


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15/24

第15話:黒幕の降臨と“狂気の愛の告白”

街の広場は、

色とりどりの提灯で照らされていた。


人々は楽しそうに歌い、踊り、笑い声が溢れている。

でも――

その視線は、どれも私を追っていた。


(……やだ……なんで、私ばっかり……)


胸の魔力紋が、ずっと脈打ってる。

装甲なんてもう極薄の皮膚同然で、

そこが脈動するたびに、

街中から熱っぽい視線が集まるのがわかる。


(いや……見ないで……お願い……)


---


そんなとき。


「……ようやく見つけました……」


背筋がぞくりと冷たくなった。


広場の中央に、

黒いローブを纏った人物が立っていた。

月明かりが差し込んだその瞬間、

フードの下の瞳が妖しく輝いた。


(……誰……)


---


「リゼット様――

あなたが、この美しい羞恥に染まり、

魔力を溢れさせるまで……

私はどれほど待ちわびたことか。」


その声は、甘かった。

耳元で囁かれているような、

体中を撫でるような。


「っ……や、やだ……誰……っ……」


レイナが私の前に立った。

「下がって。こいつ、普通じゃない……!」


でも黒幕は、優しく笑った。


---


「――あぁ、レイナ様も。

あなたは見事でした。

リゼット様の羞恥を育むその手際、

私も感嘆いたしましたよ」


「……何を……言って……」


「リゼット様。

貴女の“一点突破”で魔核獣を祓うたび、

街は喜びに沸き返り、

世界の瘴気は浄化されたように見えたでしょう?」


黒幕がこちらへ手を伸ばした。


「ですが――

それは全て、

この世界の均衡を壊すための装置に過ぎないのです」


---


(……え……?)


「貴女の羞恥。

その脈動する魔力紋。

パージで露出を増すたびに、

世界はその均衡を失い、

私の手に落ちていったのですよ。」


黒幕の瞳が、

優しく細められた。


「――愛しているのですよ、リゼット様」


---


「……っ……」


「貴女が、

羞恥に顔を赤らめ、

呼吸を荒くし、

快楽に戸惑いながらも

仲間を守るために一点突破する――

その姿が、

この上なく愛おしいのです。」


黒幕の声が脳髄に直接響く。

魔力紋がまたドクドクと、

脈打って苦しくなる。


---


「その羞恥に滲む血潮……

それこそが、貴女という至高の聖杯。

生きているからこそ、貴女は恥じらう。

その命が、脈動が……愛おしくて仕方ないのです。」


「や……やだ……

いやぁ……!」


思わず耳を塞いだけど、

その声はどこまでも入り込んできた。


---


「私がPSUを作りました。

パージを促し、

貴女をこの“極薄密着”まで導いたのも、

全て私です。」


「っ……いや……いやっ……!!」


「でも怖がらないでください。

これは私からの、

究極の愛なのですから……」


黒幕は月明かりの中で、

陶酔したように微笑んだ。


---


(……私……全部……

この人の……手の上で……)


頭が真っ白になって、

呼吸ができなくなりそうだった。


その時、

レイナが私の手を強く握った。


「リゼット、大丈夫。

絶対に、こいつの好きにはさせない」


---


「――ふふ……

面白いですね。

それなら、

もう少しこの愛を楽しみましょうか」


黒幕が軽く手を振ると、

地面が裂け、瘴気が渦を巻いて立ち昇った。


魔核獣たちが、

その中から次々と姿を現す。


---


「さあリゼット様。

もっと恥ずかしい姿を見せてください。

もっと魔力を溢れさせて――

私だけの至福を、完成させるために。」


黒幕の声が、

私の胸の奥を優しく撫でていった。


魔力紋が熱く脈打つ。

私の羞恥も恐怖も、全部、

その声に絡め取られていくようで――


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