防衛本能
なぁ嘘だろ?絶対に俺のこと騙そうとしてるだろ?罠だな?これで間違えて好きになって告白したらドッキリだったよみたいな感じだろうか?
う〜〜ん、よく考えてもわからないな。この美少女の本当にしたいこととはなんだろうか?
だが分かっていることは一つあるのだ!
これは…だまされ、告白した瞬間に全校の生徒に知られ俺は一生周りから馬鹿にされて生きていくしかない…そんな高校生活は嫌だ!
しかめっ面をした俺に橘さんは、
「あの、高橋くんその……だめ……かな?」
またそのイチコロ上目遣いきたー!恐ろしいこんな上目遣いされたら誰だって一瞬で好きにな……ダメだ!オチツケオレッ!クールダウンダ!
「いっいいですよ。」
と俺は言って自分のスマホ画面を開いてQRコードを橘さんに渡した。またも橘さんは嬉しそうな顔をするがこれが本当に嬉しく思っているのかは俺にとっては全くもってわからない。ただの陽キャの特性かもしれないのだ。騙されるわけにはいかない。
たとえこの世界が滅びようと!!!
♦︎橘side
時は教科書を見せてもらう前まで遡る。
高橋くんの隣とっても嬉しいけど、どうやって話しかけたらいいのかな?
う〜〜ん………
そうだ!教科書を忘れたことにして、席をくっ付ければ合法的に近づけるし、もしかしたら話しかけてくれるかも!と思ってやろうとしたけど……
教科書忘れたふりするのまじで恥ずかしいよぉ〜
ええい乗りかかった船は最後までっていうし頑張って近づかなきゃ!
「ごめんね、高橋くんちょっと教科書見せてくれない?」
と言えた!
「もっもちろんです。僕のでよかったらどうぞ。」
でも、なんか目上の人に献上するみたいに教科書を渡された。いや、2人で見ないと意味ないじゃん。席くっつけられないじゃん。私と一緒に授業受けたくないのかな?と少しセンチな気分になりかけたが、ここであきらめてはいけないと
「ふふっ、私に渡されたら高橋くんが見れなくなるじゃん。私が席くっつけるから」
と言って席をくっつけた。これぞ合法的に近づく方法だ!
私は、楽しくも短い授業を受けた後、やらかしてしまった。
つい嬉しくなりすぎて LINEの交換をしないか高橋くんに聞いてしまったのだ。
高橋くんは言われた瞬間困ったような顔をしていたし………私って嫌われてるのかな!?この恋は本当に成就するのかなとかなり不安になっていた所に高橋くんがオッケーを出してくれた。
危ない、危ないこのまま終わってしまう所だった。
恥ずかしいから逃げよっと…。
♦︎高橋side
橘さんは俺のLINEのIDを手に入れると少し赤い顔をしながらどこかへ向かって走っていってしまった。
なんで逃げたんだ?………なんのために走ってまで………いや!分かった!
これは今橘さんの友達に報告しにいってるんだな!自慢げな顔でこのように
「ねぇねぇ、聞いて聞いて、隣の席のやつちょろいんだよ、ちょっと喋っただけで私が好きになったと思ってるって、ふふっ」
ていうような感じで俺が醜態を晒したようにしてるんだな。絶対そうに違いない。
俺がチョロインならぬチョロ男子だと思ってるんだ。
そうさ!そうにちがいない、
チガワナインダ!
というふうに悶々としているとその後の授業はいつも通りのようにすぎ、
家に帰宅した………とでも思ったのか?俺は帰宅部だ!つまり、帰り道の途中で色々なアニメのグッズを買うのだ!まぁ週3回は同じ店でバイトしてるけど。
寄り道はしたが家に帰った。家には俺1人だ。別に家族がいないわけじゃない。仲良くやってるぞぉぉい。
家についてからは今日買ったアニメのグッズを眺めニコニコしてしまう。
おっと言い忘れていたが俺が好きなのは女の子のフィギュアとかじゃないぞ。俺が大好きなのはSFアニメの特に多脚機が出てくるものだ。そのフィギュアの形は実に………なんて語ってたら2時間もかかるわ!
まぁ今日1日は大変だったなぁ…。学年1の美少女からなぜかドッキリ?のために何か仕掛けられLINEも交換させられたからなぁ………
ピコンッッ!
とLINEの通知音がしてついスマホを手に取ってしまう。
俺のLINEは繋いでいる人が親しかいない。
おっと、違った今日橘さんとLINE交換したんだったな。
よっこらせ、と思いながらスマホを開けLINEのアイコンをタップするとなぜか橘さんからだ。
………いやこれはダメだ。
・・・・
絶対に開けてはならないパンドラの箱なんだ。
・・・・
なんの罠を仕掛けてくるのかわからんぞい!
・・・・
なんて考えながら結局のところはな開けてあげないと可哀想じゃん。
開けてあげ……………………………ん?………………………………は?
「なんじゃこりゃぁぁぁ!なんだ!この写真は!?」




