第五話:本気
普通の高校生をやってる凪と申しますが。
昨日の放課後、幼馴染にド直球で告白されまして。
俺、蓮とどう接したらいいかわからないって!
やっぱり気まずくて、いつもより一個早いバスに乗って学校へ向かう。
当然だが、生徒は全然来ていなかった。
特に話す人もいないし、昨日の復習でもしてるか……
そうしていると気づけば生徒が増えていて
「わっ」
「おわぁ!?」
……
やっべ……
情けない大声が……クラス中に聞こえた……
「もうまじ無理……」
蓮が脅かすからだぁ……
これまでにないくらい、か細い声が出た。
「えっと……ごめんね?
それよりさ」
ん?
「昨日のこと、考えてくれてる?」
さっきまで忘れかけていた、昨日の放課後のことを思い出す。
途端に顔が熱くなる。
「俺、恋愛とかよくわかんないんだけど……えっとぉ、そのぉ……」
「そんなこと聞きたいんじゃない、恋愛が分かんなくてもいいよ。
昨日のあれは、からかってるわけじゃないからね」
一限目の始まりを告げるチャイムが鳴る。
しょ、正直、このタイミングではありがたいっ……!
本気の本気でそう思ってるってことなんだよね。
まだ自分の気持ちがまとまってないのに、まともに答えることなんて、できないと思う。
ま、まずは、そこからだよな……
告白に答えるの、申し訳ないけどちょっと先延ばしさせてもらいますー!
そして蓮
告白までが急すぎるって!?
恋進行中




