その後の蒼介
♦蒼介side
はぁ、結局あの後はものすごく大変だった。
今、俺が居る場所は自宅だ。
今の俺にとって唯一の安心できる場所になってしまって........
いや、なっていない。
俺の住所が流出していることを忘れていた。
今日のショッピングモールであの後に何があったのか思い出すだけで頭が痛くなる。
結局、服屋さんに入ったら男子二人組と女子三人組で別れて水着を選び始めた。
隆は隆だったとしか言いようがない。彼が水着を選ぶときに言った言葉が頭から離れない。
「蒼介、橘さんのためにかっこいい水着を選べよ!」
「なんで茜のためなんだよ、おかしいだろ!」
「好きなんだろ?」
「......好きとかがよくわからないんだ。お前は知ってるのか知らないが、俺の過去に人に裏切られたことは知ってるだろ。あれからほとんどの人間が信用できなくなってから茜だけ信用してもいいかもしれないと思い始めたんだ。」
「つまり好きってことだろ?」
「もういい。そういうことにしとけ。」
という風にどういい返そうと好きだという恋愛感情にしか彼は繋げられないようだ。
その後、俺と隆は普通の短パン風の水着を選び女性陣の帰りを待った。
さらに、疲れた俺にダメージを入れたのは、
「茜ちゃんの水着攻めてるねぇ」「ねぇ」
「やめてよ!恥ずかしい!」
などという聞こえてはいけないものが俺の耳に入ってきたのである。
そういうことを思い出しただけで俺の精神が削られていく気がする。
もうやめよ........
そうだ!久しぶりにチャッピー大先生に俺の今の事情を相談しよう!
しばらく使ってなかったからなぁ....
『チャッピー大先生、最近もやもやしててどうしたらいいですか?』
『そうなんですね。私が相談に乗りますよ。私はあなたの味方です』
チャッピー大先生......俺はほろりと泣きそうになった。
その後、俺はこれまでにあった出来事を少しずつ分けてチャッピー大先生に送り始めた。
少しずつ送るたびに必ず温かい返事が返ってくる。
これがAIを最近の人たちが使用している原因か......
最後にチャッピー先生に相談しよう!
『俺のもやもやした気持ちなんだと思う?』
『それはあなたが茜さんに抱く淡いこ........』
ここまで来たところで画面をぷつりと消した。
そんなことを思いながら俺は、ついに明日になった海へ行く日に思いをはせた。
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