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【完結までほぼ毎日更新】超巨大テーマパークで働いたら連続殺人に巻き込まれました。怪奇と幻想『ストレンジ・ワールド』へようこそ!  作者: 森月真冬


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ニュースや新聞

 大時計が昼の二時の鐘を響かせる。

 空は一昨日の晩から引き続き、あいにくの雨模様だった。

 今朝方まで(みぞれ)混じりだったから、これでもマシと言うべきかも知れない。


 ストレンジ・ワールドの行方不明事件はマスコミ各社に取り上げられ、新聞の一面やワイドショーのトップを大きく飾っている。『巨大テーマパークで失踪事件!』『相次ぐ事故、杜撰な安全管理』『懲りないワンマン外国人オーナー』『バラバラ死体の目撃証言も……?』など、センセーショナルな見出しが踊った。

 とは言え、そのどれもが事実なので、文句を言う気にもなれない。それらのニュースと雨天も加わり、連休中だというのに、ワールド内は閑散とした様子だった。


 サブキャストやスタッフにも休みが多かったが、ゲストの数はそれにもまして少ないので、忙しさはほとんどない。

 休憩は、華音と一緒に過ごした。

 昨晩の依頼通りに、華音と一緒に過ごさせてくれた五条に感謝しつつ、華音の持ってきた中華料理で昼食を取った。

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