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一緒に帰ろ?

さぁて、いったい今度はどんな罠を仕掛けてくるんだ?


俺は死刑囚になる気はないぞ!


何度も考えたがこれが純粋な好意なのかはわからない。


だが、ひとつわかることがある。


思考を放棄せよ!!


考えるだけ罠があるかもしれない!


「高橋くん、もしかして嫌だった?」


その橘さんの言葉を聞き、橘さんの後ろにいた女子二人が、まるでかたきを見るような目で俺のことを見ていた。


「ひぃっ、いっいえ帰りましょう。」


俺は震えながら答えた。


「私のことそんなに嫌なの?」


「ちっちがいます。ただ.........」


その瞬間橘さんの後ろにいた女子二人組の目が完全に蛙を見る蛇の目をしていた。


「ナッ、ナンデモアリマセン」


その瞬間、橘さんは

「ふふっ、絶対何かあるやつじゃん。」

といって可愛らしく笑った。


さすがの俺もかわいいと思ったのだ 。


周りの男子たちの騒いでいるようすはすごかった。


「うおっ、橘さんが俺のこと見て笑ったぞ!」「いや、おれだ!!」「ちがう、俺のこと見て笑ってんだ!!」


だが、橘さんの後ろにいた二人組がその男子たちを鋭い眼光でみた瞬間に男子たちは一瞬で黙った。

「「「すみません」」」


俺は思った。


おそろしい!


なんとおそろしいのだ。


もしやあの二人は橘帝国皇帝の側近の近衛兵みたいな存在なのか?


それとも聖女を守る聖騎士なのか?


圧が強すぎる!!


いまもずっとにらんでいるぞ!

なんということだ。これは行くしかないのか。


「じゃあかえろっか?」


「.....はい......」


あぁ、終わった。


「くっそ、高橋の奴めが橘さんと仲良くしやがってぐやじいいいい!」


だが、またもや近衛兵が、


「「だまれ!!」」


といった瞬間に男子たちは黙った。

これは何かのコントなのか?


........というような騒動が起きたがその後、なぜか河野と近衛兵二人が目配せしあいながらどこかへ行った。


二人きりにしようとしてるのか!


やめろぉ俺が犯罪者になる!!


いやだぁぁ!


このとき俺の頭の中にはとある映像が思い浮かんだ。


男子高校生高橋容疑者は、同じ高校生の女子生徒に対して過剰な接触やストーカー行為をしたため逮捕されました。


という映像だ。こんなの嫌だぁぁ!!

いやじゃいやじゃ、もういやじゃぁぁ!

などと想像の幅が広がっていたが、


「ねぇ、高橋くん昨日楽しかった?」


「はい、とても楽しかったです。僕は猫が大好きです。橘さんも猫が好きなんですか?」


「猫は好きかな。そういえば高橋くんのしたの名前聞いてなかったと思うんだけど教えてくれない?」


「えっと、蒼介そうすけです。」


「へぇ、そうすけっていうんだ。じゃあ私もこれからそうすけって呼ぶね!あっ、あと私のことも茜って呼んでね!」

といって可愛らしく笑った。

「...はい」


....なんかいつのまにかどちらも下の名前で呼ぶことになってるんだけど....なんで?


俺はただ猫カフェに一緒に行っただけだぞ?


なんでこんなラブコメの強制イベントみたいなのが起きてるんだ!?


ありえん!なぜなんだ!理解ができない。


スクールカーストのトップオブザトップの陽キャが俺に構うわけがないだろ!


もういい........思考を放棄せよ!!


考えてはいけない!


考えるだけ沼にはまってしまう。

などと考えているうちに分かれ道がきてしまった。

「じゃあね、そーすけ!」

下の名前を呼んだ瞬間に恥ずかしそうな顔を一瞬したがそのまま走って逃げていった。


.....うん、なぜ逃げた?


やはり何かの罠を仕掛けられたのか!


恐るべし、橘帝国だ!


.......家の中

「はぁ、つかれたぁぁ」


もういやだ。


考えるだけ脳みそが疲弊していく。


よし!チャッティー大先生に相談しよう!


『なぁ、チャッティー先生疲れた』


『どうされましたか?何かお手伝いできることはありますか?』


とかえってきたので今日のあったことなどの内容を打つと

『統計的に見るとその女性はあなたに好意を持っているようです。デートまで成功させているので素晴らしいと思います。』

『あなたはこれからその女性と仲良くなる可能性が高く、罠である可能性は極めて低いと思われます。』

『なお、相談内容から判断する限り、あなたが逮捕される可能性は極めて低いと思われます。』

とかえってきた。


ゆるせん。


ゆるせんなぁ。


こいつ勉強とかのと気には頼りになるけど、

青春に関しては役立たん。


なんなんだよ先生まで敵に回ったじゃん。


あと最後のは聞いてねぇぇ!


いいかげんにせいやぁぁ。


罠の可能性を考えない純粋な奴じゃねぇぇんだよ俺は..........


......ピコンッ.........

ん?スマホからか?.....うんスマホだ。


『HEY Siri LINEを起動』


『はい、かしこまりました。』


わーー、たちば....あかねさんからだ


やっぱりあけるのは危険だ!


この前なんか空けてすごい目に遭ったからな!

・・・・

いや気になってきたなぁ

・・・・

そんなに毎回爆弾送ってくるわけないでしょ

・・・・


いざっ、オーープン


..........おーまいごっど


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