海
ついに海についた。
さわやかな海っぽいにおいと風が吹いてきて気持ちがいい。
「じゃあ、とりあえず更衣室で着替えてから集合しようか。」
隆の一声でみんなが動いていく。
やはり、隆は行動力があってみんなにも信頼されていることを思い知らされるな。
俺からしたらたとえ5人であろうと話しかけることすら緊張してうまく話しかけられない。
こういうときでも自分が陰キャだなぁって思う。
世の中の高校生もこんな感じなのかな?
「おい、蒼介何をボーっとしてるんだ?」
「........何が?」
「もしかしてお前.......」
「?..........」
「橘さんの水着姿想像してただろ!」
してませんが!?
なんか、コミュ力高くてすごいなとか思ってたのに、急に変な話題フルのやめてもらってもいいですか?
なんか期待を裏切られた気分になった。
ひどい。
「してねぇよ。」
「間があったが?」
「お前がすごいなって思ってたんだ。」
「まぁいいや。橘さんと二人きりにしてやるからちゃんと仲よくしろよ。」
「そういうのいらねぇよ。」
ふざけんな!
そう思いながら更衣室を出た。
......5分後
「蒼介、女子たちなかなか出てこねえな。」
「先に行くか?」
「.......そうするか。」
そういうやり取りをした後俺たちは海に移動した。
日光が大変しんどい。
これまでずっと部屋に引きこもったりと室内にいることのほうが多いからなぁ。
自分が今やっている小説を書くということも基本的には職業柄外には出ないでひたすらに文章を考え書く。
意外に簡単に思えるが、大変難しい。
「蒼介君!お待たせ!」
そこに茜がやってき........
ちょっとやばいかもしれない。
茜の姿を見た俺は一瞬意識を失うかと思い、ふらついてしまった。
とにかく露出が高いのだ。
露出が高いのはいいこととは言えない。
普段見ているのは制服姿や普段着の姿ということだけで水着はほとんど下着といっても過言ではない。
とどのつまり........陰キャの俺には刺激的すぎる!
そんなことを考えながらぼーっとしていると、気づいたら彼女は俺に接近していた。
思わず俺は一歩下がる。
茜は一歩前に進む。
......
そんなループが続いた。
♦隆side
思わず笑みをうかべずにはいられない。
茜と蒼介が仲良さそうに海岸を散歩している。
なぜか蒼介は後ろ歩きをしているが.......
何とかなるだろう!
このままくっついてしまえ!
♦蒼介side
まずい、まずい、まずい!
このままでは密着してしまうぞ!
そんな中、隆の呪いでも届いたのか知らないが蒼介は海岸の砂浜に足を引っかけ転んでしまう。
「危ない!」
そう叫んだ茜は蒼介のことを抱き寄せた。
ゼロ距離
つまり....
くっついた!!




