さまよう
ポツンと1人で道路を歩く。
今はまだ朝の5時だ。
学校に行かなくては、と思ったがそれはただ家にいると気分がわるいからだ。
はあ、なんか嫌な夢を見たな。
あんな夢を見せられたら俺の希望が全て吹き飛んでしまうじゃないか!
よしっ!切り替えて頑張るぞ!
あんな昔に起きたことなんか忘れた方がいいんだ。
あんな過去に引きずられては………
いや、他人を極力信じず、かかわらず自分の世界にいれば問題はないはずだ。
もう7月の末で今日学校に行った後から夏休みが始まるからもう誰とも会わなくていい。
...........それでいい。
何も間違っていないはずなんだ。
誰も信じなければ傷つくこともない。
.........俺は正しいはずだ。
そんなことを考えたり、自分の過去から逃げるために公園のブランコをしていたら登校時間になった。
憂鬱で何もかも壊したくなる気分で俺は席に座り気配をなるべく消した。
♢茜side
まずい!今日で学校が終わっちゃう!
蒼介くんとの予定が全くたてられてないんだけどどうしよう!
このままだったらなんにもできないまま青春の夏が終わっちゃう!
そんなのは嫌だから教室についてから蒼介くんのことを誘うぞ!
......教室に到着
あれ?
なんか蒼介くん元気がないのかな?
前まで話していたときよりもしんどそうにしてる気がする。
いつも雰囲気を消しているようだけど今回はいつもにまして顔が色白になってて今にもつぶれそうな感じ....
何かあったのかな?
「あの、蒼介くん?」
「.....なんだ?用がないならあまり話しかけないでほしい。」
本当に大丈夫なの?
「大丈夫?」
「なにがだ?.....放っておいてくれないか?」
大丈夫じゃないじゃん。
今にも苦しくて泣きそうな顔してる。
こんな彼は放っておけない。
「またあとで話すから絶対に待ってて!」
「.....へ?」
そういうと私はとある人に助力を求めに行った。
♢蒼介side
どうしてあの陽キャはこうもおれにかまってくるのか?
今日はもう突っ込む気にもなれない。
俺の防衛は完全だ。
早くこの1日が終わって静かな夏休みを一人で過ごしたい。
誰も俺を救えやしない。
どうしてここまで落ちてしまったんだろうな。
そう思うと少し嘲笑が漏れた。




