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✒ クエスト 4


 一瞬で現場に到着した。


 視界にはいったのは、男性冒険者が女性のまえに立ちはだかった状態で、剣を構えている光景だった。


 女性は地面に尻餅を付いていて、ガタガタと身体からだを震わせているみたい。


 着ている衣服がボロボロなのを見ると、なん事が起きてる事がなんと無く分かる。


 肌から血もているから怪我もしているみたい。


 ちなみに女性をまもるようにまえに立っている男性冒険者は、見た事の有る人だった。


レミィンダティナ

「 ラティダさん──!! 」


レンディムダンテル

テイナ(レミィンダティナ)の知り合いか? 」


レミィンダティナ

「 えと──、うん!

  そう!

  知り合いだよ!! 」


レンディムダンテル

「( 俺のテイナ(レミィンダティナ)に男の知り合いだと?! )」


 ラティダさんは武装したすうにんの同業者と対峙していた。


 なんで冒険者のラティダさんが、冒険者達と対峙して剣を構えてるの??


 途中からたから状況がまったく分からないよ──。


レンディムダンテル

「 取り敢えず、テイナ(レミィンダティナ)の知り合いに加勢するぞ 」


レミィンダティナ

「 うん!! 」


 ニィニ(レンディムダンテル)たいけんを振りげると、武装しているすうにんの冒険者達のまえに立ちはだかる。


ラティダ

「 ………………えっ!? 」


 突然あらわれた加勢レンディムダンテルに対して、ラティダさんは驚いた表情をして短いこえらす。 


 武装している冒険者達もとつじょ現れたニィニ(レンディムダンテル)に対して、乱暴な調ちょうこえげている。


 攻撃的な冒険者達の事はニィニ(レンディムダンテル)に任せたらいよね!


 アタシは小型犬ワンコセフィ(白狼神フェンリル)っこしたまま、ラティダさんへ駆け寄った。


レミィンダティナ

「 ラティダさん、大丈夫ですか? 」


 ラティダさんも随分とボロボロになっていて、構えている剣なんてこぼれしている。


ラティダ

「 レ…レミィンダティナ──どうしてに!? 」


レミィンダティナ

「 悲鳴が聞こえたから──。

  恐い人達はニィニ(レンディムダンテル)に任せたらいよ!

  ラティダさんとお姉さん、怪我してるよね。

  手当てしよう! 」


 アタシは収納りょく抜群の魔法マジックの鞄(バッグ)から救急箱を取りす。


 アタシは傷をいやして完治させる回復ヒール魔法マジックを使えない。


 だから、救急箱に頼るしかないんだ。


 アタシは怪我のひどいお姉さんの手当てから始める事にした。


 看護に精通している訳じゃないから応急処置とは言えないけど──、清潔な水でよごれを落として、清潔な手巾ハンカチで水を拭き取る。


 清潔な手巾ハンカチに消毒液を含ませて、きずぐちを消毒していく。


 消毒が終わったら包帯を巻く。


 アタシはプロじゃないから、手当てに慣れているラティダさんも手伝ってくれた。


 お姉さんの手当てがひとだんらくしたら、ラティダさんのばん


 こんは手当てにお姉さんが手伝ってくれた。


ラティダ

がとう、レミィンダティナ…… 」


レミィンダティナ

「 ≪ フィッツ村 ≫に戻ったら回復ヒール魔法マジックなおしてもらってね 」


ラティダ

「 あぁ……。

  ハリサー、大丈夫か? 」


ハリサー

「 えぇ……。

  なんとか動けるわ…… 」


ラティダ

「 俺も加勢を── 」


レミィンダティナ

「 無理しないで!

  こぼれしてる剣で戦うなんて危ないよ!

  ニィニ(レンディムダンテル)らしめてくれてるから── 」


 ニィニ(レンディムダンテル)ほうへ目を向けると、すでに決着が付いていた。


 もとノクタルルド公国近衛騎士団第2騎士団団員長を相手に勝てる訳が無いよね。


レミィンダティナ

ニィニ(レンディムダンテル)──、お疲れ様!

  怪我はしてない? 」


レンディムダンテル

「 問題無い。

  まったく……コイツは、おまえ達になにをしたんだ?

  おまえテイナ(レミィンダティナ)の “ 知り合い ” だと言われたから助けはしたが── 」


レミィンダティナ

「 お姉さん……服がボロボロだね。

  アタシのマントを貸すから身体からだを隠してね 」


ハリサー

がとう、助かるわ…… 」


 魔法マジックの鞄(バッグ)から取りしたマントをお姉さん(ハリサー)に手渡した。


レミィンダティナ

お姉さん(ハリサー)は恐い人達から乱暴を受けてたの?

  たたかれたり、蹴られたようなあとが見えるから── 」


ハリサー

「 ………………仲間がたの……。

  怪物モンスターとの戦闘でしょうして、手当てが必要だったの……。

  手当てをしているさいちゅうに別の怪物モンスターに襲われて──。

  彼女は……かれからおとりにされてしまって── 」


ラティダ

「 …………その怪物モンスターとおかった俺のパーティが倒したよ。

  女性は瀕死のじゅうしょうでな、持っていた回復やくを飲ませて、仲間に≪ フィッツ村 ≫へ運んでもらったんだ。

  俺は残って、連れて行かれてしまった彼女ハリサーを追った訳さ。

  追い付いたら、彼女ハリサーヤツから暴力を受けていたから、助けにはいったんだ。

  1人で4人の相手は厳しくて、こんなざまになってしまって── 」


レミィンダティナ

「 1人で4人の相手は無茶だよ……。

  でも、無事でかったぁ~~ 」


レンディムダンテル

「{ コイツの処遇は気だ? }」


小型犬:セフィ

「{ エイミはかれですか? }」


レミィンダティナ

「 か弱い女性をふくすうにんで囲んで乱暴するなんて許せないよ!

  許しちゃ駄目だと思うの。

  このままのがしたら、第2第3の被害者がまれちゃうかも知れない……。

  怪物モンスターそうくつにポイしちゃえばいんじゃないのかな? 」


 だっては平和ボケした()()じゃなくて、らなければガチマジでられちゃう異世界だから──。


 ばなしにしたら、間違いなく確実に新しい被害者が簡単にまれちゃう世界だから──。


 成敗の出来る範囲であくにんは成敗しないと──って思うんだ。


小型犬:セフィ

「{ エイミの思いをみます。

   かれ怪物モンスターそうくつへポイしましょう }」


 セフィ(白狼神フェンリル)は精霊魔法──転移魔法を使ってくれた。


 地面に倒れている冒険者達が身に付けていた衣類や装備ひんなんかは残った状態で、姿が消えちゃった。


小型犬:セフィ

「{ 衣類や装備ひんは戦利ひんとして回収しましょう。

   精霊達がしんぴんに戻して金銭に変えてくれます }」


レミィンダティナ

「{ 精霊さんって迄してくれるんだね }」


 4めいの冒険者達の姿が、パッと消えちゃってラティダさんもハリサーさんも驚いている。


レミィンダティナ

「 不思議な現象が起きちゃったね!

  〈 大陸しんノクターム 〉が神隠しされちゃったのかな~~? 」


レンディムダンテル

「 そうかも知れないな。

  わるさをしたしんしょくしゃせいしょくしゃから全身の毛を消してツルッパゲにするくらいだからな。

  神隠しくらいするかも知れないな 」


レミィンダティナ

「 だよね!

  わるい事はしちゃ駄目だよね! 」


小型犬:セフィ

「 わん! 」


レンディムダンテル

「 2人とも歩けるか? 」


ラティダ

なんとかな 」


ハリサー

「 私も歩けます 」


レンディムダンテル

「 ≪ フィッツ村 ≫に戻るぞ 」


レミィンダティナ

「 暗くなるまえに着くといんだけど…… 」


小型犬:セフィ

「{ 精霊がカルザ(ベンカルマザダイカー)を呼んでくれましたよ。

   カルザ(ベンカルマザダイカー)には2人を乗せて運んでもらいましょう }」


レミィンダティナ

「{ セフィ、がとう♪ }」


 しばらく歩いていたら、カルザ(ベンカルマザダイカー)が走ってる姿が見えた!


レミィンダティナ

「 カルザ! 」 


 カルザ(ベンカルマザダイカー)は太い尻尾を元気に振りながら、アタシにほおりしてくれる。


レミィンダティナ

「 カルザ、てくれてがとね。

  怪我をしてる2人を背中に乗せて≪ フィッツ村 ≫まで運んでくれる? 」


カルザ

「 がう 」


 カルザ(ベンカルマザダイカー)はラティダさんとハリサーさんが乗り易いように、お腹を付けるよう地面にくれる。


 ラティダさんとハリサーさんは御互いの顔を見合わせながら、おそおそカルザ(ベンカルマザダイカー)の背中をまたぐと腰をろしてすわる。


 カルザ(ベンカルマザダイカー)と立ちがると慎重に歩いてくれる。


 ニィニ(レンディムダンテル)主人あるじ以外の人間を背中に乗せてくれているカルザ(ベンカルマザダイカー)の頭を撫でてくれている。


 カルザ(ベンカルマザダイカー)まんざらでも無さそう。






──*──*──*── フィッツ村 


 カルザ(ベンカルマザダイカー)が駆け付けててくれたなんとか暗くなるまえに≪ フィッツ村 ≫に戻る事が出来た。


 カルザ(ベンカルマザダイカー)にはなにか御礼をしないとだね!


 ずは怪我人のラティダさんとハリサーさんを《 医療がい 》へ連れて行く事にした。


 《 医療がい 》でしっかり治療して、りょうようして、元気になってほしい。


 冒険者に復帰するか決めるのは、ラティダさんとハリサーさん自身の問題だから、アタシは余計な事を言わないように気を付けないとね!

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