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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
第四十八章:蓋世之才 震える

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持って行かれると困るぅ

 感動の涙を流し、クーゲルシュライバーを抱き上げるようにして、熱く熱く説くヴィルマ。

 てか、お前に……こいつを持って行かれると困るよ俺……。


 マジ困る。困りみ……。


 そもそもが……こんな取り外しが可能な上に、自律可能。おまけに恐らくは、かなりの腕っ節まで持ち合わせていると推測されるクーゲルシュライバー氏。


 こんな状況になった時点で、急いで……どっかの病院でお医者さんに相談しなかった俺にも、非はある訳だけど。


 ――いや、ダメだ。標本にされかねない。


「……ん~貴女の言うことも、もっともだけれど……クーゲルシュライバーさん連れてかれると、アタシも困っちゃうのよね。性的な意味で。……具体的には1週間が、うぅん……わりと3日が限界」


 吠えるヴィルマの剣幕に、長椅子に掛けて、困った表情を浮かべる――つがい。


「生やすのじゃ! それはもう……もっじゃもじゃと! パセリかミントの如く生やせば よかろうなのじゃ! お主にできん訳あるか! ネルっ! やれ! やるのじゃ!」


 キンキンキャンキャンと……いつも以上に、耳をつんざくヴィルマ・ボイス。俺がクーゲルシュライバーを雑に扱ったことが……それほどに怒りの導火線に火を点けたと?


「おおっ?!!」ヴィルマの言葉にポン♪ と相槌を打つネル「流石だわヴィルマ! 賢いわね貴女! その発想は無かったわ!!」


(……いかん。このままでは)


 ネルに面白可笑しく……雪国シメジの様に、繁茂させられかねん。ズボン履けねぇ……。


 下手すりゃ……興味本位で収穫されて、我が家の冬のお鍋の――定番食材まであり得る。


 ロクでも無い方向に話が転がり始める前に、話を軌道変更するべく、アポジキック・モーターに点火。


「ちょ! ちょっと待ってくれっ! 当事者放置しっ放しで話進めんな! え? なに? ヴィルマ? こいつと やたら親し気だけど……」

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