第296話 ロッド村のトレント材
特産品
おはようございます。今日も元気なカスミールです。
今日はもう直ぐ到着するであろうロッド村の中を探索する予定ですの。
ビット村には特産物というような物がありませんでしたが、ロッド村には特産物があるそうですの。
ロッド村の特産物は木で出来た食器や釣竿など木で作られた製品が凄く有名なのだそうですの。
大量生産出来る物ではなく予約が二ヵ月先まで埋まっていて高額と聞けば食器や釣竿の良さを知らない私でも理解出来ますからね。
中々、手に入らない良い物に高値が付くのは極当たり前のことだからですの。
木で出来たスプーンやフォークやお皿や器などの食器の類や釣竿同様に有名な物なのですが、その材料となる木材はトレントというモンスターのドロップアイテムなのです。
トレント系のモンスターには脅威度Eのトレント、脅威度Dのトレンド、脅威度Cのドレント、脅威度Bのドレンドという脅威度が異なるモンスターたちがいますの。
そのトレント系のモンスターのドロップはトレント材と言って脅威度が高くなるほど木材の質が高くなりますの。
脅威度Bのドレンドのドロップアイテムはそう多く入手する機会がないので、脅威度Cのドレントや脅威度Dのトレンドのドロップアイテムの方が安定して入手出来るから主流として取り扱われているのです。
先程の獣人さんが木の枝間を飛び跳ねていたのも、トレント系のモンスターか普通の木かの確認のために実際に木に触れて確認していたのです。
木の枝間を飛び跳ねて移動するのもトレント系のモンスターに触れると擬態が解けてモンスターが触れた存在を攻撃して来る訳です。
直ぐに飛び移ることでその攻撃を避ける目的もあるのだそうですの。
木の枝間を飛び移ってトレント系のモンスターを探す→モンスターだと分かると獣人さんたちが倒すを繰り返しているのだとか。
間違ってもトレント系のモンスターのドロップアイテムの入手が困難だからロッド村の特産品が高額な理由ではありませんよ。
勿論、脅威度Bのドレンドから入手したドロップアイテムで作った木工品はトレント材の希少性と職人さんの技術も合わせて高評価を得ているのです
脅威度の高いトレント系のモンスターのドロップアイテムとロッド村の職人さんの技術の両方が評価されて二ヵ月も購入出来ない人気な食器や釣竿となるのだそうです。
あっ、言い忘れていましたが、トレント系のモンスターのドロップアイテムは他のモンスターと比べると比較的入手しやすいそうですよ。
特殊な方法でトレント系のモンスターを倒した場合に限りドロップする確率が高くなるという噂がありますの。
トレント系のモンスターは木のモンスターなので火魔法が弱点ですが、火魔法を使っては駄目らしいのです。
森の中で火魔法を使うとトレント系のモンスターが炎上して森まで被害が出てしまう可能性があるからですの。
では、どのような方法でトレント系のモンスターを倒すとドロップ率がアップするかというと根本付近を剣や斧などを一撃で斬り倒すと良いらしいのです。
飽くまでも噂程度のことなので信じるか信じないかですが私は信じないですけどね。
私が同じことをしても、きっとトレント系のモンスターからもドロップしないと思うからですの。
ただ、無闇に木の枝間を飛び回るのは個人的にはお勧めしませんの。
獣人さんだと鳥系のモンスターにはエサと勘違いさせてしまうかもしれませんの。
以前、森の中の木の枝でピンク色の忍者服で寝ているとエサと間違われてガルーダにカズンワールの国境近くまで運ばれてしまいましたからね。
脅威度の高いガールダからしてみると獣人さんもモンスターもどちらもエサですからね。
獣人さんだからモンスターと勘違いして襲うだけではありませんの。
獣人さんではなくても人も平気で襲われますからね。どちらもエサ認定されていると思いますの。
空からモンスターにきちんと警戒しているのかなと心配になりますの。
今の所は私の察知の範囲に敵性のあるモンスターはいないので大丈夫ですが、不用心に木の枝間を飛び回っているとガルーダに連れ去られるとかあるかもしれませんからね。(体験済)
トレント系のモンスターもモンスターなのだから鑑定や察知などで分かるはずなのです。
モンスターが使う擬態というスキルのレベルが高く、鑑定などのスキルが低いとスキルではモンスターかどうかの判定が出来ないのです。
だから、わざわざ木の枝間を飛び移ったりして木かモンスターかを反応を見て確認していたそうですの。
スキルレベルが高い方が有利に働くのは仕方ありませんからね。
獣人さんも冒険者だと思いますが、察知や鑑定などのスキルを持つ人材がそう簡単に見つかる訳がありませんからね。
鑑定のスキルも値なら鑑定士の方が冒険者よりも安定して稼げますし、察知のスキルは斥候系のクラスに就いていないと覚えることも出来ないですからね。
擬態のスキルには鑑定などのスキル以外にも天敵のようなスキルがありますの。
それは「見破る」というスキルですの。スキルの成否に関係なく擬態がバレてしまいますの。
見破るのスキルより擬態のスキルのスキルレベルが高いといくら見破るのスキルでも見破れる訳ではありませんの。
見破るのスキルを使って何もなければ何も反応しませんが「あれ? 何か違うぞ」みたいな違和感を感じるのだそうです。
この違和感こそが見破るが擬態の天敵と言われる由縁なのだとか。
違和感を感じる=見敗れた(スキルの成功)ではありませんの。
違和感を感じるというのはスキルの成否で言えば失敗の方ですの。見敗れていない訳ですからね。
見破るのスキルを使って「何かおかしい。でも、それが何なのか分からない。」と感じることがスキルの失敗を意味するのです。
スキルを使ったのに何も感じなかった場合は「スキルは効果なかった」ということなのです。
これはスキルの失敗ではないので勘違いしやすい部分だそうですの。
例えば、女王様に変装している男性がいるとします。
見破るのスキルを使うと違和感を感じます←スキルを使って失敗したという結果です。
見破るのスキルで違和感を感じることで、目の前にいる女王様が何かを偽っているとしか判断出来ないのです。
・実は、性別を偽っている(男性が女性の姿になっている)
・実は、年齢を偽っている(美魔女だった)
・実は、女王様ではなかった(別人の変装や影武者だった)
など何かを偽っていることがスキルの効果から判明しますが、それが何なのかまでは分からないのです。
擬態の場合は見破るのスキルの成否に関係なくバレてしまうのです。
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ーリメイク情報ー
終焉の起源をリメイクしています。
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