──*──*──*── 4日後
≪ フィッツ村 ≫に到着した日から7日が経った。
3日目から雨が降り出して、4日目からは雪が降り出した。
5日目も雪だったけど、6日目には雨が降って雪は溶けてしまった。
そして、7日目の今日は雨も雪も降ってないけど、生憎の曇天。
風が冷たくて強いみたいだから、今日も外出しないで過ごす事になりそう。
アタシは地道にチクチクと刺繍を進めている。
お父さんは家庭教師みたいにハインツへ読み書き,算術を教えている。
お姉ちゃんは錬金術師らしく《 工房 》で作業をしているみたい。
ニィニはクロス・ステッチよりも難しい本格的な刺繍をチクチクと繍っている。
お兄ちゃんは朝から晩まで読書に耽っている。
ハインツ以外は、自分なりに好きな過ごし方をしていた。
──*──*──*── レミィンダティナの部屋
レミィンダティナ
「 ふぅ~~~~。
一寸休憩しよっと 」
アタシは両腕を天井に向けて真っ直ぐに伸ばす。
両足も前にピーンと伸ばして、思いっきり背伸びをする。
ベッドの上にゴロンと寝転がったら、全身をピーーンと伸ばして、もう1回だけ大きな背伸びをした。
レミィンダティナ
「 村長さんに御願いしてから全然行けてないね。
どうなったのかな? 」
セフィ
「 じっくりと考える時間が出来た訳ですし、晴れたら明日にでも《 石屋 》を訪ねてみましょう。
村長さんには御礼の品を持って挨拶へ行きましょう 」
レミィンダティナ
「 うん、そうだね。
《 石屋 》の職人さん達に話してくれた村長さんへ御礼の品を渡すのは礼儀だよね。
御礼の品は何が良いかな? 」
セフィ
「 その刺繍で良いと思いますよ 」
レミィンダティナ
「 これぇ!?
流石にこれは………… 」
セフィ
「 何か問題が有りますか? 」
レミィンダティナ
「 だって…………富士山,鷹,茄子だよ。
富士山の頂上でパンダさんが国旗を持ってて、茄子の上に乗たパンダさんがサーフィンしてるんだよ。
こんなふざけた刺繍なんて渡せないよぉ~~ 」
セフィ
「 その赤い太陽を繍い終われば完成するのでしょう? 」
レミィンダティナ
「 まぁね。
でも……恥ずかしいよ…… 」
セフィ
「 精霊魔法で10割増しで魅力的にしますから大丈夫ですよ 」
レミィンダティナ
「 じゅ…10割増しぃ?!
やり過ぎだよぉ~~ 」
セフィ
「 額縁は精霊に用意させます。
立派な額縁に入れて渡しましょう♪ 」
レミィンダティナ
「 止めてぇ~~~~(////)」
なんて他愛ない事をセフィと話した後あと、アタシは刺繍クロス・ステッチを完成させる事が出来た。
完成した刺繍クロス・ステッチはセフィ白狼神フェンリルが10割増まし増ましの魅了チャーム魔法マジックを掛けてくれた。
10割増まし増ましはや・り・過・ぎ・だよっ!!
魅了チャーム魔法マジックって物ものにも使えちゃうんだね……。
精霊さんが用意してくれた立派過ぎる額がく縁ぶちにセフィ白狼神フェンリルが入いれてくれる。
セフィ
「 出来ました。
包装すれば完成します 」
綺麗な包装紙や素敵なリボンを精霊達が次つぎ々つぎに出だしてくれる。
立派な額がく縁ぶちといい、包装紙やリボンも一体何ど処こからパクって来きてるんだか。
レミィンダティナ
「 アタシ、包装なんてした事ないよ 」
セフィ
「 精霊に任せます 」
レミィンダティナ
「 そうなんだ。
精霊さんに任せたら安心だね! 」
セフィ
「 そろそろ夕食ディナーの時間です。
[ DKダイニングキッチン ]へ行きましょう 」
レミィンダティナ
「 そうだね 」
アタシはセフィ白狼神フェンリルと一緒に[ 自室 ]を出でた。
──*──*──*── DK
[ DKダイニングキッチン ]に入はいるとお姉ちゃんマルチェントティスナ以外が全員揃そろっている。
レミィンダティナ
「 お父さんアイベルファイラ、お姉ちゃんマルチェントティスナは今日きょうも来こないの? 」
アイベルファイラ
「 みたいですね。
[ 工房 ]に近ちか付づいたら駄目ですよ。
何なにされるか分かったもんじゃないですからね! 」
レンディムダンテル
「 食べなくても問題無いんだ。
子供でもあるまいし、好きにさせとけば良いいだろう 」
ディリアディアズ
「 その通とおりだな。
ティナレミィンダティナ、気にしないで座すわると良いい 」
レミィンダティナ
「 う…うん…… 」
そうなんだよね。
アタシは飲食する必要は有るけど、アタシの眷属になった皆みんなは飲食する必要の無い身体からだに変わっちゃってるんだよね。
それでも食卓テーブルに揃そろってくれているのは、アタシの為だったりする。
アタシ主人あるじの為に貴重な時間を態わざ々わざ割さいて、3食しょくに付き合ってくれているんだ。
皆みんな、優しくて涙が出でちゃうよ(////)
セフィ白狼神フェンリルに促うながされて椅子に腰を下おろして座すわると、食卓テーブルの上うえに出来立ての料理が次つぎ々つぎに並べられて行く。
ハイベルツィウンツ
「 わぁ~~(////)
今こん夜やの料理も豪華だね♥️ 」
ハインツハイベルツィウンツは宝箱を開あけた時ときみたいに瞳を輝かせて喜んでいる。
(;゜∇゜)あははは~~~~。
きっと何ど処こかの貴族の食卓に出される料理をパクって来きてるんだよね??
レミィンダティナ
「 本ほん当とに美お味いしそう……。
おっきい海え老びの料理も有るね!
もしかして伊勢エ──ロブスター?? 」
レンディムダンテル
「 ろぶすたー??
この海え老びはジッタンビリヤと言う名なだ。
貴族でも有名な高級食材だ 」
ディリアディアズ
「 海うみ辺べに出現する怪物モンスターの好こう物ぶつだったな。
怪物モンスター退治に苦労するから、ジッタンビリヤの値段も高額になると聞くな 」
ハイベルツィウンツ
「 そうなんだぁ?
そんなに凄い海え老びなんだね~~ 」
アイベルファイラ
「 海うみ辺べの怪物モンスターは昼ひる間までも強いですからねぇ。
海うみ辺べの依頼クエストは報酬が良いいですからね、稼ぎたい冒険者から人にん気きあるんですよねぇ 」
レミィンダティナ
「 そうなの? 」
ディリアディアズ
「 海うみ辺べに出現する怪物モンスターの素材も高値で買い取ってもらえるからな。
金きっ欠けつになった時ときには海うみ辺べの怪物モンスターを狩るのが1番だ 」
レンディムダンテル
「 ディアスディリアディアズも海うみ辺べの怪物モンスターを狩かった事が有るのか? 」
ディリアディアズ
「 あぁ、何なん度ども有るな。
旅を続けていると路銀は尽きるものだからな 」
レンディムダンテル
「 全まったくだ。
幾いくら稼いでも足たりないからな 」
んまぁ~~。
ニィニレンディムダンテルもお兄ちゃんディリアディアズも2人で楽しそうに話しちゃってぇ~~。
《 宿泊施設ホテル 》では途中から同室だったし、仲良くなったんだね。
お互いにライバル視しして歪いがみ合うより全然良いいよ!
義兄弟きょうだい仲なかが良よくて安心した~~(////)
アイベルファイラ
「 オベロクンから採とれる真珠は得に高額で買い取ってもらえるんですよね。
ハインツハイベルツィウンツ、スープに入はいってるのがオベロクンの身みですよ。
滅多に食べれない身みですから貴重なんです 」
ハイベルツィウンツ
「 そんな凄いのぉ~~?
美お味いしいぃ~~♥️ 」
レミィンダティナ
「 海かぁ。
行ってみたいかも!
新鮮な海鮮料理を食べてみたいね 」
夕食ディナーは海うみ辺べの話題で盛り上あがった。
デザートを食べ終えたら食事の時間は、お開ひらきになった。
ハインツハイベルツィウンツは未まだ勉強を続けるつもりなのか、お父さんアイベルファイラと一緒に部屋へ戻って行く。
ニィニレンディムダンテルとお兄ちゃんディリアディアズは会話が弾んでいるのか未まだ語り合っている。
そう言えば、2人は5歳しか違わないんだっけ。
邪魔したら悪わるいし、アタシはセフィ白狼神フェンリルと一緒に部屋へ戻った。
──*──*──*── レミィンダティナの部屋
[ 自室 ]に戻ると額がく縁ぶちは素晴らしく丁寧に包装されていて、リボンで作られたカラフルで素敵な花飾りも付けられている。
精霊さん、凄い!!
村長さんに渡すのが勿体無いよぉ~~~~。
アタシは精霊さんが用意してくれた色いろ付つきの手巾ハンカチを手に取る。
ワンコ姿のセフィ白狼神フェンリルを刺繍クロス・ステッチする事にした。
手巾ハンカチの四よ隅すみにセフィ白狼神フェンリルを刺繍クロス・ステッチする事にした。
ぎっちぃの刺繍クロス・ステッチをした手巾ハンカチは、お父さんアイベルファイラに渡そうと思う。
刺繍クロス・ステッチに集中していると、セフィ白狼神フェンリルに声こえを掛けられた。
レミィンダティナ
「 どうしたの、セフィ 」
セフィ
「 ディアスディリアディアズがドアの前まえに居います。
エイミに用が有るみたいですよ 」
レミィンダティナ
「 お兄ちゃんディリアディアズが?
何なんだろうね(////)」
アタシは刺繍クロス・ステッチを中断させると、ドアを開あけてみた。
ドアを開あけた先さきにはお兄ちゃんディリアディアズが立っていた。
ドアをノックしようかどうか悩んでいたみたい。
レミィンダティナ
「 お兄ちゃんディリアディアズ、どうしたの? 」
ディリアディアズ
「 ……………………星ほし空ぞらが綺麗だから…………外そとに出でて見ないか? 」
レミィンダティナ
「 えっ?
星ほし空ぞら?
今日きょうの天気は曇どん天てんだったよね 」
セフィ
「 今は晴れていますよ。
折角ですし、息抜きに散歩をして来きてはどうですか。
風かぜも気持ち良いいみたいですよ 」
レミィンダティナ
「 え……あ……(////)
う…うん(////)
行って来くるね! 」
セフィ
「 夜よるは視界が悪わるく見み難にくいです。
ディアスディリアディアズ、散歩中ちゅうはエイミと手を繋つないで歩いてください 」
ディリアディアズ
「 あ…あぁ……分かった(////)」
レミィンダティナ
「 セフィは来こないの? 」
セフィ
「 我われは精霊王達と会議が有るのです。
我われは一緒に行けません。
その変わり、ディアスディリアディアズがエイミの安全を衛まもってくれます。
ですよね、ディアスディリアディアズ 」
ディリアディアズ
「 あぁ…任せてくれ(////)」
セフィ
「 エイミ、これを羽織ると良いいですよ 」
セフィ白狼神フェンリルはアタシの肩にオシャレな肩掛けを掛けてくれた。
レミィンダティナ
「 有あり難がとう、セフィ(////)」
笑顔のセフィ白狼神フェンリルに見送られながら、アタシは[ 自室 ]を出でる。
お兄ちゃんディリアディアズがアタシの右手を握ってくれる(////)。
レミィンダティナ
「 お兄ちゃんディリアディアズと手を繋ぐの久し振ぶりだね(////)」
ディリアディアズ
「 そうだな(////)
──行こうか 」
レミィンダティナ
「 うん(////)」
お兄ちゃんディリアディアズと一緒に《 自宅魔術具店 》を出でた。