第5話 Eランクへ
新連載もよろしくお願いします!
『平民出身の転生執事、最強王女を育成する』という作品です。
お手すきの際に是非!
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町へ戻ったころには、日が傾き始めていた。
俺とフェリシアは、そのまま冒険者ギルドへ向かった。
「あ、戻ってきましたね」
依頼を紹介してくれた受付嬢が俺たちに気づく。
「どうでした?」
「三体とも倒しました」
持ち帰った角をカウンターへ置くと、受付嬢が一本ずつ確認した。
「確かに角ウサギの角ですね。三体分あります」
これで依頼達成だ。
「お二人とも怪我はありませんか?」
「大丈夫です」
「私もありません」
「それならよかったです。報酬は六千ジェニーになります」
「六千ジェニー」
二人で受けた依頼だ。
「半分ずつでいいですよね?」
フェリシアを見る。
「えっ。でも、アレンさんが前で戦ってくれましたし……」
「フェリシアさんも二体倒したじゃないですか」
「それはそうですけど」
「二人で受けたんだから、半分でいいですよ」
「……分かりました」
受付嬢が報酬を分ける。
「では、三千ジェニーずつです」
硬貨を受け取った。
午前中に稼いだ八千ジェニーと合わせれば、今日の稼ぎは一万一千ジェニーになる。
冒険者になった初日としては十分だ。
そのとき。
【依頼達成を確認しました】
【Fランク依頼《角ウサギ討伐》を達成しました】
【30P獲得】
【保有:225P】
「……よし」
「何か言いました?」
「いえ」
依頼を達成すればPが増えることは、これで間違いない。保有Pも二百二十五まで増えた。
「アレンさん」
「はい?」
「お腹空きませんか?」
言われて気づいた。
朝に食べてから、まともに何も食べていない。
「空きましたね」
「ここの食堂、結構おいしいですよ」
「ギルドに食堂もあるんですか?」
「奥にあります」
フェリシアについていくと、ギルドの奥にはいくつもの木製のテーブルが並んでいた。
冒険者たちが酒を飲み、料理を食べている。
「何にします?」
壁に掛けられた品書きを見る。
肉と野菜のスープ、パン、焼いたソーセージ。全部合わせて八百ジェニーだ。
「これにします」
「私も」
二人で同じものを注文し、しばらくすると料理が運ばれてきた。
パンをちぎり、スープにつけて口へ運ぶ。
「美味しい!」
「でしょう?」
朝から二件も依頼をこなしたせいか、温かい料理が余計においしく感じる。
「こういうのも悪くないな」
「こういうの?」
「仕事が終わったあとに食べるご飯です」
「…………」
フェリシアが少し笑った。
「私も久しぶりです」
「何がです?」
「誰かと依頼に行って、そのあと一緒にご飯を食べるの」
「ああ……」
パーティに入れず、最近は一人で採取依頼ばかりだったと言っていた。
「明日も依頼を受けます?」
「受けます」
フェリシアはすぐに答えた。
「じゃあ、明日も一緒にやりませんか?」
「いいんですか?」
「もちろん」
「はい!」
嬉しそうに頷く。
「よろしくお願いします」
「こちらこそ」
こうして明日も二人で依頼を受けることになった。
◇
フェリシアとギルドの前で別れ、昨夜と同じ安宿へ戻った。
一泊三千ジェニー。部屋は狭いが、寝るだけなら十分だ。
ベッドへ腰を下ろし、《会員》を開く。
【会員ランク:ブロンズ】
【保有:225P】
【筋力強化 30P】
【耐久強化 30P】
【敏捷強化 30P】
【回復 50P】
これまでは、何が起きるか分からないからPを多めに残そうと思っていた。
でも、今日一日で魔物を倒しても依頼を達成してもPが増えることが分かった。
冒険者を続ける限り、Pを得る機会はある。
「だったら、使わない方がもったいないな」
《回復》を一回使える五十P以上は残しておく。それ以外は、使えるだけ使ってみよう。
現在の能力を表示する。
【筋力:30】
【耐久:30】
【敏捷:30】
【魔力:18】
【一般成人基準:10】
「まず筋力」
【筋力強化を購入しますか?】
【必要:30P】
「買う」
【筋力:30 → 40】
【保有:195P】
「……っ」
身体の奥が熱くなった。
腕だけじゃない。肩や背中、腰、脚まで、全身に力が満ちていく。
拳を握ってみると、それほど力を入れたつもりはないのに、手のひらへ爪が食い込んだ。
「これが四十……」
まだいける。
「もう一回」
【筋力:40 → 50】
【保有:165P】
再び身体が熱くなった。
今度はさっきよりも強い。
ベッドの横にある木製の椅子へ手を伸ばし、背もたれを掴んで片手で持ち上げてみる。
「……軽い」
昨日なら普通に重さを感じていた椅子だ。
それが今は、腕を伸ばしたまま持ってもほとんど負担を感じない。
試しにゆっくり上下させてみる。それでも腕はほとんど疲れなかった。
「すごいな……」
数字が上がっただけじゃない。身体そのものが明らかに変わっている。
この力で剣を振ったら、昨日とは威力も違うはずだ。
椅子を静かに戻す。これ以上試して壊したら、宿の主人に弁償しなければならない。
「次は耐久」
【耐久:30 → 40】
【保有:135P】
今度は筋力とは違い、皮膚の下から身体全体が固くなったような感覚がある。
自分の腕を強めにつねってみる。
「……痛くないわけじゃないな」
ただ、以前よりずっと弱く感じる。
最後は敏捷だ。
【敏捷:30 → 40】
【保有:105P】
身体が軽くなったように感じる。
もちろん、体重が減ったわけじゃない。
動こうと思った瞬間に、身体がすぐについてくる。
「もう一回」
【敏捷:40 → 50】
【保有:75P】
ベッドから立ち上がった。
「うわっ!」
気づけば二歩先まで進んでいた。
慌てて足を止める。
目の前には壁。あと一歩進んでいたら、そのままぶつかっていた。
「なんだこれ……」
自分では、いつもと同じように立ち上がっただけだ。
それなのに身体は、思っていたよりずっと先まで進んでいる。
一歩だけ右へ動いてみる。
次は左へ。
「速い」
足を動かしてから身体がついてくるんじゃない。
動こうと思った瞬間には、もう身体が動いている。
《敏捷強化》を最初に買ったときも違いは感じたが、今はその比じゃない。
狭い部屋では怖くて本気で動けそうになかった。
もう一度、能力を確認する。
【筋力:50】
【耐久:40】
【敏捷:50】
【魔力:18】
【保有:75P】
「明日、外で試してみよう」
自分がどれくらい強くなったのか、早く確かめたくなった。
◇
翌朝、ギルドへ行くとフェリシアはすでに待っていた。
「おはようございます!」
「おはようございます」
「今日もよろしくお願いします」
「はい」
受付へ向かうと、俺たちを見た受付嬢が一枚の依頼書を取り出した。
「お二人なら、こちらはどうでしょう?」
【グレイウルフ三体討伐】
「グレイウルフ……」
「町の南にある森の近くで目撃されています。角ウサギより強い魔物です」
「三体ですか?」
「はい。報酬は九千ジェニーです」
昨日より少し高い。それだけ危険なのだろう。
「どうします?」
フェリシアを見る。
「やりましょう」
「俺もそのつもりでした」
依頼を受け、町を出た。
◇
グレイウルフを見つけたのは、それから一時間ほどあとだった。
「三体います」
フェリシアが小声で言う。
灰色の毛を持つ狼型の魔物。
角ウサギより身体が大きく、鋭い牙が口元からのぞいている。
一体がこちらに気づいた。
低く唸る。
「来ます!」
グレイウルフが地面を蹴った。
速い。
昨日の角ウサギより、明らかに速い。
身体を低くして、一気に距離を詰めてくる。
前脚が地面を蹴る。
土が跳ねる。
牙が見えた。
それなのに。
「……見える」
昨日なら、飛びかかってくる魔物を見てから身体を動かしていた。
今は違う。
グレイウルフの肩が沈む。
後ろ脚に力が入る。
次にどう動くのかが分かる。
そして相手が跳ぶより先に、俺の身体が動いた。
「はっ!」
一気に踏み込む。
「えっ?」
後ろでフェリシアが声を上げた。
自分でも驚くほど速い。
一歩踏み込んだだけなのに、グレイウルフとの距離が一瞬で消えた。
奴が飛びかかる、その前に俺の剣が届いた。
「ふっ!」
振り抜く。
ズバッ!
「ギャンッ!」
手応えが昨日までとは違う。
剣が毛皮に食い込み、そこで止まらずにそのまま押し切った。
グレイウルフの身体が横へ弾かれ、地面を転がる。
【グレイウルフを討伐しました】
【15P獲得】
「…………」
一撃。
昨日の角ウサギより強い魔物を、一撃で倒した。
「アレンさん!」
二体目だ。
右から回り込んでくる。
今度は俺から走った。
地面を蹴る。
「っ!」
身体が前へ飛び出した。
一歩。
二歩。
景色が一気に後ろへ流れる。
グレイウルフが俺を見失ったように顔を振った。
その横へ回り込む。
「そこ!」
剣を振り下ろした。
「ギャッ!」
二体目も地面へ沈む。
【グレイウルフを討伐しました】
【15P獲得】
後ろを見る。
フェリシアが杖を構えたまま、口を開けていた。
「フェリシアさん?」
「……速っ」
「え?」
「今、ものすごく速かったですよ!?」
だが、話している場合ではない。
最後の一体が唸っている。
「あと一体です!」
「あ、はい!」
グレイウルフが横へ走る。
フェリシアが杖を向けた。
「《魔弾》!」
バシッ!
肩へ命中。
「《魔弾》!」
二発目。
少し間を置いて三発目。
「《魔弾》!」
すべて同じ場所だった。
「ギャンッ!」
最後のグレイウルフも倒れる。
「やりました!」
「はい」
周囲を確認する。
三体とも動かない。
俺が倒した二体で三十Pを獲得したが、フェリシアが倒した一体では何も表示されなかった。
今のところ、自分で倒した魔物だけが対象になるようだ。
「アレンさん」
「はい?」
「昨日より強くなってません?」
「…………」
「なってますよね?」
フェリシアが俺と倒れたグレイウルフを交互に見る。
「昨日は角ウサギの突進を避けてから斬ってましたよね?」
「そうですね」
「今、グレイウルフが飛びかかる前に斬りに行きましたよね?」
「行きましたね」
「グレイウルフの方が速いですよ?」
「そうなんですか?」
「そうですよ!」
フェリシアが声を上げる。
「それに二体とも一撃でした!」
「力も少し上がったので」
「いつですか?」
「昨日の夜です」
「一晩で!?」
「ちょっと鍛えました」
「どんな鍛え方したら一晩でそうなるんですか!?」
「秘密です」
「絶対おかしいです……」
疑うような目で見られた。
まあ、当然だろう。俺だって逆の立場ならそう思う。
◇
その日も依頼は問題なく達成した。
【依頼達成を確認しました】
【40P獲得】
【保有:145P】
宿へ戻った俺は、また《会員》を開いた。
「五十P以上残せばいいな」
迷わず使う。
【耐久:40 → 50】
【敏捷:50 → 60】
【保有:85P】
翌日もフェリシアと依頼を受けた。
今度は街道近くに現れたゴブリン五体の討伐だ。
昨日より身体の動きに慣れてきた。
一歩踏み込めばどこまで進むのか、どの程度の力で剣を振ればいいのか、どこまでならすぐに止まれるのか。
少しずつ新しい身体の感覚が分かってくる。
ゴブリンが剣を振り上げる。
以前なら攻撃を見てから避けていた。
今は振り下ろされるより先に懐へ入り込める。
「はっ!」
一体目。
振り向きざまに二体目。
足元の土を蹴った瞬間、三体目との距離もすぐに縮まった。
剣を横へ振り抜く。
「ギャッ!」
三体目が倒れる。
ほんの数日前まで初めてゴブリンを見て緊張していたのが嘘みたいだった。
俺だけじゃない。
「《魔弾》!」
バシッ!
「《魔弾》!」
以前より、二発目が出るまでの時間が短い。
フェリシアも工夫していた。
残った二体のゴブリンへ《魔弾》を撃ち込み、正確に同じ場所を狙って倒していく。
依頼から戻ったあとも、ギルド裏の練習場で何度も《魔弾》を撃っているらしい。
狙う場所を決め、同じ場所へ続けて撃つ。それをできるだけ短い間隔で繰り返しているという。
「前より速くなってません?」
「分かります?」
「分かりますよ」
「昨日、ずっと練習したんです」
少し得意そうに笑う。
「アレンさんばっかり強くなるのは悔しいので」
「俺と張り合ってたんですか?」
「少しくらいいいじゃないですか」
「いいですけど」
ゴブリン五体のうち、俺が三体を倒した。
【30P獲得】
依頼も無事に達成する。
【40P獲得】
【保有:155P】
その夜も《回復》に使う分を残して、Pを強化に回した。
【筋力:50 → 60】
【耐久:50 → 60】
【敏捷:60 → 70】
【保有:65P】
身体は毎日変わっていった。
最初は速すぎて戸惑った動きにも慣れ、昨日は二歩必要だった距離に一歩で入れるようになる。
剣を振ったあとも体勢が崩れにくくなり、重かったはずの剣もどんどん軽く感じるようになった。
そして、冒険者になって五件目の依頼。
農地近くに現れた牙イノシシの討伐だった。
◇
「ブモオオオッ!」
低い鳴き声が響く。
俺よりはるかに重い巨体。
大きな牙。
前脚が地面を掻く。
そして。
牙イノシシが突っ込んできた。
「アレンさん、避けて!」
フェリシアが叫ぶ。
以前なら、そうしていた。
正面から受ける必要なんてない。
でも。
「今なら……」
どこまでできる?
確かめてみたい。
剣を両手で握る。
足を開き、腰を落とす。
「アレンさん!?」
牙イノシシが迫る。
ドドドドッ、と重い足音。
土が跳ねる。
地面から振動が伝わってくる。
正面から見れば、壁が突っ込んでくるようだ。
怖い。
それでも、逃げない。
「来い!」
牙が届く直前。
半歩横へずれる。
身体が思った通りについてくる。
そして。
「はあっ!」
全身の力を乗せて剣を振った。
ドンッ!
「ブモッ!?」
重い衝撃。
でも、押し負けない。
剣が牙イノシシの肩へ食い込み、その巨体が横へ大きく揺れた。
四本の脚が地面を滑る。
一歩。
二歩。
巨体が横へ押し流された。
「え……?」
フェリシアの声が聞こえる。
俺自身が一番驚いていた。
「止められた……」
あれだけの勢いで突っ込んできた魔物を、俺の一撃で崩した。
肩から血が流れる。
「フェリシアさん!」
「は、はい!」
杖が向けられる。
「《魔弾》!」
バシッ!
俺がつけた傷へ命中。
牙イノシシが暴れる。
「《魔弾》!」
二発目。
同じ傷。
以前より明らかに速い。
「《魔弾》!」
三発目。
「ブモオオッ!」
巨体がよろめく。
「アレンさん!」
「はい!」
地面を蹴った。
一瞬で懐へ入る。
剣を振り抜く。
「はっ!」
「ブモッ……!」
牙イノシシの巨体が傾いた。
ドン、と腹に響く音を立て、地面へ倒れる。
【牙イノシシを討伐しました】
【20P獲得】
最初のゴブリンを倒したときとは、まるで違う。
あのときは攻撃を避け、剣を当てるだけで必死だった。
今は自分よりはるかに重い魔物の突進を崩し、正面から倒した。
剣を握る手を見る。
「強くなってる……」
数字だけじゃない。
はっきり分かる。
「アレンさん……」
フェリシアが近づいてきた。
「はい?」
「また強くなりました?」
「たぶん」
「たぶんじゃないです!」
フェリシアが牙イノシシを指差す。
「あれ、牙イノシシですよ!?」
「はい」
「今、あの突進を止めましたよね!?」
「横に逸らしただけですよ」
「そういう問題じゃないです!」
フェリシアが頭を抱える。
「数日前と別人じゃないですか!」
「毎日鍛えてますから」
「だから!」
ずいっと顔を近づけてくる。
「どんな鍛え方したら、数日でこうなるんですか!」
「…………」
さすがに説明できない。
「秘密です」
「絶対何か隠してますよね!?」
その通りだった。
◇
夕方、俺たちはギルドへ戻った。
牙イノシシの討伐証明を受付へ提出する。
「はい。問題ありません。依頼達成です」
その瞬間。
【依頼達成を確認しました】
【50P獲得】
【保有:135P】
またPが増えた。明日の夜には、さらに強化できそうだ。
「それと――」
受付嬢が俺たちを見る。
「アレンさん、フェリシアさん。少々お待ちください」
「?」
受付嬢が奥へ向かい、しばらくして二枚のカードを持って戻ってきた。
「お二人の新しいギルドカードです」
「新しい?」
受け取る。
書かれている文字を見る。
【アレン・ヴァルディス】
【冒険者ランク:E】
「……E?」
隣を見ると、フェリシアのカードにも同じ文字がある。
「えっ!?」
「本日から、お二人ともEランクです」
「もうですか?」
冒険者になって、まだ数日しか経っていない。
「Fランクは、新人冒険者の適性を見るためのランクでもあります」
受付嬢が説明する。
「アレンさんは依頼を五件連続で達成しています。討伐依頼でも十分な実力を示しました」
「五件……」
薬草採取、角ウサギ、グレイウルフ、ゴブリン、牙イノシシ。
確かに五件だ。
「フェリシアさんは以前から採取依頼の実績がありましたし、この数日で討伐依頼も問題なく達成しています」
「じゃあ……」
フェリシアがカードを見る。
「私もEランク?」
「はい。おめでとうございます」
「……!」
フェリシアの顔が一気に明るくなる。
「やった……!」
カードを両手で握っている。
俺も自分のカードを見る。
まだ下から二番目のEランクだ。
それでも、数日前までの俺は家を追い出され、何をすればいいのかも分からず一人で街道を歩いていた。
今は自分で仕事をして、自分で金を稼いでいる。少しずつ強くなり、仲間もできて、一つ上のランクへ進んだ。
「アレンさん!」
「はい?」
フェリシアが嬉しそうにカードを見せてくる。
「Eランクですよ!」
「俺も同じです」
思わず笑った。
「明日からEランクの依頼も受けられるんですね」
「はい。ただし、Fランクより危険な仕事も増えます」
受付嬢が少し真剣な表情になる。
「無理はしないでくださいね」
「分かりました」
もう一度、Eランクと記された自分のカードを見る。
次はどんな依頼があるんだろう。
もっと魔物を倒し、もっと依頼を達成すればPを得られる。そして、そのPを使えばもっと強くなれる。
「フェリシアさん」
「はい?」
「明日も行きますか?」
フェリシアは少しも迷わなかった。
「もちろんです!」
俺たちは顔を見合わせて笑った。
累計獲得P=575P
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