なんじゃぁぁぁぁ!?
こちらにやってきた茜と隆は俺のところに来る途中で作戦会議みたいなことをしていた。
作戦会議かは知らん。
だが、大変怪しい雰囲気であった。
何をしておるのじゃ?
儂はもうつかれたのじゃ!
やめてたもう!
「ごめんね。驚いた?あれしたら会場が盛り上がると思って頑張ったんだ。」
顔を真っ赤なリンゴのように染めながらそういったあと、ゴニョゴニョとなにかを言っていた気がするがなにも言ってないだろ!
やっぱりな!
演技のためなんだぞ!
ここで勘違いした瞬間やはり俺はダメになってしまうのだ。
♢隆side
まずいな。
茜が突っ走りすぎた。
恐らく彼はまだ、茜が自分に好意を持っていないと思っている。
いまここで、好意があると明かしてもいいが面白くない。面白くないのだ!!
とりあえずそのままにして彼が茜に籠絡されるのをじっくりと眺めさせてもらおうじゃないか。
恋愛を横から眺めるのは最高だからね!!
「橘さん、そのまま告白しちゃダメだよ。」
僕は小声でそう話した。
「なんで?今明かした方が気分が高揚してるしOKされやすいんじゃないの?」
少し怒っているようだ。
「どうせなら彼から告白させようよ。」
僕がそういうと彼女は少し驚いた顔をしながら、
「でも、その間に蒼介くんのこと誰かにとら
れちゃうかも」
「そんな蒼介と橘さんの間にはいる害虫は僕と君の親友たちと取り除くからさ。」
「わっ、わかった。..........よ~し蒼介くんに告白してもらうために頑張るぞ!」
♢蒼介side
もう疲れた。
教室に戻ったあとには男子全員からブーイングを覚悟してたのに誰もなにも言わない。
しかも、顔すら合わしてくれない。
合わせようとしたら怯えた顔で窓の外を眺める。
なにこれ?いじめの発生ですか?
話しかけてくれないじゃん?
いや、話しかけられたら絡んでくるだけか。
というかそもそも俺は陰キャだから普通は誰も話しかけるはずがないんだよな。
いいのか悪いのかよくわからないな。
もしかして!
...........隆と近衛兵たちの仕業じゃないだろうな?
ほら、よくあるじゃん。
あいつには絡むなよとかいってリンチにするやつ。
それで男子たちを弾圧したんじゃ..........
さすがにないな!
隆がそんなことするわけ.............あるな。
ええ.........なにしたんだよほんとに.......
クラスの雰囲気女子たちのテンションがマックスで男子たちは全員支配者の前に跪く子羊みたいになってる。
まぁいいや、おうちに帰ろう。
そう思った俺が教室からでた瞬間、茜に声をかけられた。
「今日も一緒に帰ろ!部活ないから!」
一緒に帰るだけだな。ナラヨシ!よくねえけどまあしかたないか。
「ああ。」
そう返事をしたあとに二人で教室を出て、道を歩きながら、今日の劇の内容について二人で雑談していた。
そして、俺の家と茜の家の分かれ道がきたとき唐突に茜がこう言った。
「ねぇ、蒼介くんのおうちにあそびにいってもいいかな?」
なんでぇぇぇぇ!?
男の家に女子一人で来るなんて........
なに考えてんだぁぁぁぁ!




