第12回
この物語は、フィクションです。登場する団体や個人は、実在しません。
また、登場する団体や個人は、実在の物と関係ありません。
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闇探偵 西園寺 美園2(12) 相良 凌
2 謎の糸口(5)
「これは、ご丁寧に、ありがとう御座います。どうぞ、こちらへ・・・」
と、富士田奈々子が、西園寺を邸内へといざなう。
その、富士田奈々子の後を、ついて歩く西園寺。
しばらくすると二人は、有栖川小夜子の待つ、応接室のドアの前に着いた。
「トントン!」
と、ドアをノックして、
「ご主人様、秋本真琴様をお連れしました」
と、富士田奈々子は、言った。
応接室内の小夜子が応じる。
「どうぞ! お通しして」
「はい」
と、富士田奈々子は、応じ、ドアを開け、西園寺に対して、入室を手で促した。
「失礼します・・・」
と、言って西園寺は入室した。
「どうぞ、そこに、お掛けになって!」
と、西園寺を見ながら、高そうな応接用ソファーを手で指し、彼女に着席を勧める小夜子。
「ありがとう御座います」
と、応じ、小夜子と応接テーブルを挟んで正対する位置に座ると、西園寺は、封筒から書類を2通取り出し、その応接テーブルに置いた。
一呼吸置き、西園寺は、
「約束の契約書をお持ちしました・・・」
と、小夜子を見据えて言った。
「読ませてもらいます」
と、小夜子は、言い、契約書を手に取った。
小夜子は、怪訝な表情を浮かべ西園寺に尋ねる。
「探偵なのに、『探偵業務を依頼しない』・・・この条文は?」
西園寺が応じる。
「はい、闇探偵ですので、一般人からの、人物を調査対象とする依頼は、受けられないんです。」
「闇探偵?」
「はい、表稼業というか表看板は、辻占い師派遣業です。派遣業と言っても、私一人しか居ませんが・・・」
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探偵の助手時代の西園寺美園も登場する、より、スケールの大きい、相良 凌 作品 特命探偵シリーズをよろしくお願いします。(下の〔【VictoryProjectWin☆特命探偵シリーズ☆】〕のリンクからアクセス出来ます)




