↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
47/91

5-7

 

『マルチスキルオーブ(小)』

『マルチスキルオーブ(小)。自身で考案したスキルを習得できる。考案したスキルの効果が高すぎる場合は習得できずオーブが消滅する』


 おお……?

 凄いようなそうでもないような。

 大抵の人は欲張り過ぎてオーブが消滅し悔しい思いをする羽目になりそうなアイテムである。『効果が高すぎる』の基準が分からない以上うかつに手出しができない。


 恐らくこの後にもう少し説明が続くはずなので、まずはフロッサの魔眼で精査し基準を探るところからだな。彼女なら面白スキルを考案してくれるに違いない。


 私は小さい箱を閉じると空間収納に放り込む。

 さて宝箱の方はどうしようか。空間拡張機能は付いていないようだが――。


 ――ふむ。愛好家からすると空間拡張機能の有無など些細な問題かも知れないな……。水帝に何かを頼む予定は特に無いが交渉材料は有った方がいい。

 ダンジョンの備品らしいがそれは今更なので気にしなくても良かろう。


 私は銀色の箱を持ち上げて空間収納に投入し踵を返す。

 ではダンジョンの調査に戻ろうか。




 ――9階層の階段を降りると大きな扉が待っていた。

 5階層がボス部屋だったので予想はしていたが10階層もボス部屋になっている模様。分かりやすくてありがたい。


 青ランプが点灯していたので扉を押して中に入る。薄暗くて広いので視界が悪いのだが、奥に1体何かが居るようである。

 ふむ……大きな人型だな。

 あの輪郭は見たことがある――オーガではなかろうか。


 扉を閉めると人影は咆哮を上げてドスドスと近寄って来る。

 スケルトンとは違い光球で1発とはいかないだろう。以前はどう倒したのだったか――。


 とりあえずタウロスと同じく氷の槍を数本作成し投射すると問題なく黒いモヤへと変わり魔力石が転がった。強さも以前交戦したものと大差ないな。

 魔力石を拾い11階層へ向かう。




 11階層への扉を開くと急に明るくなった。天井を見るとしっかり照明が設置されている。今まで暗かったのは雰囲気作りか何かだったのだろう。

 見回してみると内装が石造の神殿のような造りになっている。神殿と言えばタウロスのような感覚になっていたが、特にそういう法則は無いのだな……。


 11階層の地図を作成すると、今までの迷宮階層からするとかなりすっきりとした左右対称の地図ができた。しかし全ての部屋が繋がっているわけではなく右だけ繋がっていたり右と上だけ繋がっていたりと結局大回りしなければ隈なく探索できない仕様になっている。これでは迷宮とあまり変わらない。


 ――文句を言っても仕方ないので進もうか。そもそも簡単に進める仕様になっているわけもなし……。

 探知の結果、この階層にはあまり魔獣が居ないようだ。好都合なので次に行こう。


 階段の位置に目星を付け迷わず進む。

 ――今までしばしば遭遇していた冒険者たちの数が急に少なくなってきた。

 中級冒険者にとってオーガは危険すぎて割に合わないのだろう。


 ギルドマスターのトマス氏が中級冒険者はあまり深くまで潜らないと言っていたので、この辺りが中級の限界なのかも知れないな。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。