新手の訪問販売ですか?
いや、なんで俺の家まで来るんだ?
ん?待てぇい!一番重要なことがあるではないか!?
なんで俺の家の場所知ってるんだよ!?
俺っていつ教えた?誰にも教えた覚えがないのに最近いろんな人が家に来るんだけどなんか新手の犯罪か何かに巻き込まれてるのかな?
ほら、訪問販売の詐欺とかで巻き込まれるような………………
新手の闇バイトなのか!?
いや、流石に茜がそんな黒い感じの商売に手を染めるようなことはないだろう…
そんなことがあるか?いや、ない!これだけは決定事項だ!
『あの、蒼介くん大丈夫?』
すっかり忘れてた。
家の中に入れてあげないと、今は7月だから少しずつ暑くなって来る頃だ。
『あぁ、大丈夫だ。今家の鍵を開ける。』
そう言って茜のことを俺の家の中に入れたが、これってもしかして家に連れ込んじゃってる?
大変不味くないか?
俺まだ犯罪者になりたくないんだけど………
……このままだったら俺に連れ込まれました!とかいって裁判所に連れて行かれるのではないだろうか?
いやダァぁぁぁ!!
犯罪者になったら俺一生就職できなくなっちゃうじゃん。
就職できないのは大変まずいし、そのせいで俺の親にも迷惑をかけることになる。
親との約束は守ったほうがいいし、約束を守らない奴は本当に終わっている。
俺は約束というものをしたらとにかく何があろうと守ると決めている。
それは、中学校のある時に決断したことだ。このことは何があろうと譲れない。
「あの、蒼介くん……………自殺しようとしてないよね?」
自殺!?なんで俺自ら死ぬんです?死にたくねぇよ………
もしかして、私があなたのことを潰すから自ら潰れないでくださいってわざわざお願いしにこの俺の家までやってきたのか?
「自殺!?俺そんなことしないよ。俺は120歳の人間の生きれる限界まで生きて朽ち果てるんだ!」
「よかった…………LINEですごく心配なメッセージが最後に来てたからここまできたんだ。」
心配なメッセージ?何それ?俺牛みたいに元気って送ったハズなんだけど、何か間違えたりしてたのかな?
そう思った俺は自分の打ったメッセージを確認した瞬間自分の目を疑った。
流石に嘘だろうと思って一度スマホの電源を切り、もう一度入れ、確認した。
メッセージは変わらなかった。
まだだ!まだ俺がこんなことを打った保証はない!そう思った俺はもう一度………
というふうに3回繰り返したが、変わらなかった…………
いやだ!なんで俺こんなタイプミスしてるの?
死みたいなものだよってどういう意味?本当に自殺志願者みたいになってるやん。
俺まだ死にたくないんだけど………
「蒼介くん、大丈夫?さっきからスマホの電源切ったりつけたりしてるけど……」
「あぁ、大丈夫だ。俺のタイプミスだったみたいだ。本当にすまない。これからは気をつけるよ。」
「うん!」
「そういえば、俺の家の場所ってどうやって知ったんだ?もしかしてネットで晒されてたりするのか?」
そういうと茜は驚いた顔をした後、微笑みながら
「違うよ。河野くんが教えてくれたんだ。」
た〜か〜し〜………………あのやろぉぉぉぉ!!
許さん!
人の家の情報をバラスなんぞ俺のプライバシーを侵害してるのか?
おかしい。
絶対におかしいぞ!
普通は人の家の場所なんて誰にも教えないはずだ。
いや、待て。ふたつ疑問が生まれた。
なんであいつこんな時間に起きてるんだ?
しかもあいつ俺の情報色々と知りすぎだろ!
どこから俺の情報なんて仕入れてくるんだ?
まぁいい。そんなこと考えても誰にもわからん。ストーキングでもしてるんだろ。
もう一つ重要なことがあった。
茜の顔色ちょっと悪いな………もしかして寝てないのか?
「なぁ、顔色悪いけどもしかして昨日寝てなかったりする?」
「ひゃっ!………う、うん。蒼介くんが心配で…………」
なんで俺の心配なんかして夜に眠れなくなってるんだ?
俺の周りには理解できない謎が多すぎる!
何か妖怪でもついてるのか?妖怪ナゾ〜ナゾみたいな感じのやつ。
やっべ、考え事とかしてたらもう7時じゃん。そろそろ学校に行かないと
「茜、そろそろ学校に行くんだけどどうする?2人別々で行くほうが誤解を生まないしいいと思うんだが………」
「2人で行くのはどうかな?」
うん。人の話聞いてないのかな?誤解を生むんだよ?
そんな陽キャのノリ強すぎるだろ!?
「誤解を生むかもしれないんだけど……………」
「いいよ。」
茜は即答した。
流石は陽キャだな。うんうん。
良いわけないだろぉぉ!




