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《剣聖》になった弟に追放された俺のスキルは《会員》でした ~ハズレスキルだと思っていたら、ポイントで好きな能力を買えるらしい~  作者: アカメノコバチ
第10章 再び南へ

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第178話 おかえり、テリー

 セルヴァン王国に入った俺たちは、バレインの町へ向かった。


 以前にも訪れたことのある町だ。


 城門をくぐると、大通りには多くの商人や旅人が行き交っていた。


「懐かしいね!」


 ルナが周囲を見回す。


「うん。あまり変わってないね」


 フェリシアも笑った。


 そういえば、前に来た時は従魔について知りたくて、あちこち歩き回ったんだった。


 そして、テリーと出会った。


「ワフ!」


 テリーが元気よく鳴く。


「テリーも覚えてる?」


「ワフ!」


「そうだよね。ここで出会ったんだもんね!」


 ルナが嬉しそうに頭を撫でる。


「キュ!」


 ステフも声を上げた。


「ステフは初めてだね」


「キュ!」


「あとで町を見て回ろうね!」


 ルナは楽しそうだ。


 前に来た時とは、ずいぶん状況が変わった。


 俺はSランク冒険者になった。


 ルナもAランクになった。


 ステフという新しい仲間も増えた。


 そして、戦争が終わった。


「アレン?」


 フェリシアが俺を見る。


「何?」


「どうしたの?」


「ううん。前に来た時のことを思い出してただけ」


「そっか」


 フェリシアが大通りを見渡す。


「まずは宿を探そうか」


「そうだね」


 俺たちは通りを歩き始めた。


 ◇


「……あれ?」


 少し歩いたところで、テリーが突然足を止めた。


「どうしたの?」


 ルナが聞く。


「ワフ!」


 テリーが通りの向こうを見ている。


 そこには、数人の冒険者がいた。


「……ん?」


 そのうちの一人がテリーに気づいた。


「おい。あの白いの……」


 男がこちらへ歩いてくる。


「もしかして、テリーか?」


「ワフ!」


「おお! やっぱりテリーじゃないか!」


 男が嬉しそうに笑った。


「久しぶりだな! 帰ってきたのか!」


「ワフ!」


 テリーが尻尾を振る。


「覚えてたのか!」


 男がしゃがんだ。


 差し出された手をテリーがじっと見つめる。


 それから、自分から近づいて鼻先を寄せた。


「おお……」


 男が目を丸くする。


「お前、すっかり人に慣れたんだな!」


「ワフ!」


「前は随分と警戒してたのに」


 ああ。


 思い出した。


 以前、テリーを怖がらせないように、少しずつ距離を縮めてくれた冒険者だ。


 男はテリーの首元を見る。


「その青いスカーフもまだつけてるんだな」


「ワフ!」


「似合ってるぞ!」


 男が笑う。


「また会えて嬉しいよ」


 ルナも嬉しそうだった。


「前は本当にありがとうございました」


「いやいや。俺は何もしてないよ」


「そんなことないです」


 ルナがテリーの頭を撫でる。


「テリーが人に慣れたのは、皆さんのおかげでもありますから」


「そう言ってもらえると嬉しいな」


 男が立ち上がる。


「おい! テリーが帰ってきたぞ!」


 仲間たちに声をかけた。


「えっ?」


「本当か?」


「おお! テリー!」


 何人もの冒険者が集まってくる。


「久しぶりだな!」


「元気だったか?」


「ワフ!」


 テリーは尻尾を振りながら、一人ずつ匂いを嗅いでいた。


「本当に人気者だね」


 フェリシアが笑う。


「うん!」


 ルナも嬉しそうだ。


 以前、この町を出る頃にはテリーも随分と人に慣れていた。


 それでも、知らない人が急に近づくと身構えることがあった。


 今はこうして、自分から近づいている。


「ワフ!」


「ははは! 元気そうで何よりだ!」


 男がテリーを撫でる。


 その時、近くにいた別の冒険者がステフに気づいた。


「ところで、その緑色の魔物は?」


「キュ!」


 ステフが小さな翼を広げる。


「新しい仲間だよ!」


 ルナが答えた。


「グリーンドラゴンの子供なの!」


「……は?」


 男が固まった。


「グリーンドラゴン?」


「うん!」


「……おいおい」


 男が俺を見る。


「本当なのか?」


「はい」


「フェンリルの次はドラゴンかよ……」


 周囲の冒険者たちも驚いている。


 少し離れていた者まで集まってきた。


「すごいな、お前たち」


 最初に声をかけてきた男が笑う。


「それで、今回はどんな依頼で来たんだ?」


「いえ。今回は休みに来たんです」


「休み?」


「はい。しばらく依頼は受けないつもりで」


「そうなのか?」


「はい」


 男は少し驚いたようだったが、すぐに頷いた。


「まあ、休むのも大事だよな」


「そうですね」


「せっかく戻ってきたんだ。ゆっくりしていけよ」


「ありがとうございます」


「またギルドにも顔を出してやってくれ。みんな喜ぶぞ」


「はい」


 男たちと別れ、俺たちは冒険者ギルドへ向かった。


 ◇


 冒険者ギルドに入る。


 中には以前と変わらず、多くの冒険者がいた。


「テリー!」


 早速、奥のテーブルから声が飛んできた。


「ワフ!」


「おお! 久しぶりだな!」


 テリーは尻尾を振る。


 その姿を見て、何人もの冒険者が笑った。


「相変わらず人気者だね」


 フェリシアが言った。


「うん!」


 ルナも嬉しそうだ。


 受付へ向かう。


「あら?」


 女性職員が俺たちを見た。


「あっ! お久しぶりです!」


「お久しぶりです」


「皆さん、お元気でしたか?」


「はい!」


 ルナが笑顔で答える。


「テリーも元気だよ!」


「ワフ!」


「あら、テリー!」


 女性が嬉しそうに笑う。


「久しぶりね!」


 それから、ステフに目を向けた。


「新しい従魔も増えたんですね」


「はい」


「まあ。随分と賑やかになりましたね」


 女性は笑った。


「それで、今回は依頼ですか?」


「いえ。しばらく休もうと思って」


「そうなんですね」


「はい」


「それなら、ゆっくりしてくださいね」


 近況を尋ねられたので、この町を離れてからのことを簡単に話した。


 俺がSランクに、ルナがAランクになったことを聞いて、女性は随分と驚いていた。


「皆さん、本当にご活躍されたんですね」


「まあ、いろいろありました」


 フェリシアが答える。


「そういえば、先日の戦争でも冒険者が大勢活躍したそうですね」


「……」


 一瞬、戦場の光景が頭をよぎった。


「俺たちも参加してました」


「そうだったんですか」


「はい。でも、しばらくは戦いから離れようと思っています」


「……そうなんですね」


 女性はそれ以上聞かなかった。


「それでしたら、バレインでのんびりされてはいかがですか? 最近、新しいお店も増えましたよ」


「そうなんですか?」


 フェリシアが聞く。


「はい。大通りの南側に、美味しい肉料理のお店ができたんです」


「お肉!」


 ルナが早速反応した。


「行こうよ!」


「まだ場所を聞いてないよ」


 俺が言うと、ルナが笑った。


「あ、そうだった!」


 女性に店の場所を教えてもらい、俺たちはギルドを出た。


 ◇


 教えてもらった店は、大通りから少し入ったところにあった。


 店先には香ばしい匂いが漂っている。


「美味しそう!」


「入ってみようか」


 中へ入る。


 昼時を少し過ぎていたが、客は多かった。


 従魔も一緒でよいか確認し、奥の席へ案内してもらう。


「何にする?」


 フェリシアが聞く。


「私はお肉!」


「まだ料理を見てないよ」


「だってお肉が美味しいって言ってたじゃん!」


 ルナが笑う。


 結局、三人とも肉料理を注文した。


 しばらくして、大きな皿が運ばれてくる。


 厚く切られた肉に焼いた野菜が添えられ、香辛料の匂いが広がった。


「いただきます!」


 ルナが早速食べ始める。


「美味しい!」


「本当?」


「うん!」


 俺も一口食べた。


「……あ、美味しい」


 表面は香ばしく、中は柔らかい。


 少し辛いソースも肉によく合っていた。


「アレン、最近ちゃんと食べられるようになったね」


 フェリシアが言った。


「うん。前よりは」


「よかった」


 ルナも頷く。


「テリーとステフにもお肉をあげようよ」


「そうだね」


「ワフ!」


「キュ!」


 二匹が同時に鳴いた。


「分かってるって!」


 ルナが笑う。


 追加で味付けをしていない肉を頼む。


 二匹は嬉しそうに食べ始めた。


 俺も残りの肉を口へ運ぶ。


 以前なら、食事の途中でも次の依頼や魔物のことを考えていた。


 今は目の前の料理と、二人の話に集中できている。


「アレン?」


「何?」


「それ、食べないならもらってもいい?」


 ルナが俺の皿を指差した。


「……まだ食べるよ」


「あ、そっか!」


「ルナ、自分の分は?」


「もう食べちゃった!」


 フェリシアが笑う。


「だったら追加で頼めば?」


「それもそうだね!」


 ルナは元気よく店員を呼んだ。


 俺も思わず笑ってしまった。


 ◇


 昼食を終えた俺たちは、町を散歩した。


 ルナは露店を見つけるたびに足を止める。


 フェリシアも気になる店を覗いていた。


 俺は二人について歩く。


「アレン、これ見て!」


 ルナが小さな木彫りの置物を手にしていた。


「何それ?」


「狼!」


「……狼?」


「テリーに似てない?」


 見ると、確かに狼の形をしている。


 ただ、顔が随分と丸かった。


「……テリーの方が格好いいと思うけど」


「それはそうだけど!」


「ワフ!」


 テリーが嬉しそうに鳴く。


「じゃあ、こっちは?」


 フェリシアが別の置物を手に取った。


 小さな竜の形をしている。


「ステフ?」


「そう。ちょっと似てない?」


「キュ!」


 ステフが興味深そうに近づいた。


 自分の姿だと思ったのか、置物の匂いを嗅いでいる。


「可愛い!」


 ルナが笑う。


「二つとも買っちゃおうかな」


「いいんじゃない?」


「うん!」


 ルナは狼と竜の置物を購入した。


「でも、これ何に使うの?」


 聞いてみる。


「飾るんだよ」


「どこに?」


「うーん……宿?」


「毎回持ち歩くの?」


「《収納》に入れとけばいいじゃん!」


「……それもそうか」


 俺は笑った。


 必要だから買うわけじゃない。


 ただ気に入ったから買う。


 それも悪くないな。


 それからも、あちこちの店を見て回った。


 フェリシアは魔道具店で新しい道具を眺め、ルナは露店で珍しい果物を買った。


 俺も勧められて、焼き菓子を一つ買った。


 特別なものではなかったけど、美味しかった。


 ◇


 夕方。


 俺たちは宿を取った。


 三人それぞれの部屋を確保し、荷物を置く。


 そのあと、一階の食堂で夕食を取ることにした。


「今日は楽しかったね!」


 ルナが嬉しそうに言う。


「うん」


 フェリシアも頷く。


「テリーも昔の知り合いに会えてよかったね」


「ワフ!」


「ステフもいろいろ見られたしね」


「キュ!」


 二匹は足元でくつろいでいた。


「それで、明日はどうする?」


 フェリシアが聞く。


「どうしようか」


 俺は少し考えた。


「もう一日、この町にいる?」


「それもいいね」


 ルナが頷く。


「でも、せっかくだし、ほかの場所にも行ってみたいな」


「どこか行きたいところある?」


「うーん……」


 三人で考え込む。


 すると、隣の席にいた男が声をかけてきた。


「お前さんたち、旅の途中かい?」


「はい」


「これからどこへ行くんだ?」


「まだ決めてないんです」


「そうなのか?」


 男が笑う。


「珍しいな。普通は行き先を決めて旅するもんだが」


「今回は、あちこち見て回ろうと思って」


「なるほど。観光か」


「そんな感じです」


 男は商人らしく、仕事でいろいろな国を回っているという。


「だったら、面白いところを教えてやろうか?」


「面白いところ?」


 ルナが身を乗り出す。


「ああ。最近、各地でいろんな噂を聞くんだ」


「へえ!」


「例えば、西のアルスレイン王国だな」


「アルスレイン?」


 ガイルがいる国だ。


「最近、あそこに面白い領主がいるらしい」


「面白い領主?」


「ああ。今までの領主とは考え方が違うらしくてな。新しいことを次々に始めているそうだ」


「へえ」


「商人の話もよく聞いてくれるらしくて、あっちへ行く連中の間じゃ話題になってるよ」


「そんな人がいるんですね」



「まだ噂でしか知らんが、俺も一度行ってみたいと思ってる」


 アルスレインか。


 ガイルは元気にしているだろうか。


 また会ってみたいな。


「ほかには?」


 ルナが聞く。


「そうだな。アンカルジア王国も面白そうだぞ」


「アンカルジア?」


「ああ。セルヴァンの北方にある国だ。あそこには若い女王がいるんだ」


「女王様?」


「十五歳で即位したらしい」


「ええっ!?」


 ルナが驚いた。


「十五歳で女王様になったの!?」


「ああ。すごいだろ?」


「すごいね!」


 フェリシアも興味を示した。


「どんな女王なんですか?」


「それがな、王女だった頃から新しい技術の開発を進めていたらしい」


「新しい技術?」


「ああ。詳しいことは俺も知らんが、面白いものがいろいろあるそうだ」


「へえ……」


 フェリシアの目が輝いた。


 魔法や魔道具に興味があるからな。


「行ってみたいな」


 フェリシアが言った。


「アンカルジア?」


「うん。どんな技術があるのか見てみたい」


「私も気になる!」


 ルナも頷く。


「十五歳で女王様なんて、どんな人なんだろう?」


「会えるかどうかは分からないけどね」


 俺が言うと、ルナが笑った。


「それでも面白そうじゃん!」


「まあね」


 男が酒を一口飲んだ。


「それから、南へ行くのもいいぞ」


「南?」


「ああ。ずっと南へ行けば、広大な海がある」


「……海?」


 ルナが首を傾げる。


「どこまでも水が広がっているんだ。向こう岸が見えないくらいにな」


「ええっ!?」


「大きな船が何隻も行き来してる。海の向こうから珍しい品物が届くこともあるぞ」


「すごい!」


 ルナが目を輝かせた。


「私、海って見たことない!」


「俺もないな」


 川なら何度も見た。


 でも、海はどれほど大きいんだろう。


「海には何があるんですか?」


 ルナが聞いた。


「そうだな。魚介類が美味いぞ」


「魚介類?」


「ああ。川では獲れないような大きな魚や、貝なんかもある」


「へえ!」


「港町には海の向こうから来た商人も多いしな。珍しい料理も食べられるぞ」


「行きたい!」


 ルナが即答した。


 フェリシアが笑う。


「もう決めたの?」


「だって、美味しいものがいっぱいあるんでしょ?」


「そうだね」


「それに海も見たいし!」


 ルナがテリーの頭を撫でる。


「テリーとステフにも見せてあげたいな!」


「ワフ!」


「キュ!」


 二匹も声を上げた。


「ははは! 賑やかだな!」


 男が笑う。


「まあ、どこへ行くにしても、旅は楽しいもんだ。せっかく時間があるなら、いろんな場所を見て回るといい」


「ありがとうございます」


「おう。楽しんでこいよ!」


 男はそう言って、自分の食事に戻った。


 ◇


「……どうする?」


 フェリシアが聞く。


「うーん」


 俺は腕を組んだ。


 西のアルスレイン王国。


 北方のアンカルジア王国。


 南の海。


 どれも面白そうだ。


「私は海がいい!」


 ルナが言った。


「さっきは女王様も気になるって言ってたじゃない」


 フェリシアが笑う。


「そっちも気になるよ!」


「欲張りだね」


「フェリシアは?」


「私はアンカルジアかな。どんな技術があるのか見てみたい」


「そっか!」


 ルナが俺を見る。


「アレンは?」


「俺?」


「うん。どこに行きたい?」


「……そうだな」


 少し考える。


 アルスレインならガイルに会えるかもしれない。


 アンカルジアの女王も気になる。


 それに、海も見てみたい。


「……全部かな」


「えっ?」


 ルナが目を丸くする。


「全部行ってみたい」


 そう答えると、ルナが笑った。


「じゃあ、全部行こうよ!」


「え?」


「だって、時間はあるんでしょ?」


「まあ、そうだけど」


「だったら全部行けばいいじゃん!」


 フェリシアも頷いた。


「そうだね。今すぐ決めなくてもいいし」


「……そっか」


 言われてみれば、その通りだ。


 何も一つに絞る必要はない。


「じゃあ、最初はどこへ行こうか」


「それを決めるんだって!」


 ルナが笑う。


「そうだった」


 俺も笑ってしまった。


「海に行くなら南だし、アンカルジアなら北だし……」


 フェリシアが考える。


「アルスレインもあるよ!」


「そうだね」


「どこから回るのがいいかな?」


 俺も考えてみる。


 でも、なかなか決まらない。


「……まあ、明日考えようか」


 そう言うと、ルナが笑った。


「アレン、最近そればっかり!」


「そう?」


「うん! 前は何でもすぐ決めてたのに!」


「……確かに」


 少し前まで、次に何をするかは大抵決まっていた。


 だから、こうして行き先に迷うのは新鮮だった。


「でも、こういうのもいいんじゃない?」


 フェリシアが言った。


「うん」


 俺も頷く。


「どこへ行こうか考えるだけでも楽しいね」


「でしょ!」


 ルナが笑った。


 結局、夕食が終わるまで話し合ったが、行き先は決まらなかった。


 それでも楽しかった。


 ◇


 夕食を終え、二人と別れて部屋へ戻った。


「じゃあ、また明日ね!」


「おやすみ、アレン」


「おやすみ」


 部屋に入り、寝台に腰を下ろす。


「……ふう」


 今日は随分と歩いたな。


 身体には少し疲れが残っている。


 でも、嫌な疲れじゃない。


 横になる。


 目を閉じると、また戦場の光景が浮かんだ。


「……」


 まだ完全には消えない。


 それでも、前ほど長くは考え込まなくなった。


 今日は楽しかった。


 テリーも昔の知り合いに会えて嬉しそうだったし、ルナもフェリシアも楽しそうだった。


 それに。


「……海か」


 どんな場所なんだろう。


 テリーとステフは、海を見たらどんな反応をするだろうか。


 アンカルジアの女王も気になる。


 アルスレインにも行ってみたい。


「……全部か」


 思わず笑ってしまった。


 時間はある。


 お金にも困っていない。


 行きたいところへ行けばいい。


 明日はもう少し、旅の計画を考えてみよう。


 そう思いながら、ゆっくり目を閉じた。


【保有:96,600P】

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― 新着の感想 ―
従魔が誘拐されている話はどこへいったの?戦争に使われた従魔がすべてだったかも判明していないし、闇ルートも研究施設も根絶した訳でもないし、捕まえた従魔も持ち主に戻す手配をした訳でもない。もう終わったこと…
ゆっくりする旅なのに着いた日一日町見ただけですぐ移動しようとする展開にだいたいなんのはどうなんだろう…
15歳で女王、、、すごいけどそれ以上に複雑な環境がありそうで心配が先に来てしまう。どんな人なのでしょうね
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