第299話 冒険者ギルド 獣人領ラオネ支部
元獣王様を探そう
おはようございます。今日も元気なカスミールです。
今日の予定は元獣王様(ライアン=G=ラオネ)に会って、私の知らないクラスやスキルに関しての情報を得ることですの。
元獣王様が獣王の任期を終えて、ここラオネの町へ戻ったという情報を得てラオネの町へとやって来た訳ですの。
新しい獣王様と交代してから約一ヶ月と少し月日が経過しているので歩いてラオネの町へと戻るを選択しない限りラオネの町に到着していてもおかしくはありませんの。
中央都市ジアルジュから定期便で十日でラオネの町に到着しますの。
時速二十キロで移動したとしても約二十日ぐらいあればラオネの町に到着出来るのです。
仮に時速十キロで移動すると四十日必要という計算になりますの。
四十日という日数は元獣王様がラオネの町へと戻ったとされる日に私が中央都市ジアルジュから定期便で来るまでの日数と一致するのです。
ビット村やロッド村で長期滞在でもしない限り元獣王様はラオネの町に到着していてもおかしくない日数なのです。
なので、元獣王様がここラオネの町に戻っているなら情報を集めれば会えると思いますの。
情報を集める場所と言えば酒場や冒険者ギルドのような所なのです。
私の年齢で酒場の利用はお断りされましたが、冒険者ギルドでなら情報を手に入れられそうですの。
お酒を飲める場所の利用は各国で年齢制限が異なっていますの。
グランドール共和国では十八歳以上であればお酒を取り扱う酒場を利用出来るのです。
私の年齢は十七歳なので、見事に「十八歳未満はお断りしています。すみませんmm」と断られてしまったのです。
最初は私の見た目が幼いので断られるだろうと思っていましたが、各ギルドカードなど身分証で年齢を確認されたのです。
神の恩恵(ステータス)の情報が各ギルドカードへと反映されているので年齢を偽ることは出来ませんの。
能力値やスキルやクラスなどは偽造のスキルで偽れますが、氏名と年齢と性別は偽ることが出来ないのです。
能力値やスキルやクラスを偽造出来るのは、神の恩恵(ステータス)の更新は教会でしか行えないからですの。
何処にでも教会があり常に神の恩恵(ステータス)が更新出来る環境にいるとは限らないからですの。
しばらく、神の恩恵(ステータス)を更新していないままで冒険者カードを使用すれば、その古い情報のままの冒険者カードで利用出来てしまいますの。
これはある意味仕方ない事情なのです。
ランクSのダンジョンの最下層から戻って来て、冒険者ギルドで依頼達成などの報告の場面って良くあることですの。
冒険者ギルドへの報告には冒険者カードの提示は必要ですからね。
パルチ山のランクSのような人里離れた場所に教会がある訳でもなく、数ヵ月もダンジョンにいればレベルやスキルも変わっていることもありますからね。
レベルアップすれば能力値も変化するのでスキルや能力値などは変化する情報として判断されてしまいます。
冒険者カードの更新前と更新後の情報まで冒険者ギルドの職員さんも細かく確認していないのです。
私は一般人のクラスで冒険者カードを更新しているのです。
少々面倒ですが、神の恩恵(ステータス)の更新してクラスチェンジで一般人に就いてから冒険者ギルドで冒険者カードの更新をしているのです。
前回の冒険者カードの確認した時は戦士(レベル100)だったのに、別の日に冒険者カードを確認すると一般人(レベル100)では怪しまれますからね。
私の場合だとクラスとレベルが一致していないことを知られることが問題となるのです。
レベルアップした時に教会で神の恩恵(ステータス)を更新する程度ですの。
冒険者カードは各施設を利用した時に冒険者カードで決済などを行うと自動で冒険者カード情報が更新されますからね。
Sランク冒険者にもなると小まめに冒険者カードの情報の更新になんて行かないのです。
依頼を受注や依頼の完了報告ぐらいしか冒険者ギルドには用事がありませんの。
冒険者ギルドでその町の情報を入手する時には冒険者カードが必要なので、その時に冒険者カードを使用すれば冒険者カードの情報は冒険者ギルドの端末で自動で更新が行われる仕組みなのです。
ちょっと脱線してしまいましたが冒険者ギルドの受付の職員さんに元獣王様の会える場所を聞こうと受付まで足を進めます。
カスミ:
あのう。私はカスミールと申します。
元獣王のライアン=G=ラオネさんに会うには何処へ行けば良いですか?
受付職員:
カスミールさんですね。
獣人領ラオネ支部へようこそ。お待ちしておりました。
元獣王様に面会をお求めでしたら直ぐにお会い出来ますが、直ぐに面会なさいますか?
カスミ:
・・・はい。すぐに会えるならそうしたいです。
受付職員:
では、こちらから二階のギルドマスター執務室へ行って下さい。
受付の職員さんに言われた通りに冒険者ギルドの二階にあるギルドマスターの執務室へと案内されます。
このようにギルドマスターの執務室へ案内されるのは覚えている範囲で二度目ですの。
受付職員:
ギルドマスター。カスミール様をお連れしました。
ギルドマスター:
分かった。入って貰ってくれ。
私がギルドマスターの執務室に入るとギルドマスターと思われる人物はクマさんの獣人さんだったのです。
ギルドマスターから挨拶されて初めて、ギルドマスターが元獣王様本人であると知ったのです。
私がグランドツール共和国に来たタイミングで既に私が「攻略の幼女」であるという素性は知られていたのです。
そして、その攻略の幼女は元獣王に会いたがっているという情報までも手に入れていたそうですの。
具体的にどんな理由で元獣王に会いたがっているかまでの情報は得ていないそうですが、中央都市ジアルジュ到着からラオネの町の冒険者ギルドまで顔を出す日程まで読まれていたのです。
途中で予想外の行動を取らない限り、読み通りの日程で冒険者ギルドに到着出来ますからね。
それにしても元獣王様がラオネの町で冒険者ギルドのギルドマスターをしていると思ってもいなかったのです。
てっきり、町長の立場とかに就いているのかと思っていたのです。
それか何かを指導する立場のお仕事をされていると予想していたのですが、まさかギルドマスターとは予想外でしたの。
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ーリメイク情報ー
終焉の起源をリメイクしています。
こちらの作品も宜しくお願いしますmm




