表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
栄光の中年、ただ生きる  作者: vastum


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
78/95

■第76話「弱いところを見せる日」

 冒険者は、強さを見せたがる。


 剣が速い。


 魔法が上手い。


 力がある。


 判断が早い。


 魔物に怯まない。


 そういうものは分かりやすいし、周りからも認められやすい。


 だから新人ほど、強いところを見せようとする。


 少しでも自分を大きく見せたい。


 舐められたくない。


 役に立てると思われたい。


 その気持ちは、リオにも分かった。


 けれど、ガルドは言った。


「弱いところ隠す奴が一番危ねえ」


 朝の受付前。


 依頼書を見ながら、唐突に。



「急にどうしたんですか」


 リオが聞く。


「今日の依頼だ」


 ガルドは紙をひらひら振る。


「合同依頼。人数多め。新人込み。苦手を隠す奴が出る」


「決めつけじゃないですか」


「経験だ」


 その言い方は、だいたい当たる時の言い方だった。


 ミレナが依頼書を確認する。


「内容は、東の丘陵地帯にある古い見張り小屋の修繕補助と周辺警戒です」


「修繕補助?」


「はい。大工さん達が作業する間、魔物や獣が近づかないように見張る依頼です。あと、荷物運びもあります」


「地味ですね」


「地味ですが大事です」


「それは分かります」


 リオは素直に頷いた。


 戦闘より地味な依頼ほど、変なところで事故が起きる。


 最近、それを嫌というほど学んでいる。



 参加者は多かった。


 リオ。


 カイル。


 エイン。


 ルーカス。


 メイナ。


 ベルク。


 トーマ。


 そしてガルド。


 さらに新人が二人。


 片方は斧を使う青年で、名前はジーク。


 もう片方は短い杖を持つ少女で、名前はフィナ。


 二人とも登録してまだ日が浅い。


 ジークは背が高く、力がありそうで、どこか自信満々だった。


 フィナは小柄で、周囲をよく見ているが、話す声が少し小さい。


「人数多いですね」


 リオが言う。


「作業員もいるからな」


 ガルドが答える。


「見張りだけなら少なくていいが、今日は荷運びもある」


「なるほど」


「あと、新人を見るにはちょうどいい」


「また教育ですか」


「お前も見る側だぞ」


「……最近それ言われること増えましたね」


「実際そうなってるからな」


 少し前なら嬉しかったかもしれない。


 今は、嬉しさより責任の重さを感じる。



「今日は無理しないでくださいね」


 ミレナが全員を見る。


「見張り依頼だからといって、危険がないわけではありません。丘陵地帯は足場が悪いです。資材も重いです。怪我をしないことを優先してください」


「はい!」


 新人達が返事をする。


 その中で、ジークの声だけがやたら大きかった。


「任せてください! 力仕事なら得意です!」


 ベルクが笑う。


「いいねえ、元気だ」


「はい!」


「でも飛ばしすぎんなよ」


「大丈夫です!」


 リオはその言葉に少し嫌な予感を覚えた。


 大丈夫。


 最近、その言葉ほど信用しにくいものはない。


 ユーンのせいだけではない。


 自分もそう言って失敗したことがある。



 東の丘陵地帯は、街からそう遠くない。


 なだらかな斜面がいくつも続き、その上に古い見張り小屋が建っている。


 昔、街道を見渡すために作られたものらしいが、今は半分崩れかけていた。


 木の壁は腐り、屋根は一部抜け、周囲の柵も倒れている。


 ただ、位置は良い。


 ここを直せば、街道の見張りや緊急時の休憩所として使える。


「なるほど」


 リオが見上げる。


「確かに、放置するより直した方がいいですね」


「だろ」


 トーマが荷車から資材を降ろしながら言う。


「こういう場所が使えると、荷運び屋も助かるんだ」


「雨宿りとかですか」


「そうそう。あと道に迷った人の目印にもなる」


 派手ではない。


 でも必要な仕事だ。


 リオはこういう依頼が少し好きになってきていた。



 作業が始まった。


 大工達が小屋を確認し、冒険者達は資材運びと周辺警戒に分かれる。


 ベルクとジークは重い木材運び。


 トーマとエインは荷車から資材を下ろす。


 リオとカイルは周辺を確認。


 メイナとフィナは高台から周囲を見る。


 ガルドは全体を見ている。


 本人は「休憩だ」と言っていたが、目は休んでいなかった。


「リオ」


「はい」


「斜面の向こう、見てこい。足跡がある」


「分かりました」


 やっぱり見ている。


 ガルドは動かなくても仕事をしている。


 そこが少しずるい。



 斜面の向こうには、小さな獣の足跡があった。


 たぶん野犬。


 魔物ではない。


 ただし群れなら作業員が驚く。


「カイルさん」


「ああ」


 カイルも確認する。


「新しいな」


「ですね」


「リオ、どう見る」


 急に聞かれた。


 リオは少し考える。


「足跡の深さは浅いです。数は三、四匹くらい。小型ですね。今すぐ危険ではないけど、食べ物の匂いで近づくかも」


「悪くない」


「ガルドさんみたいなこと言いましたね」


「嫌か?」


「いえ」


 リオは苦笑する。


「最近、そういう見方になってきたなと」


「いいことだろ」


「たぶん」


 そう答えながら、少し複雑だった。


 自分がだんだん“このギルド側”になっている。


 それを嬉しいと思う自分もいるし、怖いと思う自分もいる。



 昼前。


 最初の問題が起きた。


「うおおおお!」


 ジークが木材を二本まとめて担いでいた。


「おい、一本でいいぞ」


 ベルクが言う。


「大丈夫です!」


 まただ。


「俺、力には自信あるんで!」


「力があっても足場が悪い」


「大丈夫です!」


 リオは遠くから見て、眉を寄せた。


 丘陵地帯の地面は平らではない。


 草に隠れて石もある。


 重い木材を二本担いで歩くのは危ない。


「ジーク!」


 リオが声をかける。


「一本にした方がいい!」


「平気です!」


 ジークは笑う。


「このくらいなら!」


 その瞬間、足元の石が転がった。


「あ」


 短い声。


 体が傾く。


 木材の重みが片側に流れる。


 ベルクが飛び込んだ。


「おっと!」


 ジークの肩から木材を一気に受け取る。


 重い音を立てて地面へ落とす。


 ジークは尻餅をついた。


「……っ」


 怪我はない。


 だが、顔が真っ赤になっている。


「言っただろ」


 ベルクが言う。


「力だけで運ぶな」


「す、すみません」


「見せたいのは分かる」


 ベルクは笑わなかった。


 意外だった。


「俺も昔やったからな」


「え?」


「まとめて運んで足滑らせて、仲間の足折りかけた」


 ジークが黙る。


「力仕事はな。力を見せる仕事じゃねえ。安全に運ぶ仕事だ」


 その言葉は、妙に重かった。


 ベルクは普段、豪快で細かいことを気にしない兄貴分に見える。


 でも、ちゃんと経験で話している。


 ジークは小さく頷いた。


「……はい」


「次は一本ずつだ」


「はい」


 それで終わり。


 叱るというより、教える。


 リオは少しだけ安心した。



 次の問題は、フィナだった。


 高台で見張りをしていた彼女は、ずっと静かだった。


 メイナと一緒に周囲を見ていたが、報告の声が小さい。


 何か見つけても、少し迷ってから言う。


 その迷いが、少し気になっていた。


「フィナさん」


 メイナが言う。


「今、何か見ました?」


「……ううん」


 フィナは首を振る。


 だが、視線は丘の下へ向いていた。


 メイナは眉を寄せる。


「本当に?」


「たぶん」


「たぶん?」


 メイナはすぐにリオを呼んだ。


「リオ先輩!」


「どうした?」


「フィナさんが何か見たみたいです」


「見てないって」


 フィナが小さく言う。


 リオは高台へ上がる。


「どの辺?」


「だから、見間違いかも」


「見間違いでもいい」


 リオは言う。


「言って」


 フィナは少し黙る。


 そして、丘の下の草むらを指差した。


「……あそこ。何か動いた気がして」


 リオは目を細める。


 草が揺れている。


 風ではない。


「カイルさん!」


 リオが声をかける。


 カイルがすぐに反応する。


 ガルドも椅子代わりにしていた木箱から顔を上げた。


「野犬か?」


 ガルドが言う。


「たぶん」


 リオは頷く。


「食べ物の匂いに来たかもしれません」


「追い払え。作業員に近づけるな」


「はい」


 リオ、カイル、エインが草むらへ向かう。


 中から出てきたのは、やはり野犬だった。


 四匹。


 痩せている。


 魔物ではないが、群れで近づけば危険だ。


「石を投げるな。追い払うだけ」


 リオが言う。


「はい」


 エインが頷く。


 音を立て、進路を塞ぎ、食べ物を遠ざける。


 野犬はしばらく唸ったが、カイルが一歩前に出ると後ずさった。


 最後は丘の向こうへ逃げていった。


 戦闘にはならなかった。


「早めに分かってよかったな」


 カイルが言う。


「フィナさんのおかげですね」


 リオが高台を見る。


 フィナはまだ不安そうだった。



「ごめんなさい」


 戻ってすぐ、フィナが言った。


「すぐ言えばよかったです」


「言えたからいい」


 リオが言う。


「でも、遅かった」


「次は早く言えばいい」


 その時、メイナも頷いた。


「見間違いでも言って大丈夫だよ。私もよく間違えるし」


「そうなの?」


「うん。でも黙って当たるより、言って外れる方がいいって言われた」


 メイナは少し笑う。


「このギルド、そういうところはちゃんと言うから」


 フィナは少しだけ肩の力を抜いた。


「……うん」


 ガルドが横から言う。


「見張りで一番駄目なのは、間違えることじゃねえ」


「何ですか」


 フィナが小さく聞く。


「見たのに黙ることだ」


 それだけだった。


 フィナはしっかり頷いた。



 午後。


 作業は順調に進んだ。


 見張り小屋の壁が補強され、屋根の穴が塞がれていく。


 荷物運びも落ち着き、皆少し疲れ始めていた。


 疲れてくると、本音が出る。


「俺、細かい作業苦手です」


 エインが釘を落としながら言う。


「見れば分かる」


 カイルが言う。


「辛辣!」


「でも事実だ」


「はい……」


 トーマが笑う。


「細かいのは無理にやるな。得意な奴に任せりゃいい」


「いいんですか?」


「その代わり、得意なとこで働け」


「なるほど」


 当たり前のことだ。


 だが、新人ほど全部できるように見せたがる。


「僕は逆に力仕事が苦手です」


 ルーカスが言う。


「昨日まで隠してました」


「なんで」


 リオが聞く。


「弱く見られそうで」


 それは分かる。


 リオも昔なら、そう思ったかもしれない。


「でも、無理に持つと危ないです」


 ルーカスは小さく笑う。


「今日のジークさん見て思いました」


「俺を例にするなよ……」


 ジークが恥ずかしそうに言う。


 でも怒ってはいない。


 少しだけ笑っている。



「苦手なことあるなら言え」


 ベルクが言う。


「言わねえと、こっちも分からん」


「でも言いづらいです」


 フィナが言う。


「弱いと思われるのが」


「弱いところがない奴の方が怖いぞ」


 ベルクが笑う。


「そんな奴、だいたい嘘つきだ」


「ベルクさんにも苦手あるんですか?」


 エインが聞く。


「あるぞ」


「えっ」


「細かい字を読むのが嫌いだ」


「苦手というか嫌いでは」


「同じだ」


「違う気もします」


 少し笑いが起きた。



「ガルドさんは?」


 ジークが聞く。


「苦手なことあるんですか?」


 全員が少し興味を持った。


 リオも見る。


 ガルドは木箱に座って茶を飲んでいた。


「ある」


「何ですか?」


「働くこと」


「それは苦手じゃなくて嫌いなだけです!」


 リオが即座に言った。


「あと朝」


「それも嫌いなだけ!」


「あと説教」


「それは受ける側の問題です!」


 ナナがいれば絶対笑っていただろう。


 ガルドは面倒くさそうに首を鳴らす。


「まあ、真面目に言うなら」


 少しだけ空気が変わる。


「人に頼ることだな」


 リオは少し驚く。


 ガルドがそういうことを自分で言うとは思わなかった。


「昔は特に苦手だった」


「今は?」


 リオが聞く。


「少しマシ」


「少しですか」


「かなりマシだろ」


 アルがいたら別のことを言いそうだ。


 でも、ガルドが自分で“マシ”と言ったことに意味がある気がした。


「頼らないとどうなるんですか」


 フィナが聞く。


「自分だけで抱えて、判断が遅れる」


 ガルドは言う。


「それで死ぬ奴もいる」


 言葉が少し重くなる。


「強い奴でも死ぬ。得意を伸ばしても、苦手を隠してると変なところで穴が開く」


「……」


「だから言え。高い場所が苦手なら言え。力仕事が苦手なら言え。暗い場所が苦手なら言え。血が苦手でも言え」


 ガルドは新人達を見る。


「隠される方が困る」


 その言葉は、強かった。



 その直後だった。


 見張り小屋の裏側から、大工の一人が声を上げた。


「おーい! ちょっとこっち手伝ってくれ!」


 梁を持ち上げる作業だった。


 重い木材を、数人で一時的に支える必要がある。


「力ある奴!」


 ベルクが声をかける。


 ジークが一瞬前へ出かけて、止まった。


「……一本ずつ、ですよね」


 ベルクがにやっと笑う。


「分かってんじゃねえか」


「はい」


 ジークは無理に二本持とうとしない。


 ただ、一本をしっかり支える。


 足場を確認しながら。


 リオはそれを見て、少しだけ嬉しくなった。


 学んでいる。


 ちゃんと。



 反対側では、フィナが丘の下を見ていた。


 少し草が揺れる。


 今度はすぐに声を上げた。


「リオさん、右下、何か動きました」


「了解!」


 確認すると、ただの野鳥だった。


「鳥だった」


 リオが言う。


「すみません」


「謝らなくていい」


 メイナが笑う。


「ちゃんと言えたから」


 フィナは少しだけ笑った。


「うん」



 作業終盤、今度はルーカスが自分から言った。


「すみません。この箱、僕には少し重いです」


 トーマがすぐに反応する。


「よし、半分持つ」


「お願いします」


「いい判断だ」


 ガルドが短く言う。


 ルーカスの顔が少し明るくなった。


 弱いところを言っても、笑われない。


 むしろ仕事がうまく進む。


 それを体で知ることができたのだろう。



 夕方には、見張り小屋はかなり形になっていた。


 壁は補強され、屋根も塞がれ、周囲の柵も一部立て直された。


 完全ではない。


 でも、雨風はしのげる。


 見張り場所として使える。


「助かったよ」


 大工の親方が言う。


「冒険者ってのは戦うだけかと思ってたけど、こういうのもやってくれるんだな」


「やりますよ」


 リオが答える。


「たぶん」


「たぶん?」


「いや、やります」


 最近、妙な依頼名のせいで“たぶん”が口癖になりかけている。


 気をつけようと思った。



 帰り道。


 新人達は少し疲れていたが、表情は悪くなかった。


 ジークはベルクの横で歩きながら、木材運びのコツを聞いている。


 フィナはメイナと見張りの話をしている。


 ルーカスはトーマに荷物の持ち方を教わっている。


 エインはカイルに「お前はまず落ち着け」と言われていた。


 いつもの光景。


 でも、少しだけ良い方向に進んだ気がした。


「ガルドさん」


 リオが横に並ぶ。


「なんだ」


「今日、良かったですね」


「何がだ」


「みんな、苦手なこと言えるようになって」


「一日で変わるわけじゃねえ」


「そうですけど」


「でも、最初はそれでいい」


 ガルドは前を見たまま言う。


「言ったら笑われなかった。それが残れば十分だ」


「……ですね」


 リオは頷いた。


 そういう経験は大事だ。


 たぶん、強くなることと同じくらい。



 ギルドへ戻ると、ミレナが報告を受けた。


「怪我人なし。作業完了。野犬接近一回、追い払い済み。誤報一回、野鳥」


「誤報ではなく、確認報告です」


 リオが言う。


 フィナが少し驚いたようにリオを見る。


 ミレナはすぐに頷いた。


「そうですね。確認報告として記録します」


 フィナは小さく息を吐いた。


 安心したように。



 ナナが酒場側から声をかける。


「今日はみんな疲れてるね」


「作業依頼でしたから」


 リオが言う。


「戦闘より地味に疲れます」


「そういう日の飯はうまいよ」


「商売上手ですね」


「でしょ」


 若手達は自然と酒場側へ流れていった。


 食事を取り、今日の話をする。


 ジークが転びかけたことを自分から話し、ベルクが笑いながら補足する。


 フィナが鳥を魔物と見間違えた話をして、メイナが「でも見つけるの早かった」と言う。


 ルーカスは「重いものは重いと言う」と真面目に宣言して、トーマに拍手されていた。


 リオはその光景を見て、少しだけ胸が温かくなった。



「弱いところを見せるのって」


 リオが小さく言う。


「意外と大事なんですね」


 ガルドは椅子に座って、いつものように酒を飲んでいた。


「強いところだけ見せてる奴は、そのうち折れる」


「そういうものですか」


「そういうものだ」


「ガルドさんも折れかけたことあります?」


 聞いた後、少し踏み込みすぎたかと思った。


 だが、ガルドは怒らなかった。


 少しだけ酒を見て、答えた。


「ある」


「……そうですか」


「だから今は、働くのが苦手ってちゃんと言ってる」


「それは絶対違います」


 リオが即答すると、ガルドは少し笑った。


「違うか」


「違います」


「じゃあ、まあ」


 ガルドは酒を飲む。


「頼るのが苦手だったってことにしとけ」


「はい」


 リオは頷いた。



 その夜、ギルドはいつもより少し穏やかだった。


 大きな事件はない。


 派手な勝利もない。


 ただ、見張り小屋を直して、野犬を追い払い、木材を運び、苦手なことを一つずつ言葉にしただけ。


 でも、それはたぶん大事な日だった。


 誰かが強いところを見せる日だけが、冒険者の成長ではない。


 弱いところを見せて、それでも笑われず、役割を分けて、ちゃんと帰ってくる。


 そういう日も、きっと必要なのだ。


 リオはそう思った。


 そして、自分もいつかもっと自然に言えるようになりたいと思った。


 怖い時は怖い。


 苦手なものは苦手。


 できない時は、できない。


 それを言った上で、できることをやる。


 たぶん、それもこのギルドの強さだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ