第一章設定資料・用語詳細
第一章のネタバレ等含みます。作中で詳しく書けなかったキャラの容姿や能力の説明などが書かれています。振り返り要素も含まれます。
・魔法少女
怪物と対抗する力、魔法を持つ存在。魔法少女は全員で13人で構成される。十三女町で暮らす少女が対象となる。魔法少女に欠員が出た場合は付属の妖精が魔法少女と適応する少女を探す。魔法少女側としても痛手のため誘致に関わることも多い。
新しい魔法少女は基本前任の魔法少女の能力を自動的に引き継ぐ。ペンダント状の媒体を用いて魔法を引き出す。変身にはこのアイテムが必要不可欠。
魔法少女の死亡の場合、このペンダントに埋め込まれている媒体も破壊される。
・怪物
十三女町のみに出現する突発的に発生する存在。発生場所が十三女町のみに限定されている。個体差があり、知能度の高い怪物は人間をいたぶる個体も見られる。ルヴァルトにより人型怪物も確認されたが、果たしてどのような存在だったのかは解明されていない。これまでの記録で人型であり言語を不自由なく話すほどの知能度の高い怪物は発見されていない。怪物の発声する言葉は基本人間の耳では聞き取れない。それが言葉として意味を成しているかも不明。
ムッシュボルトによると自ら命を絶った元人間による、「生きたい」という執念から生まれたものと言われているが定かではない。怪物を石に閉じ込めストックし、孵化させることは可能。
無条件で人間を襲うため討伐対象となっている。
・魔法少女の攻撃
魔法少女は単独でも高い戦闘力を有するが13人揃うと特殊な現象が生じる。魔法少女内では必殺技、合わせ技、合体魔法と呼ばれており相手を死に至らせる魔法。対象としては怪物のみで、これを受けた怪物は痕跡を一切残さずに消え去る。存在そのものに干渉して消滅させることが可能。
魔法の詳細は明かされていないが、チャルスによると情報を消す魔法だと読まれている。真偽は定かではない。
この合体魔法を使う機会は少なく、使われた際は一般人による動画の拡散が高頻度となる。
・怪物識別センサー
妖精メルルの持つ能力。怪物に関する詳細をメルルは把握している。怪物の出現や、怪物の個体の識別にこのセンサーを用いる。
恵麻のいた桜岡高校を襲った怪物はこのセンサーにより、過去に撃退した怪物と同個体だと判別された。ここからユイカの裏切り説が浮上する。
植物園での怪物出現ではメルルに出現情報が入らずにたまたま居合わせたミライ、後ほど駆け付けたユイカが撃退している。
・魔法少女ヒカリ
光の魔法を操る魔法少女。高校一年生。本名は七瀬光。
変身後は白色のドレスに身をまとい、高い位置で結んだ銀髪が腰あたりまで垂れている。明るい性格で、魔法少女を鼓舞する存在でもある。また、恵麻と出会った時のように助けた一般人に優しく対応するので魔法少女人気は高い。
前線に出て活躍することが多いが、光の壁を展開して防御力も誇る。攻撃の際は光の矢や光の剣を形成して素早く動き回り敵を撹乱することが多い。
・魔法少女サラ
時間停止魔法を操る魔法少女。変身後は茶色の衣装を身にまとっているが、他の魔法少女とは違いどこか質素な制服を連想させる衣装。茶髪で下ろされた長い髪を持つ。
懐中時計を操作することによって魔法が展開される。一定時間時間を停止することができそれは特定の物や人間のみに適応させることも可能。しかし、魔力消費が激しいためそれほど高頻度には扱えない。
本来はヒカリと怪物を討伐した時のように他の魔法少女と一緒で実力を発揮する。最初ならば恵麻を襲った怪物だけ特定に時間を停止させヒカリに攻撃を特化させている。
対ルヴァルト戦で一度懐中時計を破壊されている。魔法少女の持つ武器はペンダント以外は修復可能。
・魔法少女ミライ
植物の魔法を操る魔法少女。主に植物を成長させる能力。変身後は緑色のドレスを身にまとう。肩辺りまでの緑色の髪を伸ばしているいわゆるボブの髪型。前髪はM字で明るい印象を持つ。
対ルヴァルト戦にて死亡。世間では引退ということになっている。真偽は定かではない。
魔法少女になる前から植物が大好きな少女だった。毎日のように植物園や公園に通っていた時期もありそれは魔法少女となっても頻度は落ちたものの変わらなかった。そのおかげか、本来の魔法よりより強力に植物を操っていた。
ミライの意識がない状態でも植物が彼女を守るかのようにミライから魔力を引き上げていたため強い信頼関係にあったと思われる。植物と人間が心を通じ合う事例も本人が戦闘不能の状態に魔法が発動する事例は過去に確認されていない。
植物との結託抜きにも強い実力を誇る。生命力を奪う怪物相手に時間稼ぎをし紫陽花の毒成分に限定して成長させていたため、頭脳面でも魔法の器用さでも申し分のない実力を持つ。そのため単独で怪物を討伐することが多かった。
誰よりも植物を愛し誰にでも優しく明るく振舞ってきたため、ヒカリ同様魔法少女人気は高い。
・魔法少女エルザ
影の魔法を操る魔法少女。変身後は黒色のドレスを身にまとい、肩下まで伸びたつやのある黒髪を持つ。吊り目気味で性格のきつさからも他の魔法少女から距離を置かれている。他の魔法少女と自ら仲良くしようとする素振りは見せない。
基本単独行動で怪物を討伐している。単独でも戦える戦闘能力を持ち、影を実現化させそれを刃にし対抗する。相手の影を操り影に沈ませることもできる。自身の影分身を作り出し分身によって偵察が可能。対ルヴァルト戦では自身と影分身の位置を入れ替えることで魔法の追撃から逃れている。影のある範囲なら移動が可能。
魔法とは別に変身に必要なアイテムに見せかけた爆弾も所持している。ユイカ奪還ではこれによって相手を油断させ結界を解くことが成功。
仲間ともなじまない性格であり口から出る言葉も鋭く個人でいるため、魔法少女人気は低く、一般人には認知されていない確率が高い。そもそも魔法少女ファンですら追跡ができないため話題にならないことが多い。そのため、恵麻に名を呼ばれ少し驚いている。
・魔法少女ルイ
夢の魔法を操る魔法少女。変身後は紫色のドレスに身をまとい紫色の髪を肩下あたりまで下ろし、ハーフアップにしている。前髪は綺麗にそろえられている。
丁寧語で他の魔法少女と話し、静かで落ち着いていることが多い。戦闘で魔法はあまり使わないが魔法少女を夢の中に呼び出し会議をするという能力として重宝されている。
対ルヴァルト戦で珍しく夢の魔法を発動させている。発動条件は相手への殺意。夢の世界に相手を強制的に引きずり込み、相手の目の背けたい過去とそこから望まれている「夢」を見させることによって精神を撹乱。発動者は相手の過去と願望を自然と知ることになる。その夢から目を離せなければ一定時間内に相手は死に至る。逆を言えば夢に目もくれずに目を離せれば夢の世界は崩壊する。なお、夢の世界では相手の行動を制限することができる。ルヴァルトは魔法が発動できずに全身が膠着した。
ルイ自身が怪物相手でも殺意を持たないため今まで魔法を発動させていなかった。その優しさが仇となりルヴァルトの過去に同情したのか魔法を解き夢の世界を自ら崩壊させた。
・魔法少女ユイカ
浄化の魔法を操る魔法少女。変身後は水色のドレスを身にまとい水色の髪が肩辺りまで伸びている。
浄化の魔法は怪物に対して強力な効果を持つ。悪を清める魔法であるため怪物自身の存在を浄化することが可能。それをユイカは怪物の苦しみから解き放つ魔法と解釈し一種の救いとして使っていた。防御も兼ねた能力であり、何より回復役として重要な魔法である。怪我や傷などの穢れたものを浄化し元通りにする能力は重宝され、魔法少女の激戦には欠かせない存在となる。
心優しい性格であり、その矛先は仲間や人間だけでなく怪物に対しても向かう。人と関わらないエルザですらその認識を持っているほど彼女の行動すべてに優しさが顕著に表れている。しかしその優しさが仇となっていたのか怪物側と協力しているような動きを見せている。彼女と対面していたムッシュボルト、ルヴァルトの裏切り発言には謎が残る。また、彼女がとどめを刺すはずであった怪物が再び現れたのは因果関係はともかくまぎれのない事実である。
怪物と共生する、もしくは怪物を救う未来を夢見たがその思いによって起こされた行動はミライの死と周囲の疑念をもたらしてしまった。
・魔法少女カノン
音の魔法を操る魔法少女。変身後は桃色のドレスを身にまといゆるくカールしたピンク色の髪を高い位置で二つ結びにするツインテールの髪型。
落ち着いていることが多く、物腰が柔らかでお淑やかなためどこかお嬢様のような雰囲気を持つ。趣味としてヴァイオリンをあげているため魔法少女のファンならよく知っている事実である。
奇しくも魔法も音楽関連の音であり、後衛支援を担う。音を奏でることによって対象の相手の動きを重くするなどの行動に影響を及ぼすことが可能。しかし、相手が強力であればあるほどその効果はあまり意味をなさない。
・魔法少女アオイ
模倣の魔法を操る魔法少女。唯一の中学生。変身後は橙色のドレスを身にまとい、オレンジ色の髪を片方だけ結んでいる、いわゆるサイドポニーテール。
人を助けるために魔法少女になったといい、13人の中では一番遅く加入した魔法少女である。他の魔法少女や怪物の能力をコピーすることが可能。能力値は高い能力であるが使いこなせていないのか対ルヴァルト戦でもあまり動けていなかった。
・魔法少女ハンナ
瞬間移動の魔法を操る魔法少女。変身後は黄緑色のドレスを身にまとい黄緑色の肩下あたりまでの髪が緩やかにカールしている。
対話でも人見知りを極めており、戦闘でも勇気がないためあまり前線で戦おうとしない。そんなときにミライに憧れたのか魔法少女らしくなることを夢見るがハンナ自身がそれを叶ったとは未だに思えていない。
メルルから支給された銃を使っており、瞬間移動の能力を利用して相手の視覚から攻撃することが多い。瞬間移動の能力は自身に触れている物も一緒に移動させることが可能であり行ったことのある場所であれば移動距離に制限はない。しかし、それに伴い魔力消費は大きくなる。
・魔法少女レン
重力の魔法を操る魔法少女。変身後は青色のドレスを身にまとい青色の短い髪を持つ。
口が悪く常にキレているような態度。しかし、戦闘中に出す指揮は的確であり上手く仲間へとつなげている。空手を習っていたと公言しており、それは普段の戦いでも活かされている。自身の体の一部に魔法をかけ故意的に重くすることで打撃を強めている。また、遠距離でも対象に重力をかけ、身動きを制限することが可能。
ルナと同じ高校に通っている。
・魔法少女ルナ
風の魔法を操る魔法少女。変身後は黄色のドレスを身にまとい黄色の髪が肩辺りまで伸びている。
レンの後に入った魔法少女で同じ学校ということで知り合いとなる。レンを慕い、レンを先輩と呼ぶ。くだけたような丁寧語を話す。
いつもレンとともに行動しているが、実力差のためにレンに庇われることも多く歯がゆく思っている。
・魔法少女ヒメカ
爆発の魔法を操る少女。変身後は赤色のドレスを身にまとい、ゆるやかにカールしている長い赤髪を持つ。
高飛車の態度でよく他魔法少女と口論となることが多い。特に冷たく突き放すエルザとは相性が悪い。思ったことをすぐ口にする性格。可愛いものが好きで、自身をこの世で一番かわいいと思っている。
メルルから支給された斧を持って戦う。前線にいるのが多く、その斧を振り回すのは勿論、斧に触れた瞬間に魔法を発動させ爆発させる芸当も見せる。対ルヴァルト戦では自身の体の一部を犠牲にさせ爆発の反動で距離を詰めている。
・魔法少女ユキ
氷の魔法を操る少女。変身後は紺色のドレスを身にまとい、長い銀髪を下ろしている。前髪は作らずに大人びた印象を見せる。
魔法少女の中でも実力があり、魔力量が多く炎を吐き出す怪物を一瞬で凍らせている。また、同時に二つ魔法を展開する行為は脳への負担、魔力消費が激しいが対ルヴァルト戦で軽々とやってのけている。魔法的に、大人数より個人戦で戦う方が暴れやすい特性を持つ。
戦闘センスもずば抜けており、背後から迫ったルヴァルトの方を見ずに氷の破片を突きつけるなどと勘も鋭い。
軽い口調で話し、そこには真剣さを感じられない。強敵相手にでも挑発的な態度を見せるほどの余裕がある。そのため、戦いにおいて皆を落ち着かせられるまとめ役でもある。
・魔法少女エマ
植物を操る魔法少女。緑野恵麻。高校一年生。変身後は緑色のドレスに身をまとい、編み込まれた緑色のおさげ髪をたらしている。
小さい頃から魔法少女に憧れ続け、魔法少女については調べつくしノートに記入している。日記をよく書き、魔法少女に憧れる思いを日々綴っていた。また、特出するほどの得意なものがなく、自信を持ったことがない。年齢が変わらないのに怪物と日々戦い、市民を守り、そのために生まれてきたような魔法少女屁の憧れを強くしている。
「自分は何になりたいのか」を考えるにつれて魔法少女の姿が浮かび上がり魔法少女になりたい、という淡い願望を抱くようになる。
魔法少女ミライの死によって欠けてしまった人数の埋め合わせ、という形になってしまったが合体魔法発動のために急遽魔法少女になることを迫られた。ミライの魔法を引き継ぐことになる。まだ完璧には使いこなせていないものの合体魔法によってルヴァルトを消滅させることには成功した。




