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きみのそばに

作者:ひろゆき
 ひらり、ひらり、と紙飛行機が飛んでいた。
 紙飛行機は足元にふわりと降りた。
 誰が飛ばしたのか、振り返っても静寂した校舎が石原尊を見下ろしているだけ。
 拾い上げれば、予定されていた修学旅行の文字。
 保護者向けに配られていたプリントで折られていた。
 なぜ? と疑問を残しながらも次の日、教室で一人の女子生徒、長澤芽衣と会う。
 悠然とした態度の芽衣。
 屈託ない笑顔で迎えられたとき、口から言葉がこぼれる。
 それはどこか責め立てるような疑問が形となって襲う。
 それでも、芽衣は悠然と答える。
 揺らぐことのない姿に、疑問はさらに強まっていく。
 ーー バカみたい
 折られていた紙飛行機を広げると、現れる文字。
 “修学旅行”に対して?
 それとも誰かに対して?
 芽衣は目を細めるだけ。
 一  ~ 空 ~
2021/02/03 22:05
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