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古代兵器
-フォクスター-
ブリッジのディスプレイに大写しにされた衛星、ダイモスより一筋の光芒が突き出した。
「砲撃確認しました!素粒子砲、荷電粒子砲とも適合しません!!」
クラウスとロックハートは顔を見合わせた。
「翔龍姫……ですか?」
クラウスが頷いた。
「恐らくな。新兵器……いや、古代兵器と言うべきか」
その口端が笑みに歪む。
「素直に投降していれば楽な物を……。まぁ、そんな連中ではないか」
「艦長、楽しそうですな」
「……そうか?」
嘯くが、明らかに嬉しそうだ。
「衛星より3、いえ4隻出港確認しました!」
「来たか。無理をする……」
クラウスの目が猟犬のそれになる。
「よぉし、全艦に通達!全速前進、打撃戦に移る!!」
-火星軌道 ダイモス-
その閃光は闇を貫き、赤い大地の火星北極冠を直撃。一部で水が吹き出した。
その、火を吹いたダイモス……港の隔壁より白い船体が飛び出した。
翔龍姫だ。
その後を、艫を向けた巡洋艦3隻が零れ落ちるようにダイモスを脱出した。
3隻の巡洋艦は火星の重力圏脱出の為に主機関を全開に。翔龍姫だけは逆に火星へ向けて加速した。
すると、再びダイモスが爆発。その軌道が大きく傾いた。




