言い訳
「まさか君は昨日のzoomに出てきた茜の彼氏だとかいうふざけたやつか!」
かえって早々俺の存在に茜の父親が気づいたようで、こちらにずんずんと歩いてきた。
茜の父は身長が190cmを超えていそうなくらい身長が高く、威圧感が半端なかった。
「はい、昨日は途中で抜けてしまい申し訳ありませんでした。」
俺が礼儀正しくそう返答すると、茜の父は少し驚いたように
「君は礼儀正しくできる人なのか........では向こうの部屋で少し話を聞くとしようか......礼儀が悪ければ今すぐ追い出そうと思ったが。」
最後のほうにぼそっと怖いこと言ってる気がするけど気にしてはいけないやつだよね!
秋山さんに今まで鍛えられてきた大人とのやり取りが今役立ってよかった.....
そうして俺が招き入れられたのはおそらく茜の家の応接室だ。
「まず最初に言っておこう......茜は渡さん!!」
急に何!?
俺何も言ってないよね?
茜さんをください!みたいなこと一言も言った覚えがないんだけど!
「すみません、大前提として私と茜さんはお付き合いしていません。」
「茜とは遊びの関係だというのか貴様は!!」
違います。やめてください。圧がすごいです。
「最後まで話を聞いてください。彼女とは遊びの関係ではありません。あくまで友達です。」
「ほう、うちの娘はかわいくないと言っているのか?」
ねえ、どうやったら怒らないのこの人!
何言っても怒ってくるじゃん。
まだ俺何もしてないよね?
「かわいくないとは言っていません。確かにかわいいとは思いますが恋愛関係であったり、遊びの関係ではないです。」
俺がそう弁明すると茜の父は急に黙って、
「.......わかった。今日のところは許してやろう。」
今日のところはっていう不穏な言葉が聞こえてきた気がしたけど、気にしてはいけないやつだよね。
うんうん。
「では、帰らせてもらいます。」
「ああ、茜のことは渡さないが、体には気をつけろよ。最近かぜが流行ってるらしいからな。」
「わかりました。ありがとうございました。」
俺はそう言って茜の家の玄関を後にした。
......そういえばスマホのバッテリー残すために電源切ってたけど秋山さんとかから何か来てるかな?
そう思い、スマホを起動した後LINEを開いた。
・・・・
・・・・
よし、許さない。
スマホの画面、そこに書いてあったのは.....




