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第42話 王都の報告書


挿絵(By みてみん)




 王都に保管された報告書には、こうある。


 文書名――「星の塔地下遭遇個体および南部旧街道確認刻印者群に関する暫定照合報告」。


 作成者、第六華隊〈黒蓮〉隊長ノクス・ヴァルドレイン。


 表向きこそ「暫定」の二文字を冠した照合報告にすぎないが、実際の共有先を辿れば、王樹中枢院を筆頭に、第九華隊〈白華〉、第六華隊〈黒蓮〉、第十二華隊〈灰百合〉、王宮魔導院、さらには封境管理局の一部部署にまで閲覧権限が伸びており、扱われている情報の重さは文書名の控えめな響きとは到底釣り合っていない。もし壁山とおるが内容を知らないまま表紙だけを渡されていたなら、おそらく題名を一行目まで目で追ったところで静かに紙束を机へ戻し、「タイトルの時点で、俺の人生に関わってはいけない種類の書類ですね」と極めて常識的な判断を口にして、そのまま何事もなかった顔で帰宅を試みただろう。もちろん、帰れない。王国の重要機密というものは、おおむね個人の帰宅願望に対して驚くほど非寛容である。


 その報告書の冒頭には、星の塔地下において遭遇した黒フード個体について、感情を徹底して削ぎ落としたノクスらしい筆致で、次の一文が記されていた。


 ――既知のセンターブルー式魔導兵、魔獣因子改造体、死霊憑依体、第六華隊〈黒蓮〉が把握する違法合成術式、そのいずれの構造とも完全には一致せず。


 少なくともノクスは、あの黒フードを「多少特殊な術を扱う人間」という枠には収めていなかった。生命体として見れば肉体反応は異様なほど希薄であり、平常時に観測される魔力波も特定属性へ分類できないほど曖昧だった一方、空間へ干渉した瞬間に限って、現代魔導術ではほとんど再現例のない、古代遺構特有の非属性反応が明瞭に出現している。さらに戦闘中に切断された腕は、通常の生物であれば当然そこに残るはずの血液も骨片も組織片も残さないまま黒銀色の霧状粒子へと解体され、その粒子の一部は空気中へ散ったのではなく、あたかも帰還経路を最初から知っていたかのように星の塔内部を走る魔力溝へ引き寄せられ、接触した端から痕跡さえ残さず消失した。


 生物が死んだ、という現象とは明らかに違う。


 むしろ、役目を終えた何かが接続先へ回収された――そう表現したほうが、観測された事実には近い。


 以上の特徴を総合し、ノクスは黒フード個体について、独立した生命体ではなく古代遺構そのものへ何らかの形で接続された「端末」、あるいは現在の王国が存在を把握していない組織に属し、特定の機能を与えられて活動する下位構成体である可能性が高い、と結論づけていた。


 けれどノクスが最も強く警戒したのは、その個体が有していた戦闘能力でも、不可解な身体構造でもない。


 問題は――刻印だった。


 星の塔地下で自壊した個体について残留魔力を解析したところ、肉体の大部分がすでに黒銀の粒子となって消失していたにもかかわらず、本来なら首筋から肩口に相当する位置にだけ、消滅の直前、ほんの数秒にも満たない時間、淡い光を帯びた文字列が浮かび上がったのである。


 王国文字ではない。


 センターブルーで運用されている軍用符号とも異なる。


 神殿が保存する古字、現代の王宮魔導院が体系化した術式記号、あるいは〈黒蓮〉が長年にわたり収集・封印してきた禁呪系統の断片と照合しても、完全に一致するものはひとつとして見つからなかった。


 さらに奇妙なのは、その形だった。家紋や部隊章のように一つの意味を閉じ込めた紋章ではなく、無数の文字が連なる巨大な文章、あるいはそれ自体で完結した一個の術式体系から、必要な一節だけを刃物で切り抜き、皮膚の上へ移植したかのような構造を持っている。そして複雑に絡み合う線の中央には、数字とも順位とも、あるいは別種の分類記号とも読み取れる古代記号が、周囲の文字列すべてを束ねる楔のように組み込まれていた。


 当初、王都側ではそれを「個体識別番号」と解釈する意見が優勢だった。


 軍隊なら、所属番号。


 研究機関なら、検体番号。


 魔導兵であれば、製造番号。


 人間を人間としてではなく、交換可能な資材や道具として扱う組織ほど個人名より番号を好む――不快ではあるものの、歴史上いくらでも前例を拾える、実に分かりやすい推測だった。


 しかし、ノクスはこの見方に否定的だった。


 理由は明快である。


 刻印を形作っていた「線」そのものに、消滅寸前まで微弱な術式反応が残存していたからだ。


 もし刻印が単なる識別番号なら、必要なのは読み取れる形だけであり、そこへ魔力を循環させる意味はない。ところが実際には、文字列を構成する一本一本の線が極細の魔力路として機能し、中央の古代記号を経由しながら複数方向へ魔力を流していた痕跡が確認されている以上、刻印そのものが一種の術式回路であり、所有者に与えられた権限、契約、あるいは接続可能な術式系統を識別するための機構として働いていた可能性を無視できない。


 つまり、そこに刻まれた数字らしきものは、「お前は何番目に作られた部品か」を示す札ではないのかもしれない。


 むしろ――「お前は、どの権能から分かれた枝なのか」。


 それを示すための導線である可能性があった。


 そして、もしこの推測が正しいのなら、問題の規模は黒フード一体の正体を探るだけでは済まなくなる。


 数字が製造順や所属順ではなく「系統」を表している場合、彼らは異なる能力を持つ者たちが偶然集まった寄せ集めの敵対勢力ではなく、最初から一つの体系として設計された組織である可能性が高い。すなわち、上位に位置する何者かが根幹となる権能を所有し、そこから用途ごとに複数の下位術式を枝分かれさせ、それぞれを異なる構成員へ分配することで、一人ひとりを独立した戦力として運用しながら、その実すべてを同じ「根」へ接続している――そんな構造である。


 王樹十二華騎士団にたとえるなら、隊長が築き上げた戦闘思想や領域術式の一部を、隊員でも扱える補助回路へ変換して配布する仕組みに近い。


 だが、似ているのは構造だけだ。


 十二華騎士団において受け渡されるのが技術や戦術、訓練によって再現可能な術式の「型」であるのに対し、黒フードたちの刻印が示唆しているものは、おそらくもっと直接的で、もっと根源に近い。


 権能そのものの分割。


 あるいは、共有。


 もし一人の上位個体が、自らの権能を枝として複数の下位個体へ流し込めるのだとすれば、末端を何体倒したところで根は傷つかず、失われた枝だけを再び作り直せる可能性すらある。逆に、末端であるはずの個体が何らかの条件を満たすことで上位系統へ接続し、通常では行使できない権能を一時的に引き出せるのなら、王国側が敵一体ごとの戦力を測定して作成する従来の危険度評価は、その前提から見直さなければならない。


 敵が何人いるのか。


 それだけを数えても、意味がない。


 見るべきなのは、その背後に何本の「根」が存在し、そこから何本の「枝」が伸びているのか――そして、それらが最終的にどこへ繋がっているのかだった。


 報告書の末尾で、ノクスは推測と断定を慎重に切り分けたうえで、それでもなお看過できない危険性について、次のように記している。


 ――今後、同一または近似する構造の刻印を有する複数個体が確認された場合、星の塔地下遭遇個体を単独の特殊端末として扱う現行認識は破棄すべきものと判断する。同事例は、共通する術式体系、権能、あるいは命令系統によって接続された複数構成員と、その上位に位置する存在を含む、階層型組織活動の一端である可能性が高い。


 ――該当する対象群を、以後、仮称〈刻印者〉として分類する。


 ――なお、刻印中央に確認された数字様記号の意味については、現段階における「個体番号」との解釈を保留。序列、権限、系統、役割、あるいは未知の術式上の座標を示す可能性を含め、さらなる照合を要する。



 王国がいまだ名を知らないその集団は、自分たちを反王国勢力だとは考えていなかった。ましてやセンターブルーの意向を受けて暗躍する工作部隊でもなければ、発掘された古代遺物へ盲目的な信仰を捧げる密教集団でもない――彼らにとって王国も、センターブルーも、現在の神殿が説く教義も、長大な歴史の表層に束の間浮かんだ泡にすぎず、自らの思想が根を下ろしている場所は、それらより遥かに古く、現在を生きる人間が「歴史」と呼んで遡ることのできる時間の底さえ突き抜けた先にあった。


 王国が築かれるより前。世界樹が神殿の祈りによって神聖なものとして讃えられるより前。人間が空を空と呼び、大地を大地と定め、生きている者と死んだ者の間には決して越えてはならない境界があり、死者を墓へ送り土へ還すことを当然の秩序として受け入れるようになるより、なお遠い昔。


 最古層の伝承をさらに遡った先には、世界がまだ現在の形を獲得していなかった時代が存在したと記されている。その頃、地上と天空を隔てる境界は薄布ほどに頼りなく、生と死も今日ほど明瞭には分かれておらず、名を得たものと名すら持たないもの、肉体へ宿った魂と肉体を与えられる以前の意志、果ては神と獣と人間の輪郭さえ、朝靄の向こうに立つ影のように互いへ滲みながら揺れていたという。山とは地殻の隆起ではなく眠れる巨人が丸めた背であり、海とは大量の水を湛えた窪地ではなく星々の底へ通じる巨大な暗い肺であり、風とは気圧の差によって生じる現象などではなく――まだ幼かった世界が、自ら生きていることを確かめるため、初めて虚空へ吐き出した息だった。


 古代の民は、その混沌を恐れた。


 だからこそ、見つめた。


 見つめるだけでは足りず、測り、分け、やがて名を与えた。


 境界そのものが未成熟だった世界では、魂へ直接触れる術も、死者の記憶を眠りから引き上げる術も、名を与えることで対象の形を変質させる術も、現代人が想像するより遥かに身近な場所へ存在していたらしい。人間は神々から零れ落ちた力の欠片を拾い、その働きを不完全ながら模倣し、反対に神々は人間の祈りや畏怖を自らを世界へ繋ぎ留める道具として利用した。獣たちはまだ人の言葉を完全には忘れておらず、墓へ入れられた死者でさえ永遠に沈黙するとは限らず、眠りの底で夢を見ながら、ときに生者と同じ道を歩いたという。そうした時代を通じて世界は幾度となく形を崩し、そのたび別の形へ固まり直し、ひび割れるたびに継ぎ目を増やしていく古い器のように、途方もない時間をかけながら少しずつ、現在「秩序」と呼ばれている姿へ近づいていった。


 その長い観察の果てに、古代文明は一つの結論へ辿り着く。


 世界が世界として崩れず、ひとつの存在が生まれてから失われるまでを「存在」として成立させるためには、その深層を絶えず巡り続ける、十二の大きな流れが必要なのだ、と。


 闇の中にあって、まだ何も知らないこと。


 知らぬまま、それでも最初の一歩を動き出すこと。


 己と他者との間へ境界を引き、「私」と「私ではないもの」を識別すること。


 名と形を結び、曖昧だった存在へ輪郭を与えること。


 世界を感じ取る窓を開き、光や音や痛みを己の内側へ迎え入れること。


 他なるものへ触れ、その接触によって関係を生み出すこと。


 受け取ったものが単なる刺激として消えず、心の深みへ沈んで記憶となること。


 まだ手にしていない何かを求めること。


 伸ばした手で、それを掴み取ること。


 流動していた存在が一つの場所へ根を張り、「ここに在るもの」として世界へ固定されること。


 新たな命として生まれ落ちること。


 そして最後には老い、欠け、失われ、死という終端へ辿り着くこと。


 後世の神官や学者たちは、断片的に発掘されたそれらの記述を宗教的戒律や神々から人間へ下された教えとして翻訳したが、本来の十二は、「してはならないこと」を並べた禁令などではなかった。むしろ正反対であり、それは生命と認識、魂と肉体、記憶と因果が結び合わされ、一つの存在が世界へ生じ、自己を獲得し、他者と関わり、やがてその結び目を解かれて消えていくまでの全過程を記述した、巨大な構造式だったのである。


 火が燃える。


 水が低きへ流れる。


 光が差せば、その背後に影が生まれる。


 それらと同じように、存在が存在であるために働き続ける十二の律は、誰かが命じたから従う法ではなく、世界そのものが世界であり続けるため、最深部で絶えず脈動する仕組みだった。古代の民はその巨大さを理解したがゆえに畏れ、後世の神話は十二の律を「神々の骨」と呼び、かろうじて解読された失伝記録の一片には、さらに異なる言葉――「世界の関節」――と記されている。


 そして、崖上に姿を現した三人の身体へ刻まれていた数字は、その神話の残骸へ確かに触れていた。


 ただの所属番号ではない。


 検体を区別するための数字でもなければ、軍隊が兵士を管理するため胸元へ縫いつける無機質な札でもない。


 数字が示していたものは、枝だった。


 より巨大な何かを根として、そこから分かれた権限。上位に存在する律から末端へ流れ込む術式の系統。あるいは、本来なら人間の手など届くはずもない世界の深層へ干渉するため、何者かによって無理やり肉体へ埋め込まれた――許可証と呪いのどちらにもなり得る導線。


 そして崖上の三人には、同じ数字が刻まれていた。


 ――Ⅳ。


 第四。


 十二ある律のうち、四番目に位置するもの。


 もちろん、王国側はまだその意味を正確には把握していない。ノクス・ヴァルドレインの報告書を読んでも、数字と古代の十二律との関連性について断定的な文言は徹底して避けられており、現段階では複数ある仮説の一つとして扱われている。しかし、星の塔地下で黒フード個体から採取された残留魔力の反応、消滅直前に浮かび上がった刻印の配列、さらに南部旧街道で新たに確認された三名の副刻印を重ね合わせれば、それぞれ単独では偶然と切り捨てられたはずの断片が、不気味なほど整然と噛み合い始める。


 Ⅳとは、単なる数ではない。


 それは一つの権能を地上へ降ろすための名代であり、十二に分かれた律のうち特定の一つを指し示す座標であり、刻まれた者が世界のどの深層法則へ接続することを許されているのか――あるいは、接続することを強制されているのか――を示す印なのだ。


 第四の律。


 それが司るものは――〈名と形〉。


 存在が単なる物質や魂の集合ではなく、「それ」として世界から認識されるために必要となる、極めて根源的な結び目である。


 人は名を与えられることで、同じ骨と肉を備えただけの無数の生命の中から、一人の人間として切り分けられる。墓の下に横たわる死者も、残された者がその名を呼ぶ限り、ただ朽ちていく骨ではなく「かつて生きていた誰か」として記憶の中に居場所を持ち続ける。都市は名を与えられることで地図の上に境界を得て、国は名によって他の土地から切り分けられ、遥かな昔から崇められてきた神でさえ、その名を完全に失えば、人々が捧げる祈りは届くべき宛先を見失う。


 名は、存在へ後から貼りつける飾りではない。


 そして形もまた、内側にある本質を覆い隠すだけの殻ではない。


 名が「何者であるか」を定め、形が「何として在るか」を世界へ示し、その二つが正しく結ばれた瞬間、初めて存在は無数の曖昧な可能性から切り離され、世界の中へ固有の場所を獲得する。


 だからこそ、第四は危険だった。


 剣のように肉を斬り裂く力ではない。


 炎のように焼き尽くす力でも、雷撃のように一瞬で命を奪う力でもない。


 そんな目に見える暴力より、遥かに深い。


 音もなく忍び込み、傷口さえ残さず、それでいて存在の根底を侵す――ひどく静かで、ひどく陰湿な力。


 それは、存在が自分自身であり続けるため世界から与えられている札へ指を掛け、そこに書かれた文字を、本人にさえ気づかせないまま別のものへ擦り替える力だった。


 たとえば、人間として生きた魂へ〈獣〉の名を与えたなら、その魂に刻まれている生命情報は、新たに与えられた名を正しい自己だと誤認し、肉体も記憶も衝動さえも、少しずつ獣という形へ引き寄せられていくかもしれない。ある死霊から生前の名を奪い、まったく別人の名を被せたなら、残留した記憶は新しい名との矛盾を埋めようとして歪み、やがて存在しなかったはずの人格を自ら作り始める可能性すらある。さらに、名そのものを失った存在へ「門番」「兵士」「器」といった役割だけを刻み込めば、過去も故郷も愛した者の顔も思い出せないまま、自分は最初からそういうものだったのだと受け入れ、与えられた形に沿って歩き続けるだろう。


 古代の神話において、十二の律は本来、世界を壊すための力ではなかった。


 命が生まれ、名を得る。世界を感じ、他者へ触れ、触れたものを心へ沈め、まだ見ぬ何かを求めて手を伸ばし、ついには掴み取り、一つの存在として世界へ根を下ろしたのち、長い時間の果てに老い、失われ、死へ還っていく――その巡りが途切れず続くからこそ、世界は無数の生と死を抱えながら、それでも世界として崩れずに在り続けてきた。


 問題は、その巨大な循環の一部分だけを切り取った場合である。


 本来なら十二が互いを支え、抑え、次の律へ受け渡すことで初めて秩序として成立する仕組みから、たった一つの律だけを乱暴に引き抜き、それを現代の人間や死者、魔獣の魂へ異物のように差し込めば、生命を成立させるために存在していた法則は、その正しさを保ったまま災厄へ反転する。


 名は、救いになり得る。


 誰にも顧みられなくなった死者の名をもう一度呼ぶことは、忘却の中を彷徨う魂へ「お前はここにいた」と伝え、帰るべき場所を指し示す行為でもあるからだ。


 だが同時に、名は鎖にもなる。


 自らのものではない名を与えられ、それを世界から「正しい」と定められてしまった存在は、やがて本来の自分が何者だったのかさえ失い、他者によって与えられた形へ従うほかなくなる。


 第四の律は、その両方を内包していた。


 葬送と、冒涜。


 記憶と、改竄。


 救済と、支配。


 一見すれば相反するそれらは、実のところ別々の力なのではない。


 同じ根から伸び、向かう先だけを違えた二本の枝なのだ。


 そして――崖上に現れた三人は、その根ではない。


 第四の律そのものを所有する者でもなければ、すべてを束ねる主たる幹ですらない。


 幹から伸ばされた枝。


 枝が地上へ落とした影。


 世界の深層へ根を張る〈第四〉から、ほんの一部の権限だけを分け与えられ、その証として肉体へⅣを刻まれた者たち。


 彼らは第四そのものではない。


 第四が世界へ触れるために伸ばした――実働の手足だった。


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