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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
第四十八章:蓋世之才 震える

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ミカン箱を抱える義兄

 結局、その後。購入する車は、大人数で無難に乗れるワゴンに決めた訳ではあったけれど――ともあれ、逸れた話を元に戻すと。


 1970年代、ユーゴスラビアの医師が、人間を襲うオスの象を倒したおり、一族以外に初めて贈られたと言われる、トゥアレグ族の宝とも言える犬種なのだとか。


 優秀な猟犬で、強靭な体力と、恐ろしい程の健脚を持つものの、飼育が難しい犬種であるらしい。


 けれども、まぁ……ネルの お膝元なだけに? その辺は、まるで心配する必要も無い。


「この地は寒過ぎるが……こやつらを大切に育てる限り、食うに困る事はあるまい」(……この地は)


 食うに困るなんて事態を、発生させること自体が、難しい訳ではあるけれども。


 それは、さておき。


 この老人の呼び出しと言う事もあって、それなりに身構えて訪ねた次第ではあったけど……毒気の総てを失って、憑き物も落ちたと、云わんばかりの御老人の肩透かし。


 俺と義兄は礼を述べると、彼らの得難いお宝を受け取って、その場を後にした。


 ……訳だったが?。


 ミカン箱の中で、必死に自分の存在をアピールする――手の平に乗る様な仔犬たちを抱える義兄の姿は、相も変わらず……


 微笑まし過ぎるほどに絵になって、気づけば俺は、義兄に陶片を向けてシャッターのボタンを押していた(……とりあえず、撮っておこう)


 か細い声で、勇ましく吠えたてる仔犬を抱える、義兄と共に歩いていると――街は造成したばかりの時とは様変わりを果たして、喧騒に満ちていた。

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