ジェントルな ちんちん♡
「『こいつ』とは……なにごとじゃあ! ツガータぁ!! イチモツさんに無礼な口を利くと わしが許さんぞ!」
(や、藪蛇っ?!)
* * *
どうやら、さらにヴィルマの機嫌を損ねてしまったらしい。
「……ツガータには罰をくれてやるのじゃ! メトレス・マリアを召喚! カリブに知らぬ者無き、3重反転パラダイス・ロストで廃人にさせて……常時発動で、腰をカクカクするキーホルダーみたいにしてやるのじゃ!」
恐ろし過ぎる、そのお仕置きフルコースを……回避するべくマッハで平謝り。
(許してくれ! ……と言うか、それにはクーゲルシュライバーが必要な訳ですが?)
兎も角、俺のあずかり知らぬ氏の素行についてなどを尋ねると?
「……イチモツさんは、冬の寒さで屋敷に篭りっきりじゃった わしのために……お主が眠るたびに こっそり抜け出して」(なんだと?!)
「冷たくなった、わしの指をぶにゅぶにゅ♪ マントで暖めてくれたり、
「お風呂で、洗いっこしたり……、
「ベッドに隠れて一緒に、クラッツのペッパー・ベーコンを食べ食べ(痛い痛い痛い)、鬱キュアを観たり、
「リバーシで勝負したり……。ちなみに現在、3対1で わしの負け越しじゃ。
「アンティグアを思い出して……寂しくなった時などは、眠るまで一緒にいてくれたりする……とっても素晴らしいジェントルなのじゃ! 無礼は、わしが絶対に許さんのじゃ!」
ヴィルマの噛みつかんばかりの言葉を耳にして――屋敷の猟奇機能満載の 自動人形たち、11体を相手に大立ち回りを演じて完封し、勇を見ては義に従い、シルウェストリスから、チュガ・プルカヌリまで単身出向く行動力。
おまけに人望らしきものまでを備える得体の知れない存在である――慣れ親しんだ……半身の偉業の数々を知り
こいつめ♡ ぺしん♪ とひとつ
今もヴィルマの肩に小鳥の如く留まる、氏を叩くと――俺は再び泡を吹いて、床に倒れ伏した。
「ツガータぁ!?」




